「予算500万円でどのくらい家をリフォームできるの?」

「希望のリフォームができるか不安」

 

そんな方はいませんか?

 

予算500万円あれば、さまざまなリフォームができます。

大切なのは、リフォームの目的をしっかりと明確にし、予算を最大限使うことです。

 

ここでは、500万円でできるコスパ抜群のリフォーム実例を7つご紹介します。

1. 水まわり一新(キッチン&バスルーム)


キッチンや浴室などの水回りは、年月が経過すると設備が劣化するため適切なタイミングでのリフォームが大切です。

 

「500万円で水回りを一新できるの?」と思われるかもしれませんが、設備の選び方やリフォームの方法によっては500万円でも十分に収まります。

 

一戸建てとマンションでキッチン・浴室・トイレ・洗面化粧台をリフォームした場合の費用相場は以下の通りです。

 

  • 一戸建て:120〜200万円程度

  • マンション:108〜190万円程度

 

リフォーム業者によっては、複数の水回り設備をリフォーム・リノベーションする際はセットプランを利用できることがあります。

 

キッチン・浴室・トイレ・洗面所のいずれか3点、もしくは4点をセットにした工事プランが人気です。業者によっては2点セットで提供していることもあるので、依頼する業者にセットプランについて聞いてみると良いでしょう。

 

2. 和室から洋室へモダンチェンジ


古い和室を新しく洋室にモダンチェンジするリフォームも人気です。和室を洋室にリフォームすることで、今風のおしゃれな洋室に一新できます。

 

洋室へリフォームする場合、施工範囲や内容によって金額が大きく変わってきます。例えば、畳からフローリングに変更する場合、6〜8畳の部屋なら9〜35万円程度が費用相場です。壁や天井の壁紙もリフォームすると追加で10〜20万円程度かかります。

 

押入れをクローゼットに変更、襖を洋室建具に変更、真壁和室を大壁の洋室に変更するなど、和室全体をフルリフォームすると100万円程度の予算があれば可能です。

予算500万円であれば、十分和室から洋室へのリフォームは可能ですが、どこをリフォームするか、どの部分を節約するかなどはしっかりと検討することをおすすめします。

 

3. 壁を抜いて開放的なLDKに


キッチン・ダイニング・リビングをひとつながりの空間にするために、壁を取り払うリフォームを行う方も多いです。壁を取り払うことで、開放的な空間が実現できます。完全に仕切られた壁でなく天井から垂れ下がった垂れ壁があるなら、それを撤去してしまうだけでもガラっとイメージが変わります。

 

壁の撤去だけなら、撤去範囲にもよりますが5〜6万円程度でリフォームが可能です。解体工事と撤去した部分の壁紙などの復旧作業も行って大体1〜2日程度で完了します。

 

ただし、取り払う壁の内部にコンセントの引き込み電線などが埋め込まれているようなら、もう少し金額が高くなる可能性があります。

 

4. 収納力アップ!造作家具の導入


市販の家具では対応しづらいサイズや形状に合わせて造作家具を導入するのもおすすめです。

 

「造作家具」とは、住まいと一体になるよう特別に設計された家具のことです。オーダーメイド家具や造り付け家具とも呼ばれ、リフォームやリノベーションで収納や棚を作る際によく使われます。

 

設計から素材までゼロから作るため、まさに世界に一つだけのオリジナル家具です。家の形やライフスタイルに合わせて、リビング収納、本棚、引き出し式のカウンターテーブル、ロフトベッドなど、最適なものを作ることが可能です。

 

そんな造作家具にかかる費用は、製作する家具によって大きく異なります。例えば、キッチンのカップボードを造作すれば60万円程度の費用がかかります。また、壁一面の収納付きのPCデスクとテレビ台を施工するには約85万円ほど用意しなければなりません。

 

ただし、造作で使用する材料によっては、もっと費用がかかる可能性もあります。リフォーム業者としっかりと話し合い、理想の造作家具を作りましょう。

 

5. 自然素材で空気がきれいな家へ


自然素材にはさまざまなものがあります。例えば、調湿効果のある珪藻土や漆喰、無垢フローリングなどは内装でよく使われる人気の素材です。

 

リフォームに自然素材を使うメリットは、健康面、快適性、環境負荷の低減、そしてデザイン性の向上など多岐にわたります。具体的には、シックハウス症候群のリスクを減らし、調湿・消臭効果を期待できる素材を使用することで、健康的な室内環境を実現できます。また、自然素材特有の温かみのある風合いや、経年変化を楽しむことができるなど、デザイン面での魅力も大きいでしょう。

 

そんな家族の健康や快適さを意識した自然素材を使ったリフォームにかかる費用相場は以下の通りです。

 

【費用相場(6畳の部屋の場合)】

  • 漆喰壁へリフォーム:約4〜7.2万円(4,000〜7,200円/㎡ )

  • 珪藻土壁へリフォーム:約3〜6万円(3,000〜6,000円/㎡ )

  • 無垢フローリングへリフォーム:張り替えなら約33〜45万円、重ね張りなら約9〜11万円

 

ただし、無垢フローリングは床暖房が使えないなどのデメリットもあります。その点もしっかりと理解した上で採用を検討しましょう。

 

6. 二世帯リフォーム:共有スペースの最適化


二世帯住宅で快適に暮らすためには、共有スペースの使い方が鍵。共有部分であるキッチンとリビングに、間仕切りや独立収納を設けることで、適度な距離感を確保し、それぞれの世帯が気兼ねなく過ごせるようになります。

 

一つの大きな空間だったキッチンとリビングだと、子世帯と親世帯が同時に使うと、どうしてもお互いの生活音や気配が気になるという二世帯住宅ならではの悩みがあります。

 

そんな時は、リビングの一角に可動式の間仕切りを設置するのが良いでしょう。来客時やそれぞれの世帯が集中したい時には閉めることで、程よいプライベート空間を作れます。

 

また、キッチンにはそれぞれの世帯専用の独立型収納を増設するのもおすすめです。これにより、食器や調理器具の定位置が明確になり、共有スペースでありながらも、互いの持ち物が混ざることなくスッキリと片付けられます。さらに、リビングにはそれぞれの世代が使えるよう、壁面に埋め込み型のニッチ収納を設け、共有の本や雑誌、小物などをすっきりと収納できる工夫もすると良いでしょう。

 

二世帯リフォームを行う場合、どの程度リフォームするかによって費用相場が大きく変わってきます。

 

リビング・ダイニングを全面的に改装する場合は、150〜250万円程度は見ておいた方が良いでしょう。LDK全面なら300〜400万円程度必要になると思われます。

 

7. 中古マンション全面リフォーム


中古マンションの購入は費用を抑えられる反面、内装や設備が古く、快適な住み心地に不安を感じる方も少なくありません。ただ、間取りを大きく変更すると大きな費用がかかってきます。費用を抑えるために、既存の間取りを利用して内装・設備を一新して中古物件とは思えないほどの快適な住み心地を実現することも可能です。

 

例えば、築年数の古いマンションのLDKの壁紙の汚れや古い水回りの設備を刷新するリフォーム事例があります。

 

LDKは、壁と天井のクロスを全面的に張り替え、明るく開放的な雰囲気に一新し、フローリングも傷みが目立っていたため、耐傷性・防音性に優れた新しいフローリング材に張り替えるだけでもガラっと雰囲気が変わります。

 

キッチンには、最新のIHクッキングヒーターと食洗機を搭載したシステムキッチンを導入することで、収納力も大幅にアップします。浴室は、保温性の高いユニットバスに交換し、洗面台も広々としたタイプにすることで、毎日の家事負担を楽にするご提案も可能です。

 

中古マンションのフルリフォームは物件の広さや施工内容によっても大きく異なります。一般的には800〜1,000万円程度が必要になってくるでしょう。

 

予算500万円程度でリフォームするためにも、リフォームするところとしないところ、妥協するところなどをしっかりと考えることが大切です。

 

8.まとめ


今回は、コスパ抜群のリフォーム実例についてご紹介しました。予算500万円でも工夫をすることで、理想のリフォームを実現することができます。

 

弊社でも、お客様の予算に合ったリフォームをご提案しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。