リノベーションでのタイル活用術|種類、価格、デザインのポイント
お家の雰囲気を大幅に変えることが可能であるリノベーションですが、使用する材料の種類によってその雰囲気はいろいろなスタイルに変更可能です。
その中でもタイルは、壁や床さまざまな場所に使用することができる材料ですが、玄関や外構のイメージが強いかもしれません。
そこで今回は、リノベーションで使用するタイルの種類や価格やデザインについて詳しく紹介していきます。
リノベーションにおけるタイルの重要性
リノベーションでタイルを使用することによって、おしゃれで個性的な空間づくりが可能です。
材料としての耐久性も高く、デザインも豊富にそろっているため、長く使用でき、さまざまスタイルと相性がいい材料です。
一般的には、床はフローリング、壁はビニールクロスを使用することが多いですが、リノベーションを行い、家に付加価値をつけるためには、おすすめの材料であるといえます。
そんなタイルのメリットやタイル選びのポイント、施工の流れなどについてより詳しく紹介していきます。
タイルを使ったリノベーションのメリット
ここでは、タイルをリノベーションで使用することで生まれるメリットについていくつか紹介していきます。
・デザインの種類が豊富にある
タイルはサイズや色、表面の質感、仕上げの種類が豊富にあるため、個性的なデザインを作ることが可能です。
タイルの質感は高級感を感じることができるため、お部屋のアクセントとしても活躍材料であるといえます。
・耐久性とメンテナンス性
タイルは耐久性に優れた材料であり、メンテナンスが容易に行えます。
傷がつきにくく、経年劣化による変色が少ないため、メンテナンス費用の節約などにもつながります。
・照明との相性がいい
表面に凹凸があるタイプのタイルを選択することで、明かりの陰影が出やすく間接照明などの効果を高め、雰囲気なある空間演出に役立ちます。
上記のようにリノベーションでタイルを使用するメリットがあるため、上手く活用して空間づくりを行うことがおすすめです。
タイル選びで重視すべきポイント
タイルは豊富に種類があり、魅力的なものが多いため、タイル選びは非常に困難な作業です。
そんなタイル選びにはいくつかの重要なポイントがあります。
そのポイントは以下のとおりです。
・適正表示を確認する
タイルメーカーが定めた、使用箇所の適性があります。
これを確認することで、屋内用のタイルを屋外使用するといった適切でないタイルの選択を防ぐことが可能です。
・設置場所の特性を確認する
設置場所が、玄関であれば耐久性やメンテナンス性の高いもの、滑りにくいものなど設置場所の特性に合わせて選択することが重要です。
・色やデザインから選ぶ
色やデザインから室内空間に合うもの、アクセントとして使用する場合は、デザイン性の高いものなど、空間に合ったものを選択することが必要です。
・サイズで選ぶ
タイルはサイズも豊富にあるため、サイズにも注目して選択する必要があります。
玄関や外構には300角程度のもの、洗面所のアクセントには100角などの小さいものなどがおすすめです。
上記のポイントからタイルの種類を選択することで、よりタイルの魅力を引き出すことが可能であるため、ぜひ参考にしてください。
種類別タイルの特性と価格について
タイルはさまざまな種類のものがありますが、素地で分類した場合、大きく分けて「磁器質」「せっ器質」「陶器質」に分類されます。
さらに用途分類すると、内装外装、床、モザイクといったタイルに分類されます。
それぞれに異なった特徴があり、その価格などもさまざまです。
ここからはタイルの種類による特性や価格について紹介していきます。
種類別の特徴について
ここでは、タイルの素地のよる種類の特長について紹介していきます。
・磁器質タイル
磁器質タイルは、石英や長石、粘土などを1200~1350℃で焼いたタイルのことをいいます。
その特徴としては、給水率が非常に低いため防水性が高いので、屋外で使用するタイルに適しています。
さらに硬く変形しにくいので劣化や変色の心配が少なく、表面が細かく光沢があるので、よごれにくいという特徴もあります。
・せっ器質タイル
せっ器質タイルは、粘土や長石などを約1200℃前後で焼いたタイルのことをいいます。
せっ器質タイルは素朴で自然な風合いが特徴であり、和モダンの雰囲気と相性がいいです。
磁器質タイルと同様に耐久性にも優れています。
・陶器質タイル
陶器質タイルは、陶土や石灰を約1000℃前後で焼いたタイルのことをいいます。
せっ器質タイル同様に自然な風合いが特徴です。
多孔質であるため、吸水性が高いので釉薬を施して使用することが一般的です。
磁器質タイルに比べると強度が落ちるため、外装などのタイルには不向きです。
主に内装タイルとして使用されることが多いタイルです。
上記のように素地に違いによって適した使用場所なども変わってくるのがタイルの特長です。
使用場所に適したタイルを選択することで、よりタイルの特長を生かすことが可能となってきます。
タイルの価格帯について
タイルは種類やデザインが豊富にあるため、その価格帯は種類やサイズ、設置場所によって異なります。
施工範囲の広さなどさまざまな要因によって変化するため、その都度確認は必要となってきます。
一般的な参考価格としては以下のとおりです。
300角タイル 15,000~25,000円
600角タイル 20,000~35,000円
上記は参考価格であるため、実際に依頼するために、施工業者などに見積もりを取り事前の確認は必須となってきます。
リノベーションタイルの活用方法
タイルはそのデザイン性の高さと耐久性の高さが魅力的な材料です。
上手く空間に取り入れることで、オリジナリティあふれる空間づくりが可能です。
ここでは、タイルを活用したデザインのアイデアをいくつか紹介していきます。
・壁や床に設置
玄関や玄関アプローチでよく使用されるタイルですが、室内でも上手く活用することで、印象的な空間づくりが可能です。
壁にタイルを貼ることで、クロスにはない質感が表現でき、高級感のある空間づくりが可能です。
一部分をアクセントとしてタイルを使用し、絵画のようなデザインも可能です。
タイルの中には、調湿、消臭機能を持った種類もあるため、トイレや洗面所などの湿気がきになる箇所に部分的に設置することもおすすめです。
・家具のアクセントとして設置
リノベーションでは、家具なども再利用して活用するために、タイルを一部分に貼ることで、オリジナルの家具に仕上げることが可能です。
汚れや傷の箇所を隠すことも可能ですので、効果的なアレンジ方法といえます。
・余ったタイルの再利用方法
施工の際に使用し余ったタイルは、少し手を加えるだけで、小物などに再利用ができます。
小型のタイルであれば、コースターやキッチンマットのかわりに使用できます。
キレイに並べて額などに入れれば、オリジナルアートを作ることも可能です。
上記のようにタイルを上手く活用していくことで、デザイン性の高い空間づくりや、小物づくりが可能となってきます。
まとめ
今回の記事では、リノベーションで利用するタイルの活用術について詳しく解説していきました。
タイルはその特徴からさまざまな場所、用途で使用できる魅力的な商品であり、個性的なデザインを可能とする材料です。
そんなタイルを上手く活用することによって、リノベーションによるお家の価値をさらに向上させることが可能です。
今回の記事を参考にリノベーション計画にタイルを採用してみてはいかがでしょうか。
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