中古を買ってリノベーション|メリットと施工事例を徹底解説
理想のマイホームを実現する方法として、最近人気となっているのが「中古を買ってリノベーション」です。築年数の経過した中古住宅を購入後、リノベーションして住むという方法ですが、なぜ人気が高まっているのでしょうか。
この記事では「中古を買ってリノベーション」がもたらす4つのメリットと3つの注意点を解説します。大和ハウスウッドリフォームが手がけた事例も紹介しますので、今後リノベーションを検討している方はぜひ参考にしてください。
人気の「中古を買ってリノベーション」とは?
近年人気が高まっている「中古を買ってリノベーション」とは、築年数が経過した中古戸建てや中古マンションを新築住宅よりも安い価格で購入し、自分たちの好みに合わせてリノベーションしてから住むというスタイルのこと。
構造がしっかりしている中古物件であればそのまま住むことも可能ですが、築年数が経過していると間取りや設備が現代のライフスタイルに合っていないケースも少なくありません。
リノベーションで間取りを変更したり内外装や設備を一新したりすれば、物件取得費用を抑えつつ、新築にも引けを取らない、きれいで快適な住まいを手に入れられます。
「中古を買ってリノベーション」に期待できる4つのメリット
ってリノベーション」が人気を集めているのは、次に紹介する4つのメリットが期待できるからです。
(1)新築戸建てよりコストを抑えられる
「中古を買ってリノベーション」は、一般的に新築分譲住宅を購入したり注文住宅を新築したりするのに比べて、トータルコストを低く抑えられます。
建物は通常築年数が経過するほど価格が下がるため、築古の中古住宅なら購入費用を大きく抑えることが可能です。リノベーションの工事費用はかかるものの、物件購入費用が圧倒的に安いため、総額で考えても新築を取得するより安く済ませられるのです。
同じ予算であれば、新築では住むことができない駅近の立地や人気エリアにマイホームを購入できる可能性もあるでしょう。
(2)好立地の選択肢が多い
中古住宅は、新築に比べて好立地の選択肢が多いというメリットもあります。都心部や駅前の既存市街地など利便性の高い場所は、すでに都市化が進んでいて建物が立ち並んでいます。そのため、新築物件の供給は中心部から少し離れた郊外が中心です。
一方、築年数の古い中古住宅なら好立地や人気エリアでも供給数が十分にあり、希望するエリアで住宅を購入できる可能性が高まります。通勤通学に便利な場所に住みたい、どうしても住みたいエリアがあるなど、場所にこだわりがある場合は「中古を買ってリノベーション」が向いているかもしれません。
(3)設計の自由度が高い
新築分譲住宅(建売住宅)は比較的リーズナブルですが、ハウスメーカー側の仕様で設計されていることが多く、設備や内外装の一部を除いてほとんど選択肢がありません。既存のものから選ぶ形になるため、自分たちの希望にマッチする物件はなかなか見つからないでしょう。
一方、「中古を買ってリノベーション」なら、ある程度希望に合う中古物件を見つけられれば、不満のある箇所を改善することが可能。間取りや設備、内外装を比較的自由に変更できるので、満足度の高い家づくりが期待できます。
(4)リノベーション費用も住宅ローンで借り入れられる
「中古住宅を買ってしばらく住んでから、しかるべきときにあらためてリノベーションすればいい」と考えている方もいるかもしれません。しかし、すでに所有している自宅のリノベーションでローンを組む場合、リフォームローンを利用しなくてはなりません。リフォームローンは融資を受けやすい反面、金利が高めの傾向にあります。
「中古を買ってリノベーション」であれば、中古住宅の購入費用と合わせてリノベーション費用も低金利の住宅ローンで借り入れられるため、その後の返済負担を抑えることができるのです。
ただし、住宅ローンで一括して借り入れるには注意点もあります。詳しくは次章で解説しましょう。
「中古を買ってリノベーション」で気をつけたい3つの注意点
メリットの多い「中古を買ってリノベーション」ですが、以下に挙げる3つの注意点には十分気をつけましょう。
(1)建物の状態次第で費用がかさむこともある
「中古を買ってリノベーション」は、新築住宅を購入するよりも費用を抑えられるのがメリットと紹介しましたが、建物の状態が良くないと工事費用がかさんでしまうおそれがあります。
特に気をつけなければならないのが耐震性です。建物を新築する際には、建築基準法で定められた耐震基準を満たしていなければなりません。耐震基準は大地震の発生などで何度も改められており、基準が厳しくなっています。
(2)希望どおりのリノベーションができないこともある
設計の自由度が高いリノベーションですが、必ずしも希望どおりのリノベーションができるとは叶えられません。建物構造によっては、間取り変更の内容に制約が生じることがあるからです。
戸建て住宅の場合、一般的な「木造軸組工法」であれば取り払える壁が多いため、比較的自由に間取りを変更できます。しかし、「2×4(ツーバイフォー)工法」で建てられた木造住宅は壁が建物を支える役割を果たしているため、構造上、取り払えない壁が多いのが特徴です。そのため、間取り変更に制約が生じやすいでしょう。
リノベーションを前提に購入するなら、建物構造にも気をつけて物件を選ぶ必要があります。
(3)希望額の住宅ローンを組めないおそれがある
金融機関は住宅ローンを融資するにあたり、対象となる物件に抵当権を設定します。抵当権とは、土地や建物を担保にして利用者のローン返済が滞った場合には、その担保から優先的に債権を回収できる権利のこと。返済不能となったとき、金融機関は土地・建物を競売にかけ、売却代金から債権を回収します。
このような仕組みのため、金融機関はローン審査時に「対象物件に債権を回収できるだけの担保価値があるか」を重視します。新築物件であれば建物にも十分な価値がありますが、築古の中古物件は建物の価値がほぼゼロのため、担保価値が足りないと判断される可能性があるでしょう。結果、希望しているだけの住宅ローンを組めないおそれがあるため注意が必要です。
「中古を買ってリノベーション」で理想の住まいをかなえた2つの事例
最後に大和ハウスウッドリフォームが手がけた「中古を買ってリノベーション」の事例を2つ紹介します。
LDKを2階へ移動して開放感が生まれた築39年の中古戸建て
こちらは築39年が経過した中古戸建てを購入してリノベーションした事例です。外壁はだいぶ傷みが目立っていましたが、真っ白でスタイリッシュな外壁に塗装し、見た目にも新築同様の姿に生まれ変わりました。
築古の家によくある細切れの間取りを見直し、1階に設置されていたダイニングキッチンを2階へ移動。2階はLDKのみとして、家族が集まる開放的な空間が実現しました。
広いウッドテラスとサンルームを新設した築34年の中古戸建て
2つ目に紹介するのは、築34年の中古戸建てを購入して1階部分を中心にリノベーションした事例です。もともとは和室2間と廊下だった部分をLDKとして1つにまとめ、上のような開放的なLDKを実現しました。
間取り図を見て、特に大きく変化しているのが1階のウッドテラスとサンルームです。新たなLDKが面する場所に大きな外部空間を設けることで、四季を感じながら生活できる開放的な住まいが誕生しました。
中古を買ってリノベーション」で理想の住まいを実現したいなら大和ハウスウッドリフォームへご相談を!
「中古を買ってリノベーション」は、新築を購入するのに比べて、リーズナブルに希望の物件を見つけられる可能性が高い点がメリットです。一方、築年数の古さに起因する注意点もあるため、物件探しの段階からプロのリフォーム会社に相談すると良いかもしれません。
大和ハウスウッドリフォームでは、リノベーションに関する相談会などのイベントを開催しているほか、Webサイトからのご相談をいつでもお受けしています。
「中古を買ってリノベーション」で理想のマイホームをかなえたいなら、大和ハウスウッドリフォームまでお気軽にご相談ください。
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