エクステリアは住宅の外観を彩る部分で、周囲の人の目に入りやすい部分です。

それだけに人の印象に残りやすい部分とも言えるでしょう。

そのため、リノベーションでは可能な限りスタイリッシュにしたいものでしょう。

しかし、エクステリアのリノベーションは案外知られていないため、イメージが難しいと思います。

そこで、ここではエクステリアのリノベーションに焦点を当て、事例を紹介します。

ウッドデッキの事例

ウッドデッキ施工事例

ウッドデッキはガーデンライフを変えるアイテムです。リノベーションで設置したい人は多いことと思います。開放的な雰囲気でコーヒーと読書を楽しむのは格別でしょう。

さて、ウッドデッキのリノベーションの大きなポイントは「広さ」と「素材」です。

と言うのも、広さによって可能となることが多く、素材によってメンテナンス性も異なるからです。

例えば、十分な広さがあれば子供用のビニールプールを出すことも可能ですし、知人を呼んでのパーティーもできることでしょう。広さは非常に大切なのです。

素材に関してはどれを選ぶかでメンテナンスの頻度が変わります。予算が許すのであれば高級な素材を使いたいものです。

さて、写真の事例はウッドデッキを広く作ったもの。子供を遊ばせるのもパーティーを開くのも可能。活用の幅の広いユーティリティスペースと言えるでしょう。


門まわりの事例

門まわり施工事例

住宅に必要な性能はいくつもの項目がありますが、「防犯性」は重要項目の1つではないでしょうか。

仮にデザインに優れていたとしても、防犯性に欠けていたならば安心して住むことはできません。しかも、今の侵入犯罪は凶悪です。コソ泥が強盗に豹変する事例も聞きます。

さて、門まわりは防犯性の重要な部分の1つ。侵入者を撃退します。

写真の事例は門まわりのリノベーション事例です。アルミの門扉とフェンス、そしてカメラ付きインターホンを設置しています。

今の侵入犯罪の犯人は犯行の前に現場を下調べします。そして侵入できそうな家であれば犯行に及ぶ訳です。しかし、その家の防犯対策がしっかりしていれば最初から寄り付きません。

ちなみに、写真の門まわりには同デザインのフェンスを設置してコーディネートされています。防犯性とデザイン性の両立に成功しているケースと言えるでしょう。


伸縮門扉の事例

伸縮門扉施工事例

伸縮門扉は別名アコーディオン門扉と呼ばれるエクステリアのアイテムです。

開き戸や引き戸と異なり、本体がアコーディオン状に伸縮して開閉する点が特徴です。そのため、扉を収納しておくスペースが必要ありませんし、可動範囲もあまり気にする必要もありません。開口部としては広い幅の場所への対応が可能なので、駐車場に使われるケースが多いです。

ところで、駐車場においても犯罪が発生していることをご存じでしょうか。

実は車上荒らしをはじめとする犯罪が多く発生しているのです。侵入者は車まで接近すると特殊な工具でガラスを破り、車内を荒らして去って行く…というプロセスと思われます。

それだけに駐車場の門扉は重要と言えるのです。

さて、写真は伸縮門扉を設置したリノベーションの例です。ガッチリと家を守っている様子が伺えます。


カーポートの事例

カーポート施工事例

カーポートは車を守る上で非常に重要なアイテムと言えます。

効果としては雨から車を守りますし、鳥のフンなどからも守ります。車を美しい状態で維持するのに非常に役立つのです。

また、雨天で車に乗る時も便利です。屋根のない駐車場であれば、どうしても雨に濡れてしまうことでしょう。しかし、カーポートがあれば、そのようなことは起こりません。

その他にも雪の時にも有用です。雪が車に積もるならば、乗り込む前に雪かきをしなければいけません。車の屋根に積もった雪を降ろし、フロントガラスの雪処理し…という工程は大変です。しかし、カーポートはそのような事態からも守ってくれます。

さて、写真はカーポートのリノベーションの例です。贅沢にウッド素材で作っています。しかも、側面にもウッドでフェンスを作り込んでいます。このフェンスはプライバシー保護に有用です。


テラスの事例

テラス施工事例

テラスはガーデンライフをプロデュースするエクステリアのアイテムです。

休日の昼間を心地よい時間に変えてくれるのは嬉しいこと。上質の時間を提供してくれます。

ところで、テラス屋根にはいくつものメリットがあります。例えば、直射日光を弱めてくれる点です。

デッキの部分は時として日射の影響をダイレクトに受けてしまい、非常に暑くなってしまいます。特に、昨今の異常気象は未曾有とも言えるレベル。暑さには歯止めが掛かりません。

その点、テラス屋根があれば日光を弱めてくれるので、暑さ対策として有用です。写真はデッキとテラス屋根を組み合わせたリノベーション。居心地の良さが伝わって来るようです。


エクステリアのリノベーションのポイント

ここまでエクステリアのリノベーション事例を取り上げましたが、ここからはリノベーションのポイントを紹介したいと思います。

目的をハッキリと決める

住宅建材の設置一般に言えることですが、目的をハッキリとさせることは非常に重要です。

例えば、門扉は装飾を中心とするか防犯性を中心とするか、それによって選ぶものが違います。…人の目に付きやすい場所は侵入者が入りにくいからデザイン優先、ということもあるのです。

設置の前には目的を洗い出して機種を決めましょう。

必要とされる性能を洗い出す

必要とされる機能を洗い出すことも重要です。

特に、手動か電動かを選ぶときに必要となるでしょう。

例えば引き戸、引き戸には手動式と電動式がありますが、設置される場所によって電動部分の必要性が異なります。当然ながら、重要でない部分には高性能の製品を付ける必要はありません。コスト優先で手動を選べばよいのです。

ちなみに電動製品の設置には電気工事が必要です。工事には資格が必要で、配線の都合から工事規模が大きくなることが少なくありません。

予算計画は慎重に

エクステリアのリノベーションは予算計画が非常に大切です。もしかしたら他のリノベーションよりも注意が必要かも知れません。

というのも、予算に組み込まれないケースが意外とあるからです。

工事の内容にもよりますが、オプション扱いになると予算の優先順位が下がってしまいます。その場合には、予想していなかった出費ももしかしたらあるかも知れません。予算は注意を払いましょう。

アフターフォローも確認する

エクステリアはアフターフォローが意外に忘れられます。工事が終わったら、それで終わりで責任は施主に移る…といったケースが案外多いのです。

しかし、実際問題としてエクステリアでも不具合が起きます。そのため、アフターフォローが欠かせません。

アフターフォローの体制は会社によって異なりますが、費用対効果の高い会社を選ぶべき。そのためには事前の打ち合わせ時の確認が重要です。予算や仕様だけになりがちですが、アフターフォローも忘れずに確認しましょう。


まとめ

エクステリアのリノベーション事例を中心に紹介しました。紹介した事例から、どのように家が変わるのかがイメージできたことでしょう。また、エクステリアの幅の広さを再認識した人も多いのではないでしょうか。アイテム数の多さに驚いた人もいるかも知れません。

エクステリアは目立つようで目立たない部分。それだけにリノベーションには工夫が必要です。アイデア次第とも言えるので、より良いエクステリアを作ってください。

なお、大和ハウスウッドリフォームではエクステリアのリノベーションにも対応しています。外構部分の改装にはぜひともご相談ください。