子どもが独立すると、夫婦2人だけのセカンドライフがスタートします。子育ての忙しさから解放され、マイホームでゆったりと過ごしたいと考える方も多いのではないでしょうか。子育て後にリノベーションを行うことで、セカンドライフを豊かにする住まいを実現できます。

この記事では、子育て後のリノベーションにおける3つのポイント、3つの注意点を解説。さらに、大和ハウスウッドリフォームが手がけたセカンドライフ向けのリノベーション事例も紹介します。

子育て後にリノベーションがおすすめの理由


セカンドライフを豊かにするには、子育て後にマイホームをリノベーションするのがおすすめです。理由としては以下のような点が挙げられます。

子どもが独立して部屋が余ってしまうから

子どものいる家庭では、子どもの誕生や成長に合わせてマイホームを購入するケースが多いでしょう。この場合、兄弟姉妹の数だけ子ども部屋を設けたり、プレイルームを設置したりと、子どもが暮らす前提の間取りになっているはずです。

そのため、子どもが独立すると不要な個室やスペースが出てきてしまいます。余剰スペースを有効活用するにはリノベーションを行うのが効果的です。

夫婦がお互いの時間を持つ必要があるから

長年連れ添ってきた2人とはいえ、四六時中同じ空間で一緒に生活するとストレスが溜まってしまいます。セカンドライフを満喫するには、お互いが好きなことをやる時間や空間を作ることも大切でしょう。

しかし、既存の間取りで夫婦それぞれの空間を設けるのは難しい場合も多いはず。リノベーションでお互いの時間を持てる間取りにすることで、より豊かなセカンドライフを送れるようになるのです。

老後に向けたバリアフリー対応が必要だから

子どもが独立してすぐの時期は夫婦揃って健康かもしれませんが、高齢になると身体機能や体力が落ちてきます。若いころは何とも思わずにやっていた階段の上り下りや室内での移動も、年を取るにつれて負担になるかもしれません。

今後20年、30年と続いていく夫婦2人の暮らしを豊かなものにするには、将来に向けたバリアフリー対応も重要です。移動に負担のない家になれば、生活上のストレスを軽減することができるでしょう。

セカンドライフ向けのリノベーションにおける3つのポイント


セカンドライフを豊かにする目的でリノベーションする場合、次の3つのポイントを意識するようにしましょう。

  1. 余ったスペースを活用して趣味の空間を設ける

  2. それぞれの居場所を確保する

  3. バリアフリーや断熱を考慮した設計にする

以下では、それぞれの項目について詳しく解説します。

(1)余ったスペースを活用して趣味の空間を設ける

子どもが独立すると、それまで子どもたちが使っていた個室が余ります。独立後は子どもや孫が帰省する年数回使う程度になることも多く、そのまま放置していると空間がもったいないといえます。

リノベーションする際には、余った子ども部屋や収納スペースを活用して、夫婦それぞれの趣味の空間を設けるといいでしょう。こもり感があって落ち着ける書斎、防音機能に優れたスタジオやオーディオルーム、茶道や華道を楽しめる茶室など、空間の使い方は自由です。

余ったスペースを活用して、理想のセカンドライフ像を叶えられる空間をぜひ実現しましょう。

(2)それぞれの居場所を確保する

子どもの独立後は夫婦2人だけで過ごす時間が自然と増えます。仕事を定年退職してからは、日中も含めて2人の時間がより増加するでしょう。同じ空間でずっと一緒にいるとお互いストレスが溜まってしまいます。

子育て後に行うリノベーションでは、夫婦2人で快適に過ごせるLDKを設けるとともに、それぞれが思い思いに過ごせる居場所を確保するのも大切です。完全な個室に分けてもよし、お互いの存在を感じられるよう緩やかに仕切るもよし。夫婦が理想とするライフスタイルに合わせた居場所づくりを検討しましょう。

(3)バリアフリーや断熱を考慮した設計にする

先述のとおり、老後も豊かなセカンドライフを送るためには、バリアフリー設計にするのがポイントです。手すりをつけたり段差を解消したりといったことはもちろん、滑りにくい床に変更する、浴室やトイレを介護にも対応した作りに見直すなど、将来に備えた改修を行います。

また、環境面でのバリアフリーも意識すべきポイント。高齢になると体温調節機能が落ちるため、ヒートショックや熱中症などのリスクが高まります。断熱性能を高めて室内の寒暖差を低減することも検討しましょう。

セカンドライフ向けのリノベーションにおける3つの注意点


セカンドライフ向けのリノベーションを実施するにあたっては、次の3点に注意する必要があります。

  1. 老後資金に影響が出ない資金計画を組む

  2. 老朽化や修繕も併せて実施する

  3. 工事中は仮住まいが必要になる

ここではそれぞれの項目について詳しく見ていきます。

(1)老後資金に影響が出ない資金計画を組む

セカンドライフを充実させたいと思うがあまり、欲しい機能や設備をすべて盛り込もうとすると、リノベーション費用が莫大になってしまいます。自己資金やローンを駆使して工面できたとしても、余裕のない資金計画だと老後の生活に影響が出かねません。

特に退職金をリノベーションに充てるようなケースでは手元資金が少なくなってしまい、病気やケガをはじめとしたアクシデントに対応できなくなる可能性もあります。

理想の住まいを実現するのも大切ですが、あくまでも老後資金に影響が出ない予算の範囲で検討すべきです。

(2)建物の修繕も併せて実施する

暮らしやすさを向上するとなると、どうしても内装や設備の更新・改修に目がいきがちです。しかし、老後の収入減や子どもたちへの相続などを考えると、建物の状況を確認し、必要に応じて修繕することも大切でしょう。

老朽化した箇所や不具合を放置すると建物の寿命を縮めてしまいます。旧耐震基準で建てられた築古の物件であれば、耐震補強により住まいの安全性を高める必要もあります。こうした建物の修繕も併せて実施することで、将来も長く使い続けられるマイホームになるのです。

(3)工事中は仮住まいが必要になる

フルリノベーションする場合、工事中はマイホームで生活できなくなります。工事が行われる数ヶ月間は仮住まいを用意しなければなりません。近くに住む子どもや親戚に頼れる場合は問題ありませんが、マンスリーマンション、ホテルなどを借りる必要がある方もいるでしょう。

リノベーションをするにあたっては、仮住まい・引越しのコストや手間がかかることも認識しておきたいところです。

セカンドライフ向きリノベーションは大和ハウスウッドリフォームへご相談を!

子どもの独立後マイホームをリノベーションすることで、夫婦2人のセカンドライフをより豊かなものにすることができます。バリアフリーや断熱に配慮した設計にすれば、終の棲家として長く過ごせる場所になるでしょう。

大和ハウスウッドリフォームでは戸建て・マンションを問わず、セカンドライフ向けのリノベーションを多数手がけています。夫婦2人でゆったり過ごせる家づくりを検討されている方は、ぜひ大和ハウスウッドリフォームへ気軽にご相談ください。

リフォーム事業|大和ハウスウッドリフォーム株式会社 (daiwahouse-woodreform.co.jp)