住宅は身体を休められる場所でなくてはいけません。リラックスできないと疲れてしまい、毎日の生活に支障を来すかも知れないからです。仕事の忙しい人などは作業効率まで影響が出ることでしょう。

さて、寝室は身体を休める部屋です。眠りに導かなくてはいけません。リラクゼーション効果を持たせることが大切です。

しかし、せっかく家をリノベーションするならば寝室もオシャレに作る方がおすすめです。安眠できるだけでない素敵な空間となるからです。

そこで、ここではオシャレな寝室のリノベーション事例を取り上げて紹介します。

オシャレな寝室の事例

それではオシャレな寝室の事例を紹介します。

自宅のリノベーションを検討する際の参考になることでしょう。

屋根裏をベッドルームにする事例

 

まずは屋根裏をベッドルームにする事例を紹介します。

家屋の屋根の角度などにもよるでしょうが、屋根裏部屋を新たに作り、寝室とするのもオシャレです。朝の日差しが心地よく、気持ち良く起きれることでしょう。

施工事例1

シックな色調を前面に押し出した寝室

次に、シックな色調で寝室全体を構成した事例です。

特徴的なのが内装の色彩と質感です。フロア材と壁材のコーディネートが出来ている事例と言えるでしょう。

施工事例2

明るく落ち着いた色調でまとめた寝室

明るさと落ち着いた色調でまとめた寝室の事例です。

天井材を取り払うことで空間を広げています。露出した梁材もオシャレな空間演出に役立っています。

施工事例3


寝室リノベーションのポイント

ここまでオシャレな寝室の事例を取り上げました。

ここで挙げた事例は、それぞれがオリジナリティあふれる部屋となっていましたが、寝室作りにはいくつかのポイントがあります。

そこで、ここでは寝室作りのポイントを挙げてみましょう。

リラクゼーションと個性

最初に挙げられる点がリラクゼーション効果です。

人間の睡眠のための条件を検討しながら仕様を決めると良いでしょう。

ところで、寝室にはリラクゼーション効果が得られる要因を可能な限り盛り込む必要があるのですが、全部を狙うと個性がなくなることがあります。そのため、何か1点に特化させて個性を強調するのもおすすめです。

ただし、あくまでもバランスが大切です。あまりにも特化させ過ぎると、完全に別のテイストとなってしまうので注意が必要です。 

採光

光は人を覚醒させる効果があるので、寝室には入り過ぎるとあまり良くない場合があります。

仮に入り過ぎると朝早く目が覚めてしまうケースが考えられるので注意が必要となるでしょう。

ただ、室内の明るさは内装材の色によっても違う場合があります。明るさを考えるときは内装材の特性まで検討するのがベターです。

防音

防音は安眠のために非常に大切です。うるさい部屋では安眠どころではありません。そのためには部屋の防音に気を付けるべきです。

さて、音には窓から入って来るものと他の部屋から壁や床を伝わって来る音があります。それぞれの音対策が必要なのですが、まず、窓から来る音に対しては防音性能の高い窓サッシが必要です。また、他の部屋から伝わる音に対しては、音の伝わりにくい構造での対処が必要です。

形状

部屋の形状によって印象が変わり、リラクゼーション効果を得られる場合があります。

例えば丸みを帯びたデザインです。

部屋は基本的には壁にしろ床にしろ直線の構成ですが、この場合は雰囲気がシャープになってしまう場合があります。しかし、室内の部材に丸みを持たせると、全体が柔らかくなり、リラクゼーション効果が狙えます。

ただし、丸美を持たせるにしても「適度」にすることが大切です。「エッセンスを加える」程度が良いでしょう。

窓の配置 

窓の配置も非常に大切です。と言うのも朝の採光は窓の配置が大きく関係しているからです。

例えば東側に大きな窓を作ってしまった場合、朝日が入り過ぎてしまうでしょう。

しかし、窓を小さくしたり別の方向にしたりすれば、朝日が入り過ぎることはありません。

ちなみに、天窓を作るのもおすすめです。他の部屋と違った雰囲気になり、面白くなります。

色彩 

色彩は落ち着く系統の色がおすすめです。例えば、ホワイト系を中心にしたシックな雰囲気な部屋などはリラクゼーション効果が狙え、安眠に導いてくれます。

また、ブラウン系の色も良いです。落ち着く色でありながらもオリジナリティを出せます。

ちなみに推奨できないのは原色の赤や黄色。色としてのインパクトが強いためリラクゼーション効果をあまり期待できません。

部屋の配置

部屋の配置も寝室作りには検討するべきです。

例えば、寝室を浴室の隣につくるとシャワーなどの音が寝室に響くかも知れません。家族が夜中に入浴するケースを考えるならば安眠が阻害される場合があるのです。

ですから、部屋の配置を決める場合には、騒音源になりそうな部屋をピックアップして、寝室から遠ざけることも必要となるでしょう。

バリアフリー

バリアフリーについても考えておきましょう。

特に、お年寄りの生活する世帯では、家庭内の事故を防ぐために非常に重要です。

段差解消の他にも手すりなども付けると良いでしょう。 

照明

照明も寝室作りには重要です。

電気を付けた場合に明るすぎると雰囲気を壊してしまうだけでなく、眠気までもなくなってしまいます。光の量と併せて光の色を変えられるタイプがおすすめです。

なお、フットライトを設置するのも良いでしょう。夜間にトイレなどで起きた時、安全に移動できます。 

予算の割り振り

予算の計画は非常に重要です。仮に予算オーバーをする場合には、リノベーション後の生活にまで支障を来すかも知れないからです。

そのため、「予算の割り振りをどのようにするか」「寝室にどれくらいの予算を割くか」と言った計画は重要となります。寝室の内装を決める前に検討しておきましょう。

家具

内装を考えるのと同時に家具についても検討しておきましょう。

家具が内装にマッチしていれば全体的なコーディネートが出来ていて、スタイリッシュに決まります。しかし、家具の雰囲気がチグハグだと、せっかくの雰囲気作りが台無しです。

家具を決める際には、機能とコストだけではなく、素材などについても確認しておきましょう。

カーテン 

カーテンも内装材とは異なりますが、寝室を快適にする上で重要なアイテムの1つです。カーテンにもオシャレなものが多く、しかもコーディネートしやすいものがあるからです。

また、今のカーテンには遮光のタイプや防音の機能を持たせたタイプもあります。窓の防音性や採光の調整に役立つでしょう。

その他のアイテム

寝室をよりオシャレにするためには、部屋に置くアイテムにも気を配りたいものです。安眠に役立つリラクゼーション効果を持つものもありますので、探してみましょう。

おすすめなのがインテリアグリーンです。窓辺に置くだけで部屋の雰囲気がグッと良くなります。ただ、植物は生きていますので世話が必要です。水やりなどは忘れないようにしましょう。

 

まとめ

寝室のリノベーションについて、事例と作るポイントについて紹介しました。リノベーションのイメージが具体化した人もいるのではないでしょうか。また、寝室作りのポイントに気付いた点もあったのではないでしょうか。

ともかくとして、寝室リノベーションはオシャレに作るセンスと、安眠ができるようにするアイディア、そして工事に際しての技術力が必要です。

大和ハウスウッドリフォームは寝室のリノベーションにも対応が可能。素敵な寝室をプロデュースします。