おしゃれな寝室にリノベーション!デザインポイントと成功の秘訣

寝室は快適な空間で無ければいけません。一日の疲労の回復のためには睡眠が不可欠であり、ぐっすりと眠る必要があるからです。
ただ、リノベーションで寝室を作るならば、単に快適な空間を作るのではなく、おしゃれな空間にしたいものです。快適でおしゃれな空間、それが寝室に求められます。
しかし、おしゃれな寝室を作るにしても、どのようにすれば良いのでしょうか。
そこで、ここでは寝室のリノベーションを取り上げ、寝室を決める要素とおしゃれに作る方法を紹介します。
寝室を決める要素
まずは寝室の状態を決める要素を取り上げてみましょう。
寝室の状態は美的な要素も求められますが、それ以前に快適性が求められます。これは快適な睡眠のため。身体に直接的に作用する要素を考えなければいけないのです。
では、どのような点が寝室の状態を決めるかというと、次の6点に絞ることができます。
光
音
温度
湿度
機能
安全性
それぞれについて解説しましょう。
光
光は人間を覚醒させる効果を持つ要素です。朝日を浴びると気持ちよく目が覚める人も多いのでしょうが、この現象は光の持つ覚醒の効果の現れだと言えます。
さて、室内の光をコントロールするためには自然光を決める「窓」と、夜間の光を決める「照明器」を工夫しなければいけません。
これらを適切に配置すれば快適な睡眠を得ることができるようになります。また、デザイン性を高めれば、おしゃれな空間作りに役立つでしょう。
音
次に挙げられる要素が「音」です。
音も人間を覚醒させます。目覚まし時計が良い例でしょう。
それでは、音をコントロールするためには、どの部分を工夫しなければいけないでしょうか。
これには窓と壁に対する対処が必要となるでしょう。と言うのも、寝室は静かである必要があり、その空間を作るには壁や窓の遮音性が求められるからです。
なお、遮音性は室内の美観にはあまり関係がないように思えますが、窓の配置などがインテリアデザインに関係します。
温度
温度も寝室の状況を決める条件の1つです。
快適に眠るためには温かさが必要ですが、その温かさは寝具だけで決めるのではありません。建物の断熱性も重要なのです。建物の断熱性が確保されていないならば室内は寒くなってしまうため、快適な睡眠は望めません。
ちなみに、室内の温度は壁の中の断熱材の充填状況や、窓ガラスの断熱性能にもよります。リノベーションであれば、これらの性能もアップさせたいものです。
湿度
湿度も寝室の状況を決める条件と言えます。
例えば、梅雨の季節は湿度が上がってしまい、室内はジメジメして不快になってしまいます。これは寝室も同じ。不快になるため安眠は望めません。
快眠を得るためには内装材に調湿機能を持たせることが得策です。塗り壁の素材や機能性壁紙には調湿機能があるタイプがあるので、活用すれば湿度をコントロールできます。
また、これらの素材には色やデザインの幅があります。好みのものを使えば、オリジナリティの溢れる空間を会陰出できるでしょう。
機能
寝室は機能も大切と言えるでしょう。
良い例が収納や家電製品の使い勝手などです。
収納は寝具をなどの用品を片付けるためには欠かせません。寝具を別の部屋の収納に片付けることは効率的ではないからです。やはり寝室に片付けるべきでしょう。
また、寝室は意外に家電製品を使います。照明器の他にも加湿器やテレビ、ちょっとしたオーディオもあるかも知れません。仮にコンセントが足りなくて延長コードがいっぱいになってしまったならば、おしゃれとは言いにくいです。
安全性
寝室であっても家庭内事故がゼロになるとは言い切れません。安全性に関しても留意するべきです。
例えば、フットライトを設置すれば夜間でも安全に移動できます。
リノベーションでおしゃれな寝室を作る方法
次に、リノベーションでおしゃれな寝室を作る方法を挙げてみましょう。
ただし、リノベーションは機能的でもあるべきです。おしゃれな要素とともに、機能についても再確認をします。
窓
窓が大きすぎると入る日光の量が多くなるので、あまり大きくない方が得策です。
デザイン性を考えるならば、サッシは飽きの来ない色を選びましょう。
また、窓を考えるならば、それと同時にカーテンのデザインも検討するべきです。あまり派手なデザインではない方がベターでしょう。
ちなみに、カーテンのデザインは内装材とのコーディネートにも配慮するべきでしょう。
機能としては断熱性や遮音性などに留意する方がベターです。
照明
照明器は明るくするだけではありません。光の色を落とし、雰囲気を変えることが可能です。
入眠時の環境づくりのため、光の色を落としてオレンジ系の色とするのがおすすめです。
また、直接的にではなく、間接照明とすればおしゃれになります。
他にも、照明器はリモコンでのコントロール可能なタイプがおすすめです。布団の中から操作が可能なので便利です。
素材
家づくりには素材選びも大切です。
さて、素材には天然素材と人工の素材があり、性能も風格も完全に違います。寝室として使うのであれば天然素材の方に軍配が上がります。
良い例がフローリング材です。フローリング材には天然素材の無垢フローリングと合板から作った複合フローリングがあります。寝室には肌触りなどが木の感触のする無垢フローリングがおすすめです。
また、壁材も漆喰の塗り壁とすれば、落ち着いたシックな空間とすることが可能です。
色調
色調は基本的にはコーディネートに気を付けるべき。また、派手な色調は避けた方が無難です。
具体例とすれば、ブラウン系やホワイト系、グレー系などです。
また、無垢フローリングを使うならば床の色とも合わせるべき。木目を意識した色合いを選びましょう。
家具・寝具
ベッドをはじめとする家具や寝具は睡眠の取りやすさと色調がポイントとなります。
睡眠は、例えば寝具の肌触りや重さなどです。布団にしろ枕にしろ、快眠できるものを選びましょう。
ただし、家具や寝具は良いものを選べば非常に高額になります。リノベーションの予算にも影響し得るので注意が必要となるでしょう。
なお、寝具は造作も可能です。業者と打ち合わせる際には造作家具としての可能性も検討しましょう。
香り
香りというとアロマを連想するかも知れません。確かに寝室にはアロマなどを使うのもおすすめです。
しかし、リノベーションの観点から考えるならば、天然木材の多用も挙げられます。…心地よい木の香りがするからです。
その点で言うならば、無垢フローリングがおすすめです。ヒノキなどの香りにはリラックス効果があるとも言われます。寝室にマッチします。
音楽
就寝時に音楽を聴く人も少なくありません。
ですから、寝室にちょっとしたオーディオ機器を設置するのもおすすめです。
ただし、寝室のものは音楽を楽しむというよりは睡眠に誘う効果を狙ったもの。それほど豪華なものである必要はありません。
オーディオの設置にはコンセントが必要です。業者と打ち合わせる際にはコンセントの配置も検討しましょう。
インテリアグリーン
インテリアグリーンもおしゃれに魅せる上で重要です。
また、グリーンは癒しの効果のある色です。就寝前にも良い効果を現わします。
ただし、グリーンは世話が必要です。採光や水やりなどにも配慮しましょう。
まとめ
リノベーションでおしゃれな寝室を作る方法について取り上げました。どのような点に注意するべきか、イメージが掴めたことと思います。また、具体案が浮かんだ人もいることでしょう。
寝室は睡眠を取って次の日に備える部屋です。リノベーションの際には機能も合わせて考えた寝室づくりをしましょう。
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