キッチン全体の寿命は約20年。

そろそろリフォームをしたいと思っていても、何から始めたら良いかわからない。リフォームは不安。という方も多いと思います。

今回はキッチンリフォームの手順や成功のためにチェックしておきたいポイントを解説いたします。

最後に施工事例も紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

キッチンリフォームの手順

リフォーム イメージ

リフォームは、専門的な工程が多く、何をするべきか分からないまま工事が進んでしまい、引き渡し事に不満が残ってしまう場合も多くあります。

全体の流れを把握しておくことで、不安も解消され、業者への質問や要望の提示もスムーズに行えます。

それでは、キッチンリフォームの進め方を順に紹介いたします。

1.既存のキッチンに不満を感じている点を書き出してみる

水回り設備は、毎日同じ流れで使う事が多く、意外と不満点に気付きにくいため、キッチン全体を見て、収納の位置、ゴミ箱、使いにくい箇所などを確認してみてください。

キッチンの全体リフォームは機能性を向上させる絶好のチャンスです。

2.ネットや雑誌などで取り入れたい機能などを見ておく

近年のシステムキッチンは機能性が高く、メーカーによって機能も様々です。

レンジフード・シンク・収納など、事前に調べておくと、希望のメーカーを絞り込む事ができます。

3.リフォーム業者に相談

スムーズに話を進めるために、訪問前に訪問の確認をしておきましょう。

ホームページなどに予約フォームがある場合もあります。

既存のキッチンの写真を撮って持参すると、より細かく打ち合わせを行う事ができます。

写真を撮る際は、天井や床が写るよう、キッチン全体を写しましょう。

4.ショールーム見学

ショールーム見学は予約が必要です。

インターネットや電話で予約を取るか、相談中のリフォーム店に予約をお願いしましょう。

5.正式なプラン作成

ショールームの見学が終わり、プランが決まると、リフォーム店から正式な見積書が発行されます。

費用と見積金額が合わない場合はプラン見直しも可能です。

6.契約

プランや工事内容、費用が正式に決まれば、いよいよ契約に進みます。

サインをする前に契約内容をしっかり確認してください。

業者による過失があった場合の保証、アフターサポート、メンテナンスなどの内容を必ず確認しましょう。

7.スケジュール調整

キッチンリフォームの場合、リフォーム業者の他に、キッチン取り付け業者、水道業者、電気工事業者など、人の出入りが多いため、工事中は在宅している方が良いでしょう。

どうしても外出しなければいけない場合は、リフォーム業者に相談をしましょう。

期間は工事内容によって様々で、2〜3日で完工する場合もあれば、1週間以上の後期を要する事もあります。

8.リフォーム工事

リフォーム工事の日程はリフォーム業者の方で調整してくれるため、ここまで来れば、後は工事をお任せするだけです。

工事中に気になる点などが出てくる場合も多いため、不安点や改善したい点が出てきた場合は、業者へ相談をしてみましょう。

追加工事を行える場合もあります。

9.引き渡し

リフォーム工事が完了し、業者の最終点検が完了した後、引き渡しが行われます。

水回り工事の場合は、実際に水を流したり、電化製品を試運転し、異常がないか確認しましょう。

パッキンのねじれなどで、後から水漏れが発覚する場合もありますので、水回りリフォームの場合は、多めの水を流して確認することをおすすめします。


ショールームでチェックするべき重要ポイント

ポイント

ショールーム見学は、一度の予約で1時間程度です。

その間に様々なシリーズや商品を見て周り、仮プランの作成までしなくてはいけません。

そのため、チェックするべきポイントを知ってから見学に行く事をおすすめします。

キッチンのシリーズ(グレード)で選べる機能がかわる

高機能レンジフードや重厚感のあるワークトップなど、パーツによって数多くの商品が用意されています。

中級クラスのキッチンで十分!と思っていても、希望のパーツが選べない…という場合もあります。

費用とのバランスも考慮して、グレードを選ぶ必要があります。

キッチンの高さを確認する

キッチンの高さ

キッチンの高さは一般的に、80cm・85cm・90cmの3種類です。

【身長÷2+5cm=使いやすいキッチンの高さ】

一般的には上記の計算が使われますが、腕の長さや体型は人それぞれなため、全ての人が当てはまるとは言えません。

実際にキッチンの前に立ち、手のひらと肘をワークトップにつけてみてください。

その体制に無理がなければ問題なく使う事ができます。

ご夫婦でキッチンを使う場合など、使用する人に身長差がある場合は90cmを試して無理がないか確認する事をおすすめします。

ワークトップや取手などの触り心地を確認する

カタログやネットで見たイメージだけでは、質感や色味を確認することは難しいため、実際に触れて確認してみましょう。

「カッコいいと思っていた取手が開けにくかった。」

「絶対にセラミックワークトップにしたい!と思っていたが、質感が苦手だった。」

このようなイメージの違いは良くある事で、ショールームで実物をみて触る事はとても重要です。

機能の必要性を順立てておく

キッチンの機能

レンジフードや食洗機、機能的なシンク、その他にも機能性の高いパーツが豊富にあるため、費用をオーバーしてしまう事が多くあります。

採用したいパーツを順に決めておき、見学の際に使い勝手を確認しましょう。


システムキッチン施工事例まとめ

実際にシステムキッチンを施工した事例を見ると、配置や色のイメージなど参考になるポイントが沢山ありますのでぜひご覧ください。

ライフスタイルに合わせて減築し、趣味を楽しめる防音室のある住まいへ一新!


施工事例はこちら

間仕切りを取り払い、広々としたリビングスペースとなりました。

グリーンのカーペットと木目調キッチンのコントラストが素敵です。

築年数

50年

面積

約96m²

工期

約150日

リフォーム部位

LD、キッチン、洋室、防音室、浴室・バス、洗面所、トイレ、収納、廊下、玄関、外壁・屋根、バルコニー、他

オープンキッチンが主役の開放的なLDKとお子様がのびのび遊べるフリースペースを実現


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細かな間取りに不便を感じているとご相談いただき、不要な壁や柱を取り払った開放的な空間に生まれ変わりました。

ペニンシュラタイプのシステムキッチンは重厚感があり、空間の主役となっています。

築年数

23年

面積

約92m²

工期

約150日

リフォーム部位

リビング・ダイニング、キッチン、寝室、浴室・バス、洗面所、トイレ、収納、ホール、玄関、他

海の景色を存分に楽しめるシーサイドハウス。永く安心して暮らせる家に再生


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オーシャンビューを楽しめる素敵なお住まい。

ネイビーのキッチンは開放的なペニンシュラタイプのキッチンです。

家事中も海の景色に癒される特別な空間になりました。

築年数

築32年

面積

約110m²

工期

約135日

リフォーム部位

リビング・ダイニング、キッチン、洋室、ロフト、書斎、浴室

洗面室、トイレ、収納、玄関、外壁・屋根、他

今後の暮らしを見据え平屋の家に。和の趣を感じる癒しの住まいにまるごとリフォーム


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壁付けキッチンを撤去し、I型キッチン対面式で設置しました。

キッチンに立っていてもリビングが見渡せて、家事動線も良くなりました。

築年数

34年

面積

約65m²

工期

約160日

リフォーム部位

リビング・ダイニング、キッチン、洋室、寝室、浴室・バス、洗面所、トイレ、収納、玄関、外壁・屋根、その他

2×4工法ながらも増築して大胆に間取り変更。家族全員が満足できる二世帯住宅へ


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1階は和モダン、2階はヨーロピアンテイストに大胆イメージチェンジをした2世帯住宅です。

広々としたキッチン空間にアイランドカウンター、ホワイトで統一した明るいキッチンスペースに生まれ変わりました。

築年数

26年

面積

約126m²

工期

約210日

リフォーム部位

LD、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、和室、洋室、書斎、階段、玄関、外壁・屋根、その他

開放感抜群の吹き抜けLDKへと間取りを一新


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卓上家電の置くスペースが十分に取れるL型キッチン。

吊り戸棚を新設して、たっぷり収納できるシステムキッチンとなりました。

築年数

25年

面積

約82m²

工期

約150日

リフォーム部位

リビング・ダイニング、キッチン・システムキッチン、洗面所・脱衣所、玄関、外壁外装・屋根、洋室、その他


まとめ

今回は、キッチンリフォームの手順と、成功のためのポイントを紹介いたしました。

一度キッチンの取り替えリフォームを行ったら20年程度は同じキッチンを使うことになります。

毎日使うキッチンが快適だと家事負担の軽減だけでなく、日々の暮らしも豊かになります。

この記事を参考に、キッチンリフォームを成功させてください。