「収納が足りずに散らかる」「動線が悪くて効率的に動けない」「設備が古い」などキッチンに不満を感じていませんか。そんなときはリフォームがおすすめです。

今回はリフォーム実例から、おしゃれなキッチンリフォームの事例をご紹介します。使いやすいレイアウトや、お手入れしやすい素材を取り入れた事例、収納力を確保したキッチンなどが登場します。最後にリフォームのポイントもまとめているので、ぜひお役立てください。

キッチンリフォーム事例

おしゃれなキッチンリフォームの事例を紹介します。リフォームの参考にしてくださいね。

クラシカルなヨーロピアンテイストのキッチン


両親との同居を機に、築26年の戸建てを二世帯住宅へとリフォームした事例です。ご紹介するのは2階に設けた子世帯のキッチンで、クラシカルな雰囲気ただようヨーロピアンテイストな装いに仕上げられています。

広々としたコの字型のキッチンは、白を基調とした清潔感のある空間です。床はグレイッシュホワイトのフローリングで仕上げ、全体が明るい空間となっています。

家電置き場や作業スペースがたっぷりと設けられており、大容量の収納スペースも確保されています。集中しやすい環境で、料理の時間を楽しめそうですね。

キッチンリフォーム3つのポイント

キッチンのレイアウトや素材、収納力などは事例によってさまざまであり、各家庭で使いやすいキッチンは変わってきます。納得のいくキッチンリフォームをするために知っておきたいポイントを見ていきましょう。

ポイント1|目的や優先順位を決める

まずはどんなキッチンにしたいのか、リフォームの目的を明確にしましょう。「新しい設備にしたい」「動線を良くしたい」「掃除しやすくしたい」「収納や家電置き場を増やしたい」「おしゃれな見た目にしたい」など、実現したいことを決めます。

あれもこれも実現するのは難しいケースもあるため、優先順位を決めておくとスムーズです。今の悩みを書き出し、何を最も不便と感じているのかを振り返ってみるのもおすすめです。主にキッチンを利用する人だけでなく家族の意見を聞いてみると、新たな気付きがあるかもしれません。

優先順位を決めておくと、リフォームに余計な費用がかかるのを防げます。予算の範囲内で使いやすいキッチンをつくるためにも、目的や優先順位を決めておきましょう。

ポイント2|使いやすい間取りやレイアウトにする

間取りは「オープン型」と「独立型」の2つに大きく分けられます。オープン型は開放感があり、リビングで過ごす家族や仲間とコミュニケーションがとりやすいのが魅力です。小さい子どもがいる家庭では、子どもを見守りながら家事ができます。

独立型はリビングなどとの間に仕切りが設けられており、料理に集中できる環境をつくれます。調理中のニオイや音が他の部屋に影響しにくく、散らかりがちなキッチンを隠せるといったメリットもあります。

さらに、キッチンのレイアウトも使い勝手を左右する要素です。キッチンの機能を一列にまとめた「I型」、コンロやシンクを2列に分けた「2型」、アルファベットのL字に配置する「L型」など、さまざまな種類のレイアウトがあります。キッチンが壁に面していない「アイランド型」や、片方だけ壁に面した「ペニンシュラ型」などもあり、ライフスタイルや使い方、間取りの状況などに合わせて選べます。

ポイント3|収納や動線にも配慮する

食器類や調味料、食品や飲料のストック、家電、調理器具など、キッチンには収納したいものが多くなりがちです。カウンター下や背面などに収納を確保し、十分にしまえる収納力を備えることも大切です。

使いやすいキッチンにするためには、収納力だけ考えるのでは不十分です。必要なものをさっと出してしまえる、使い勝手の良い収納にする必要があります。手が届きにくい高いところの収納や、床下の収納はデッドスペースになることもあるため注意しましょう。調理中の動きを想像し、適切な場所に十分な量の収納スペースを確保します。

動線にも配慮することで、使いやすさが変わってきます。複数人で作業する場合は、キッチン内での動線がぶつかりにくいレイアウトにする必要があります。配膳や後片付けのしやすさも考えてレイアウトを決めましょう。洗面スペースにつながる動線を確保するなど家事をしやすい配置にすると、効率的に動けることが期待できます。

まとめ

すてきなキッチンリフォームの事例と、リフォームの際に押さえておきたいポイントをご紹介しました。使いにくさや古さを感じるキッチンも、リフォームによっておしゃれに、そして使い勝手の良いキッチンへと生まれ変わらせることができます。今回ご紹介したポイントも参考に、キッチンで過ごす時間が楽しくなるような空間をつくってみませんか。