最新!海外のリノベーショントレンド

「日本のリノベーション事例もいいけど、もっと個性的なアイデアはないかな?」
「映画や海外ドラマに出てくるような、おしゃれな家に憧れる…」
もしそう感じているなら、ぜひ海外のリノベーショントレンドを参考にしてみましょう。海外では、文化やライフスタイルの違いから、日本とは一味違うユニークなリノベーションが生まれています。
この記事では、世界的に注目されている最新のリノベーショントレンドを、具体的な事例を交えながらご紹介します。さらに、憧れの海外トレンドを日本の住まいにどう取り入れるか、そのヒントも解説します。
なぜ今、海外のリノベーショントレンドが注目されるのか?
近年、日本のリノベーションでも海外トレンドが注目される背景には、いくつかの理由があります。
個性を尊重する文化
海外では、画一的な家ではなく、住む人の個性や価値観を反映した「一点もの」の住まいを求める文化が根付いています。これは、大量生産された住宅に飽き足らず、自分らしい空間を求める日本のリノベーション志向と一致しています。
ライフスタイルに合わせた住まい
在宅ワークの普及や家族構成の変化に合わせて、住まいを柔軟に変えていく考え方も海外から入ってきています。リノベーションで間取りを自由に変更し、趣味の部屋や多目的な空間を設けるという発想が、多くの人に受け入れられています。
環境意識の高まり
SDGsへの関心が世界的に高まる中、古材やリサイクル素材を活用したり、古い建物を壊さずに再利用したりするエコなリノベーションが注目されています。これは、持続可能な社会を目指す現代の価値観に合致しています。
最新!注目の海外リノベーショントレンド4選
ここからは、今、世界で特に注目されているリノベーションのトレンドを4つご紹介します。
サステナブルなリノベーション
環境に配慮したリノベーションは、もはや一時的なブームではありません。古い建物の良さを活かしながら、再生素材や自然素材を取り入れるスタイルです。古材を壁や床に再利用したり、リサイクルされたタイルを使ったりすることで、新築では出せない温かみのある空間になります。
また、自然光を最大限に取り入れる大きな窓を設置したり、断熱性を高める工事を行ったりすることで、住まいのエコ性能を高めます。
多機能・可変性の高い空間
在宅ワークの普及により、一つの空間を多用途で使える「フレキシブルな空間」が求められています。可動式の間仕切りや、折りたたみ式のデスクを造作家具として取り入れることで、リビングを仕事部屋に、寝室をヨガスペースするになど、自由に空間を変えられます。限られたスペースを最大限に活用する賢いアイデアです。
バイオフィリックデザイン
「バイオフィリア(生命への愛)」という考え方に基づいたデザインで、室内空間に植物や自然光、木材などの自然素材を大胆に取り入れるスタイルです。大きな窓で光を取り込んだり、壁一面に観葉植物を飾ったりすることで、自然とのつながりを感じられる癒やしの空間が生まれます。心の豊かさや健康を重視するウェルネス志向の高まりとともに、人気を集めています。
ミニマル&ウェルネス
必要最小限の家具や、シンプルで洗練されたデザインを追求する「ミニマル」なスタイルは、心の豊かさや健康を重視する「ウェルネス」の考え方と結びついています。モノを減らすことで、掃除がしやすくなり、ストレスが軽減されるだけでなく、厳選されたお気に入りの家具やアートがより引き立ちます。
憧れの海外トレンドを日本の住まいに取り入れるヒント
「海外のトレンドは素敵だけど、日本の家には合わないのでは?」そう思う方もいるかもしれません。しかし、日本の住宅事情や生活様式に合わせて工夫すれば、憧れのスタイルを取り入れることは十分に可能です。
大胆な「色」や「素材」をアクセントにする
壁の一面だけを鮮やかな色に変えたり、レンガ調やタイル、天然木を部分的に使ったりすることで、空間の雰囲気をガラッと変えられます。リビングのテレビボードの背面やキッチンのカウンターなど、小さなスペースから試してみるのがおすすめです。
照明で雰囲気を変える
海外の住まいでは、ダウンライトだけでなく、ペンダントライトや間接照明、フロアライトを組み合わせて使うのが一般的です。これらを活用すれば、部屋の雰囲気を何通りにも変えることができます。食事のときは明るく、リラックスしたいときは間接照明だけにするなど、暮らしに合わせた光の演出を楽しみましょう。
多機能な家具を活用する
可動式の家具や、収納も兼ね備えた造作家具を活用することで、限られた日本の住まいでも多機能な空間を実現できます。壁一面の収納棚や、ベンチにもなる収納ボックスなどを取り入れれば、見た目がおしゃれなだけでなく、機能性も格段に向上します。
観葉植物を効果的に配置する
バイオフィリックデザインは、観葉植物を置くだけでも取り入れられます。大型の観葉植物をリビングのコーナーに置いたり、複数の小型の植物を窓辺に並べたりするだけで、部屋に癒しと彩りが加わります。
海外トレンドに欠かせない「オープンな間取り」の魅力と注意点
海外の住宅によく見られるのが、リビングとダイニング、キッチンが一体となった「オープンな間取り」です。開放感あふれる空間は魅力的ですが、憧れだけで取り入れるのはおすすめしません。日本の住まいに導入する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが大切です。
憧れのオープンな間取りがもたらす3つのメリット
オープンな間取りの最大の魅力は、なんといってもその開放感にあります。壁を取り払うことで、実際の広さ以上に空間が広く感じられ、よりゆったりと過ごすことができます。また、家族とのコミュニケーションが円滑になるのも大きな利点です。
料理中やリビングでくつろいでいるときでも、お互いの顔が見えるため、自然と会話が生まれます。さらに、窓からの光が部屋の奥まで届きやすくなり、風通しも向上するため、明るく快適な住環境を手に入れることができます。
快適な暮らしのために知っておきたい3つの注意点
一方で、オープンな間取りには注意すべき点も存在します。まず、キッチンの料理の臭いや煙が、リビング全体に広がりやすくなることが挙げられます。強力な換気扇を設置したり、キッチンとリビングの間に換気扇付きの引き戸を設置したりするなどの工夫が必要です。また、リビングのテレビの音や料理の音など、生活音が響きやすくなるため、家族の生活リズムによってはストレスになる可能性もあります。
さらに、冷暖房効率も考慮しなければなりません。部屋全体を温めたり冷やしたりするのに時間がかかり、光熱費が高くなる可能性があります。この課題を解決するためには、断熱材の性能を上げたり、床暖房を導入したりするなどの根本的な対策が効果的です。デザイン性だけでなく、日々の暮らしやすさも両立させることが、リノベーション成功の鍵となります。
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