毎日の身支度や手洗いなどで使う洗面は、家の中でも使用頻度の高い場所のひとつです。洗面がおしゃれな空間だと、使う度に気分が上がりそうですよね。

今回は、おしゃれな洗面にリノベーションした事例をたっぷりとご紹介します。さまざまなテイストの事例や、使いやすいように工夫された事例が登場するので、ぜひ参考にしてください。

ナチュラルテイストの洗面事例

木材や自然素材を使ったナチュラルテイストは、温かみのある洗面にしたい場合にもおすすめです。カウンターや収納などに木材を取り入れた事例をご紹介します。

事例1|使い勝手の良い広々カウンター


築37年の戸建てをリノベーションした事例を紹介します。カウンターや鏡のフレームに木材を取り入れ、ダークな色合いでまとめてシックな雰囲気をかもし出しています。

玄関側とキッチン側の2か所に出入口を設けているのがポイントです。帰宅後の手洗いがスムーズで、買い物した食材をキッチンに運ぶ動線にも配慮されています。料理と洗濯の同時進行もしやすく、回遊性がアップしたことで家族の動線がぶつかりにくくなっています。

洗面ボウルを端に寄せ、手洗いや歯磨きをする人と、メイクや身支度をする人が並んで使える仕様に。家族が多いと混雑しがちな洗面も、効率的に使えます。

ホテルライクな洗面事例

洗面は生活感が出やすい場所のひとつですが、素材やカラー、収納などを工夫することで、ホテルライクな印象にすることも可能です。ホテルライクで上品な洗面にリノベーションした事例を2つ見ていきましょう。

事例2|上品なカラーリングと隠す収納でスタイリッシュに


築50年の受け継いだ実家をリノベーションした事例です。LDKを2階に新設し、1階にあった洗面も2階へ移動させています。清潔感のあるホワイトをベースに、グレーやベージュを組み合わせて上品な装いの洗面が完成しました。

トイレや洗濯機置き場・脱衣所との間に扉を設けている点もポイントです。たとえば他の家族がお風呂に入っているときにも洗面を使いやすいように工夫されています。隠す収納プランを採用しており、散らかりがちな洗面もすっきりと片付き、生活感を出さないようにすることも可能です。画像では見えませんが、洗濯機置き場の向かいの壁面には大容量の収納棚も備えられています。

事例3|洗練されたアーバンスタイルの洗面


築30年の戸建て住宅を、アーバンスタイルな住まいへとリノベーションした事例です。洗面はブラックやベージュをベースとしたスタイリッシュな装いで、モザイクタイルがアクセントになっています。

ポイントは、椅子を置けるカウンターです。座ったまま使えることに加え、手洗い場とカウンターを分けた設計にしているので、落ち着いてメイクや身支度ができます。家族の身支度が重なりやすい朝の時間帯も使いやすいでしょう。

ころんとした可愛らしいデザインの洗面ボウルが、存在感を放っています。スタイリッシュな装いのカウンターに、曲線でやわらかさをプラスしており、ほどよい温かみを感じられますね。

個性的な洗面事例

洗面は限られたスペースであるからこそ、遊び心を入れたり、オリジナリティを加えたりするのもおすすめです。個性的な洗面の事例をご紹介します。

事例4|カラフルなタイルで華やかな洗面に


子どもの誕生を機に購入した、築26年の戸建て住宅をリノベーションした事例を最後にご紹介します。カラフルなタイルや黄色のアクセントクロスによって印象的な空間に。ホワイトをベースとして、清潔感もありつつ遊び心を加えた空間が実現しています。

こちらの洗面は、トイレと洗濯機置き場と一体化したレイアウトになっているのが特徴です。もともとは別々の間取りでしたが、一体化することで広い浴室スペースの確保が可能になりました。洗面台が壁付けのため、床の掃除がしやすくなっている点にも注目です。

まとめ

ナチュラルテイストやホテルライクな洗面など、おしゃれなリノベーション事例をご紹介しました。限られたスペースでもある洗面だからこそ、大胆なカラーリングや個性的な柄を取り入れて、インテリアを楽しむのもおすすめです。

使いやすい洗面にするためには、収納や動線、広さなどにも配慮しましょう。ご紹介した事例も参考に、おしゃれな洗面をつくってみてはいかがでしょうか。