ホテルライクなリノベ事例を解説!高級感を演出する秘訣
住宅のリノベーションは価値を上げる改装ですが、単に価値を上げるだけでなく、方向性にこだわることも可能です。
ホテルライクにするリノベーションはその内の1つ。デザインの方向性はケースバイケースですが、オーナーのこだわりが出ます。
ところで、これからリノベーションをする人の中には、ホテルライクにしたいとは思っても、具体的なイメージができない人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここではホテルライクなリノベーション事例を紹介し、インテリア作りのコツについて解説します。
ホテルライクなリノベ事例
それでは、ホテルライクなリノベ事例を紹介します。
モノトーンを基調とした室内にグレー系の家具を合わせた事例
大きな窓にグレー系の壁と天井、そして木の家具でまとめた事例です。グレーの家具を使うことによって、全体の統一感を出しています。ウッドの部分がアクセントとなっていて、スタイリッシュです。
モノトーンでまとめた室内にブラウン系のレザーのアイテムをあしらったリビング
こちらもモノトーンでまとめた部屋です。奥のキャビネットのウッドが特徴的でアクセントとなっています。
ウッド素材の腰壁で床材とのコーディネートを図った事例
ウッドの腰壁が特徴的でフロア材とのコーディネートを図っています。
照明器は部屋のアクセントにもなる遊び心に富んだ形状です。
ホテルライクなリノベーションにするコツ
リノベーションは価値を上げる改装ですが、ホテルライクのリノベーションは一般住宅のものと方向性が少し異なります。そのため、ホテルライクのリノベーションのためにはコツを押さえておく必要があります。
ここでは、ホテルライクのリノベーションのコツを挙げてみましょう。
生活感を出さない
生活感を出さないことがホテルライクにするために必要です。
室内に物があふれていたり、雑然と配置されていたりすると、どうしても余計なものまで目に入ります。
生活感はそのような環境だと出てしまいます。
ホテルライクにするためには、そのような生活感があふれるものを視界から遠ざけることがコツです。
そのためには収納の工夫が必要。生活感のあるものは可能な限り片付けることが条件となるでしょう。
例えば、食器が目に入って来るならば、どうしても生活感を感じてしまいます。しかし、そのようなものが片付けられて視界に入らないならば、生活感は排除され、ホテルライクになるのです。
シックな色をベースに
シックな色をベースにすることも非常に大切です。
基本的にはホワイトやグレーなどの無彩色、ベージュなどのアースカラーでまとめると良いでしょう。これらはあまり目立たない色に思えるかも知れませんが、飽きの来ない点で優れます。
ただ、全部をそのような色にするとオリジナリティが失われることが少なくありません。そのために必要となるのがアクセントカラーです。シックな中にも個性が際立ちます。
なお、アクセントカラーは1色に留めておくことと、あまり広くは使わないことがポイントです。
素材の組み合わせを工夫する
内装は色だけでなく、素材も変えると面白さが出ます。
例えば、布クロスとウッド素材の壁材を組み合わせ。違った種類の温かみが演出されます。また、この組み合わせに光が組み合わされれば、よりゴージャスな雰囲気に変わります。
ただし、後述しますが、ウッド素材などは同質のものを使うことが必要です。例えば、壁と床の樹種が異なるとチグハグに感じてしまいます。
何も置かないスペースを作る
空間を広く見せることはホテルライクにするために欠かせません。
さて、広く見せるためには「何も置かないスペース」を作ることが有効です。これは、圧迫感を可能な限り減らすため。人間は何か物を見つけると圧迫感を感じてしまうのです。
なお、「何も置かないスペース」は、「何も置かない状態」を維持しなくてはいけません。使っていないスペースだからと言って、何かを置くと空間演出が台無しになってしまいます。
ドアを減らす
住宅によってはそれほどのスペースが取れない場合があるでしょう。特に都市部には狭い家が多く、室内のスペース確保は簡単ではありません。
そのため、部屋が壁で仕切られるとどうしても閉塞感を感じてしまいます。
しかし、ドアを減らすと遠い部分まで視界に入るため、室内が広く感じます。プライバシーの問題もあるのでドアの全部の撤去はよくありませんが、広く見せるためにはドアを減らすことは有効です。
大きな鏡を置く
大きな鏡を置くことも広く見せる意味で必要です。
これは、鏡に周囲の空間が映り込み、あたかも鏡の向こう側にも空間があるように見えるからです。周囲がおしゃれに飾ってあれば、そのスタイリッシュな空間を映してくれます。
また、高級な鏡になると、置いてあるスペースをより豪華な雰囲気に変えます。部屋を広く見せるだけではなく、部屋をゴージャスに見せるのでおすすめです。
シンメトリックにする
インテリアをシンメトリックにすることも大切です。
シンメトリーなものは安定や均衡の感覚を人に与え、リラックスさせます。これは古来より美術で応用されて来たもの。効果は歴史が証明しています。
室内のデザインや家具の配置などを左右対称にすると良いでしょう。
ウッド素材は同質に
内装材にウッドを使う場合には同じ質のものを使うことが大切です。
これは、ウッド素材でも多くの樹種があるためです。例えば、ブラックウォールナットなどのような床材にパインなどの壁材を使うならば、木目や色調が違うために部屋の統一感が取れません。可能な限り同じものを使うべきなのです。
また、これは家具にも当てはまります。やはりインテリア材と同質がおすすめです。
ただ、家具も同質…というのは難しいかも知れません。その場合は家具を造作すると良いでしょう。
収納の工夫
前にも述べたように、ホテルライクにするためには生活感を出さないことが必要です。そのためには日常生活に使用するものを目に入らないようにしなければいけません。先に挙げた食器だけでなく、衣料なども見えない方が良いでしょう。
そこでポイントとなるのが「収納の工夫」です。
例えば、食器は造作の収納スペースに片付け、スーツはウォークインクローゼットに片付けられると、目に入るものが減るので生活感が無くなります。部屋も広々となり、ホテルライクな空間になるのです。
ちなみに、収納は活用しなければ意味がありません。出しっぱなしにすることが無いように、いつも片付ける習慣を付けることが必要です。
照明の工夫
照明の工夫も必要です。
照明器を複数個所に分けて設置したり、壁面に間接照明を取り入れたりすると良いでしょう。
また、光の色についても計画するべきです。内装材に合わせて光の色を変えることもおすすめです。
インテリアグリーンを置く
インテリアグリーンを置くと雰囲気が変わるのでおすすめです。
内装は工夫次第によって生命感を持たせることは可能です。しかし、グリーンの存在は大きく、周囲を生き生きと魅せてくれます。
ただし、グリーンは生きている植物のため、水やりなどの世話が必要です。また、窓辺に置くなどして日光に当たるようにしなければいけません。
まとめ
ホテルライクなリノベーションの事例とコツを紹介しました。
リノベの事例を見てイメージが出来た人、そのコツを見て具体的な方法を思いついた人もいることでしょう。
また、自宅のリノベ計画を考えた人もいるのではないでしょうか。
ともかくとして、ホテルライクなリノベーションにしても技術力と経験が必要です。ホテルライクなリノベーションには、大和ハウスウッドリフォームにご相談ください。
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