北欧スタイルのリノベーションは、シンプルでありながら温かみのある空間を作り出す魅力的な選択肢です。木のぬくもりやナチュラルな素材、機能的なデザインが特徴で、心地よい居住空間を提供します。

本記事では、北欧スタイルのリノベーション事例をいくつか紹介し、各スタイルの特徴やリノベーションのポイントを解説します。自宅を北欧風にリノベーションしたい方は、ぜひ参考にしてください。

北欧スタイルのリノベーション種類

北欧スタイルのインテリア

北欧ヴィンテージ

北欧ヴィンテージは、北欧の優れた建築家やデザイナーが手掛けたヴィンテージ家具や、それに影響を受けたアイテムを取り入れたリノベーションスタイルです。色合いは、ブラックやブラウンといった落ち着いたシックなトーンが支配的で、シンプルでありながらも洗練された内装が特徴です。

ウェグナーやヤコブセンといった名だたるデザイナーが作り出したアイテムが並び、革やアイアンなどの素材がしっかりと使われています。経年の美しさを楽しむことができ、上品で高級感のあるインテリアを好む方に最適なスタイルです。

北欧モダン

北欧モダンは、都会的なモダンデザインと自然素材の温もりを見事に融合させたリノベーションスタイルです。色調はグレーを基調とし、シンプルで控えめな装飾の内装が特徴的。直線的なラインを強調した家具や照明は、洗練された雰囲気を作り出し、北欧インテリアの中でも高い人気を誇ります。

居心地の良さを損なうことなく、スタイリッシュで洗練された空間を演出。生活感を控えめにし、心地よく過ごせる空間を求める方にぴったりのスタイルです。

北欧ナチュラル

北欧ナチュラルは、シンプルで温もりのあるスタイルと、柔らかな要素を巧みに組み合わせたリノベーションの手法です。色調はベージュを中心に、穏やかで心地よい雰囲気を漂わせます。

内装には、明るい木目を多く使用し、家具やファブリックには自然素材を選んでいます。アクセントとしてアースカラーやビビッドカラーを取り入れ、落ち着きとともに北欧らしい活気を与えるでしょう。

ウッド素材の家具とアースカラーのソファが美しく調和し、カフェのような心地よい空間が広がります。ナチュラルで快適な空間を求める方に最適なスタイルです。


北欧スタイルのリノベーション事例

ここからは北欧スタイルのリノベーション事例について紹介していきます。

北欧スタイルのリノベーション事例

10年前に中古住宅を購入したHさんは、「いつか自分好みにリフォームしたい」と思い続けていました。そして、ついにその夢を実現。築27年の家は、北欧風のスタイルに完全に生まれ変わりました。

まず、リビングとキッチンを隔てていた壁を取り払い、広々とした一体型のLDKに改造。また、リビングの中央にあった階段を廊下側に移動し、空間にさらなる開放感をもたらしました。独立していたキッチンは、見晴らしの良いオープンスタイルに変わり、壁面のパントリーはスタイリッシュな見せる収納へ。鍋やお皿がディスプレイとして並び、まるでカフェのようです。

インテリアは、ナチュラルカラーを基調に、深いブルーとグレーをアクセントに使って仕上げました。ミッドセンチュリーの家具がその個性を引き立て、センス溢れる空間が完成しました。

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北欧スタイルのプランを決める際のポイント

ここでは北欧スタイルのプランを決める際のポイントについて紹介していきます。

壁紙

北欧インテリアでは、アースカラーやビビッドカラーがよく使われ、白い壁がその色を引き立てます。しかし、木を基調とした家具に合わせる場合、壁紙にアクセントカラーを取り入れるのも一つの方法です。

たとえば白い壁紙なら、北欧ナチュラルな雰囲気を作り出し、ライトグレーなどの落ち着いたトーンを選べば、北欧モダンな印象になります。壁紙の色選びに迷った際は、家具やファブリックと調和する色を選ぶことで、統一感のある北欧らしい空間が完成します。

照明

北欧のインテリアでは、必要な場所にピンポイントで光を届けるのが一般的です。例えば、一つの部屋に複数のペンダントライトを配置し、状況に応じてオン・オフを調整します。リノベーション時にペンダントライトを上手に配置すれば、北欧らしい温かみのある空間が生まれます。

しかし、日本の家庭ではシーリングライトが主流のため、ペンダントライトだけでは暗く感じることもあるでしょう。そのような時は、調光機能を備えたライトを併用して明るさを調整することで、快適な空間を作り出すことができます。

間取り

北欧のリノベーションでは、家族全員が集まる場所を中心に間取りが考えられています。というのも、北欧の文化では家族がともに過ごす時間が大切にされているからです。そのため、LDKは広く取り、個室は比較的小さくするのが一般的。

しかし、もし個室で集中して仕事や勉強をしたいと考える方もいるでしょう。そんな場合には、リビングの隣に書斎や勉強スペースを設けることで家族との時間を楽しみつつ、自分の作業にも集中できる理想的な空間を作り出すことができます。

床材

北欧スタイルのリノベーションでおすすめする床材は、明るいブラウンやベージュ、そして柔らかなグレーといったナチュラルな色合いです。北欧のインテリアは、個性的で目を引くファブリックや家具が特徴的。

そのため、これらの色調の床材を選ぶことで、インテリアの魅力が一層引き立ちます。さらに、無垢材のフローリングは、北欧の自然素材を重視したデザインにぴったり。無垢材ならではの温かみと質感が、空間にさらなる心地よさを与えてくれます。

床材選びで迷った際は、ぜひナチュラルカラーを取り入れて、落ち着きと洗練を感じさせる空間を作り上げてください。


北欧スタイルのリノベーションでインテリアを決定するポイント

北欧スタイルのリノベーションしたインテリア

ここからは北欧スタイルのリノベでインテリアを決定するポイントについて解説していきます。

機能的で洗練された家具を検討する

北欧インテリアの魅力の一つは、デザイン性と機能性を兼ね備えた家具を取り入れることです。特に北欧家具はその美しい曲線が特徴的で、視覚的な美しさだけでなく、実際に使う際の快適さも考慮されています。

たとえば北欧の椅子は人間工学に基づいて作られており、体にフィットする曲線で長時間座っても疲れにくくて快適さを提供します。また、本場の北欧家具は非常に耐久性が高く、少し高価ではありますが、長い年月にわたって愛用できる価値があるでしょう。

北欧風のインテリアを実現したいなら、機能的かつ洗練されたデザインの家具を選ぶことが重要です。

ファブリックでアクセントをつける

北欧インテリアにメリハリをつけるには、温かみのある色や特徴的な柄のファブリックをアクセントにするのがおすすめです。北欧では個性的な柄のファブリックが豊富で、クッションやカーテンによく取り入れられています。

また、鮮やかな色をワンポイントとして使うことも多いため、インテリアに取り入れると空間が引き締まります。北欧特有の柄やカラーを上手に活用することで、シンプルながらも洗練された北欧スタイルの部屋を演出できるでしょう。

間接照明を効果的に取り入れる

北欧では、場所ごとに最適な明かりを灯すことが日常的な習慣です。このため、間接照明の使い方が非常に重要になってきます。間接照明を上手に取り入れることで、部屋に微妙な明暗を生み出し、落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。

たとえば本を読むときにはフロアランプを使って動線に沿った場所にはフットライトを設置するなど、目的に応じた照明を配置しましょう。また、暖色系の電球を使用し、光が広がる範囲や高さを調整することで、より北欧らしい居心地の良い空間を実現できます。

自然素材を導入する

北欧インテリアの真髄は、やはり自然素材を上手に取り入れることにあります。厳しい寒さの中で育まれた北欧の暮らしでは、木のぬくもりを感じる家具が大切にされ、オークやチークなどの無垢材で作られた家具が特におすすめです。

また、ファブリックもナチュラルな素材を選ぶことで、空間全体に一貫した温かみを与えます。特にテーブルやソファなど、部屋の大きな家具が持つテイストが北欧らしさに欠かせないため、素材選びには細心の注意を払うべきです。

家具やインテリア小物を選ぶ際には、素材の統一感を意識すると全体に調和が生まれ、北欧らしい心地よい空間を作り出せます。


まとめ

北欧スタイルのリノベーションは、シンプルで機能的なデザインが魅力。ナチュラルな素材や温かみのある色使いが特徴で、心地よい空間作りにぴったりです。北欧モダン、ナチュラル、ヴィンテージなど、さまざまなスタイルがあり、それぞれに独自の魅力があります。

リノベーションの際は、家具や照明の選び方、色味や素材感を意識することが大切。自分のライフスタイルに合った北欧スタイルを取り入れて、快適でスタイリッシュな空間を作りましょう。