「断熱リフォームって実際どうなの?」と思われる方は多いのではないでしょうか。


断熱リフォームは単に断熱といったメリットだけでなく、省エネという観点からも注目されています。


しかし、費用が高くなってしまいがちなのも事実です。そんな断熱リフォームでも、補助金や助成金を使うことで費用を削減することができます。


今回は、補助金を活用した断熱リフォームのポイントをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

補助金制度の概要

・補助金活用のメリット

国や自治体は補助金を通じて、断熱リフォームに活用できる支援を提供しています。補助金を受けることで、費用を抑えつつ快適な住環境を実現することができます。


例えば、国や自治体が提供する補助金を活用することで、費用の一部を補助してもらえるほか、優良施工業者との契約を条件とする補助金もあります。補助金を受けることで、リフォームの負担を軽減できるため、多くの人々が積極的に補助金を活用しています。ぜひ、こうした制度を知ることでお得にリフォームを行いましょう。

・補助金の種類

①断熱リフォーム支援事業 公益財団法人北海道環境財団

公募情報|既存住宅の断熱リフォーム支援事業|公益財団法人北海道環境財団(環境省補助金専用サイト) (heco-hojo.jp)

補助対象:全国

内容:既存住宅において、省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に送信し、高性能建材を用いた断熱改修を支援する。

補助額:1戸あたり120万円(戸建て住宅)or15万円(集合住宅)を上限額とし、補助対象費用の3分の1が補助される


②次世代省エネ建材の実証支援事業 一般社団法人環境共創イニシアチブ

SII:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|事業トップ(令和5年度 次世代省エネ建材の実証支援事業)

補助対象:全国

内容:既存住宅における消費者の多様なニーズに対応することで省エネ改修の促進が期待される工期短縮可能な高性能断熱材や、快適性向上にも資する蓄熱・調湿建材等の次世代省エネ建材の効果の実証を支援する。

補助額:令和6年度版は未発表(4月30日現在)


③子育てエコホーム支援事業 国土交通省

子育てエコホーム支援事業【公式】 (mlit.go.jp)

補助対象:全国

内容:エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けている子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図る事業。

補助額:最大100万円(長期優良住宅、ZEH水準住宅)、最大45万円(リフォーム)


④地方自治体独自の補助金・助成金

お住いの地域によっては、地方自治体が独自に補助金や助成金制度を設けている場合もあります。ぜひ、一度チェックしてみましょう。


補助金の申請方法

補助金を活用するには、自分で申請する必要があります。実際に申請する場合の注意点を確認していきましょう。


まず、補助金を受けるためには、対象となる住宅の条件を満たす必要があります。一般的には、建築年数や建物の種類、住所などが条件として挙げられます。また、補助金を受けるためには、補助対象となるリフォーム工事の内容や金額に関する基準を満たす必要があります。例えば、断熱材の種類や工事の品質、工事費用などが条件として挙げられます。また、こうした条件以外にも、所得制限が設けられていることもあります。


さらに、補助金を受けるためには、申請手続きを適切に行う必要があります。申請書類の提出方法や期限、必要な書類などが指定されており、これらの条件を満たさないと補助金を受けることができません。また、一部の補助金では、事業者や施工業者に対する要件も設けられていることがあります。事前に確認しておくことが重要です。


補助金を受けるための条件は補助金の種類や自治体によって異なりますので、詳細は各自治体や補助金制度の公式サイトなどで確認してください。


断熱リフォームについて

・断熱リフォームの効果

断熱リフォームは、住宅の断熱性能を向上させることで、冬暖かく夏涼しい快適な住環境を実現するだけでなく、さまざまな効果が期待されます。


まず、断熱リフォームによって住宅の断熱性能が向上することで、室内の温度が安定し、外部からの気温の影響を受けにくくなります。これにより、冬場の暖房費用を削減できるだけでなく、夏場の冷房費用も抑えることができます。断熱リフォームによって住宅の断熱性能が向上することで、暖房や冷房の使用頻度が減少し、電気代の節約にもつながります。また、断熱リフォームによって住宅の耐久性や価値も向上することが期待されます。これにより、住宅の長期的なメンテナンスコストを削減することができます。


さらに、断熱リフォームは地球温暖化防止にも貢献します。断熱リフォームによって住宅の省エネ効果が高まることで、二酸化炭素の排出量が削減されます。これにより、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を抑えることができます。断熱リフォームは、個々の住宅だけでなく、地球環境にも良い影響を与える取り組みと言えるでしょう。

・工事内容と費用

断熱リフォームの工事内容は、建物の状態やオーナーの要望によって異なりますが、一般的な工程は次のようになります。


まず、断熱性能を向上させるために、適切な断熱材を選定します。断熱材の種類には、グラスウールやウレタンフォームなどがあり、建物の用途や環境に応じて選ばれます。施工箇所は、壁や屋根、床などがあります。


次に、選定した断熱材を施工します。壁や屋根、床に断熱材を取り付けることで、建物全体の断熱性能を向上させます。この工程では、建物の内部や外部に穴を開けて断熱材を充填する工法や、既存の壁や天井に断熱材を貼り付ける工法などが使われます。


さらに、断熱性能を確保するために、気密性を高める工事も行います。建物全体の隙間やクラックを埋めることで、外気の侵入を防ぎ、室内の熱を逃がさないようにします。気密性を高めることで、断熱材の効果を最大限に引き出すことができます。


また、工事の費用は、工事内容や使用する材料、施工業者の技術力などによって異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度かかります。補助金を活用することで、この費用の一部を補助してもらうことができます。自治体や補助金制度によって異なりますが、補助金を受けるためには、一定の条件を満たす必要がありますので、事前に確認しておくことが重要です。


まとめ

いかがでしたか?意外にも、補助金や助成金制度は設けられているんです!


しかし、申請方法などは複雑であることが多いので、ぜひご自身で確認するようにしましょう。補助金を活用して様々なメリットがある断熱リフォームを行ってみませんか?


ぜひ、今回の記事を参考にしてみてくださいね!