戸建てリノベーションの施工プロセス|完成までの8ステップを全解説!
戸建てリノベーションを実施すれば、新たに建て替えたり新築戸建てを購入したりするよりも、リーズナブルに理想の住まいを実現できる可能性があります。しかし、戸建てリノベーションはどのような流れで進んでいくのかイメージが湧かず、不安に感じる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、戸建てリノベーションの施工の流れを8つのステップで詳しく解説。施工時に気をつけたい4つのポイントも紹介します。
戸建てリノベーションの施工プロセス|完成までの8ステップ
なかなかイメージが湧きにくい戸建てリノベーション。着工から完成までは、大きく次の8ステップで進んでいきます。
解体工事
配管・配線工事
耐震補強工事
下地工事・造作工事
内装仕上げ工事
設備・電気工事
完成検査・お客さま確認
残工事の実施・お引渡し
ステップがすべて完了するのにかかる期間は、おおむね1.5ヶ月〜2ヶ月。以下では、各ステップの詳細を見ていきましょう。
(1)解体工事
戸建てリノベーションは解体工事からスタートします。解体といっても、建物を丸ごと撤去するわけではありません。リノベーションでは、基礎や柱など状態の良い部分は生かしたまま、それ以外の部分を抜本的に見直していきます。
通常の解体工事と違い、リノベーション後も生かす箇所を傷つけないように壊していかなければならないため、慎重な作業が求められるのが特徴です。スケルトンリノベーションの場合、壁も取り除いて、基礎と柱や梁だけの状態まで解体します。
(2)配管・配線工事
壁や内装材などを撤去した状態で、次に行うのは配管・配線工事です。戸建て住宅の給排水管、ガス管、電気配線などは壁裏や床下・天井裏を通っているため、床・壁・天井を解体したタイミングで必要な工事を行います。
間取りをそのまま残すケースでは大きな工事は不要ですが、水まわりの移動を含む間取り変更のあるリノベーションでは、配管・配線の付け替えが必要です。また、築年数が経過していると配管が経年劣化していることもあり、新しい配管へ交換する工事も行われます。
(3)耐震補強工事
大和ハウスウッドリフォームの「住まいまるごとリフォーム」では、解体工事前に行う無料耐震診断の結果を受け、震度6強の大地震にも耐えられる耐震性を確保する耐震工事プランをご提案しています。
このプランによる耐震補強工事を行い、安心して住める家づくりを実現します。具体的には、経年により腐った柱や基礎の交換・補強を行ったり、制振装置をしかるべき箇所に設置。『制振装置+耐震補強』を搭載した強い家へと更新します。
住まいまるごとリフォーム5つのポイント|大和ハウスウッドリフォーム
(4)下地工事・造作工事
床・壁・天井の構造が完成したら、外壁や室内の床・壁などに石膏ボード等を貼っていき、内装材を施す下地をつくっていきます。この段階で、壁と壁の間や天井裏、床下などに断熱材を充填することで、夏も冬も年中快適に過ごせる断熱性・気密性の高い家づくりを実現します。
加えて、天井・階段・床・サッシなどを設置する造作工事を実施。ここまで終われば、家の基本的な形が完成です。
(5)内装仕上げ工事
内装仕上げ工事では、壁や天井のクロス貼り、床のフローリング張り、部屋の出入り口や収納の扉の設置、間仕切り壁の設置など、部屋の見た目にかかわる部分の工事を行います。下地むき出しの状態から、普段目にする室内の様子が仕上がっていき、部屋の全体像が見えてくるステップです。
内装仕上げ工事が完成すると、いよいよ住まいの具体的なイメージが形となり、完成が近づいてきた印象を受けるでしょう。
(6)設備・電気工事
内装仕上げが完成したら、システムキッチンやユニットバス、トイレ、洗面台などの水まわり設備を設置していきます。システムキッチンやユニットバスは、工場で作られたパーツを現場で一から組み立てていく必要がありますが、プロの手にかかれば各1日程度で完成してしまうケースがほとんど。配管に接続して使える状態になるまで、わずか数日しかかかりません。
照明やコンセント、インターホンといった住宅設備の設置、関係する電気工事もこのタイミングで行い、リノベーション工事はひと通り完成します。
(7)完成検査・お客さま確認
リノベーション工事が完了したら、施工会社の専門家や工事責任者による完成検査が行われ、図面と工事内容が合っているか、法律に沿った問題のない工事が行われているかなど、綿密にチェックします。
大和ハウスウッドリフォームでの完成検査は、お客さまの窓口となる「住まいまるごとリフォームプランナー」を中心とし、プロの工事監理・施工チームメンバーによって行う決まりです。
社内検査の結果、問題がなければお客さまに建物をご確認いただき、追加工事の必要性の有無をチェックします。
(8)残工事の実施・お引渡し
お客さま検査の結果、一部修正や追加工事が必要と判断した場合、手直しを実施します。こうした残工事はお引渡しまでに完成させ、再度お客さまの目で手直し箇所をご確認いただきます。あらためて完成後の建物に問題のないことがチェックできたら、いよいよお客さまへのお引渡しです。
お引渡しが完了したらリノベーションも完了ですが、住み始めてから問題があった場合のアフターフォローとして、品質保証やサポート窓口などを設けるケースも多くなっています。
大和ハウスウッドリフォームでは「最長10年保証」「24時間対応サポート」「定期巡回(2回)」のアフターサービスを提供中です。
戸建てリノベーションの施工時に気をつけたい4つのポイント
戸建てリノベーションを施工する際には、気をつけるべき4つのポイントがあります。
工事中の仮住まいは早めに検討する
着工前に近隣住民へ知らせる
施工期間中も現場を訪問して状況を確認する
お引渡し前のお客さま確認は慎重に行う
それぞれのポイントについて詳しく解説しましょう。
(1)工事中の仮住まいは早めに検討する
自宅をフルリノベーションする場合、8ステップで約1.5ヶ月〜2ヶ月かかります。解体工事でいったんスケルトン状態にするケースが多いため、工事期間中は自宅以外の仮住まいを確保する必要があるでしょう。
親戚や知り合いの家に身を寄せられるのであれば問題ありませんが、通常、賃貸住宅やホテルなどを手配しなければなりません。工事期間中の生活に支障が出ないよう、リノベーションのスケジュールが決まった段階で、早めに仮住まいを決定しておくことが大切です。
また、仮住まいへの引っ越し費用、仮住まいの賃料や室料、自宅の家具・家電の取り扱いなども十分検討しましょう。
(2)着工前に近隣住民へ知らせる
戸建てリノベーションの期間中は、解体や木工事などで騒音が発生することがあります。さらに、工事車両や工事関係者の出入りが増えるため、近隣の通行に一定の不便を強いることになるかもしれません。
そのため、着工前に近隣住民を訪問し、工事スケジュールと工事内容を伝えておくようにしましょう。こうした配慮を怠ると、近隣住民のクレームにつながり、工事をスケジュールどおりに進められなくなるおそれがあります。
(3)施工期間中も現場を訪問して状況を確認する
リノベーション工事は、施工中に予定が変更になるケースも少なくありません。特に、築年数の古い自宅を施工する場合には、解体して初めて問題が見つかり、スケジュールが予定どおりにいかなくなる可能性もあります。
後からスケジュール変更や仕様変更を知ってトラブルにならないよう、施工期間中も定期的に現場を訪問し、工事の進捗度合いを確認しておくとよいでしょう。
(4)お引渡し前のお客さま確認は慎重に行う
施工会社により異なりますが、基本的には引渡しを受けた段階で、行われた工事について問題ないと認めたことになります。住み始めてから気づいた問題でも対処してもらえる可能性はありますが、引渡し前に問題を指摘し、施工期間中に対応してもらうのが最もスムーズです。
お引渡し前に行われるお客さま確認では、図面や仕様書・見積書などと照らし合わせながら、細かなところまでチェックするよう心がけましょう。
大和ハウスウッドリフォームでスムーズな戸建てリノベーションを実現しよう!
戸建てリノベーションの施工プロセスは全8ステップからなります。全体で1.5ヶ月〜2ヶ月程度かかるため、工事期間中の仮住まいの確保や、事前の近隣あいさつなどはしっかり行うことが大切です。
しかし、多くの方にとって戸建てリノベーションは初めての経験であり、不明なことや不安なことばかりではないでしょうか。だからこそ、早めに経験が豊富なプロに相談する必要があります。
大和ハウスウッドリフォームは、数多くの「住まいまるごとリフォーム」を施工してきました。豊富な経験とノウハウを生かし、お客さまの希望や不安に寄り添った戸建てリノベーションを実現可能です。
自宅のリノベーションを検討されている方は、以下のWEBフォームより、大和ハウスウッドリフォームまでお気軽にご相談ください。