リフォーム、リノベーションのタイミングはいつ?ライフステージごとにご紹介!

リフォームやリノベーションをすれば、住まいの寿命を延ばしたり、住まいの問題点を改善して暮らしやすく変えたりすることができます。しかし、資金も労力もかかるので、そう何回もできるものではありません。
では、リフォーム、リノベーションのタイミングはいつが良いのでしょうか。建物の築年数も判断材料にはなりますが、それだけではありません。住まう人のライフステージの変化に対応させることも重要なポイントになります。
そこで今回は、ライフステージに注目しながら、リフォーム、リノベーションのタイミングについて、お話していきます。
リフォームは定期メンテ、リノベーションはライフステージ変化がタイミングの目安
住まいは経年劣化で使い勝手が悪くなっていくところがあります。それを元のように使えるように直すのがリフォームです。破損個所を元通りに直したり、設備を新しいものと交換したり、といった工事がメインになります。
一方で、リノベーションは住宅の性能をよくするような改修工事になります。間取り変更を伴うような大掛かりな工事もリノベーションと呼ばれることが多いです。リノベーションは、費用も掛かり、施工会社と時間を変えてプランを作るなど時間もかかります。
リフォーム、リノベーションのような住宅の改修工事を行うタイミングは、「すぐに」「定期的に」「長期的な計画」という3つに分けて考えることができます。
すぐに、できるだけ早く
生活に必要な設備が破損したり故障したりした場合は、できるだけ早く修復しなければなりませんね。元の状態を取り戻すリフォーム工事は、すぐに必要になることもよくあります。
大きな破損に繋がりそうな異常を見つけた場合も、できるだけ早く修復するべきです。まだ使えるからと修復のタイミングを遅らせると、大掛かりな修復が必要になって工事費用が膨らんでしまうことが考えられるからです。
定期的に、一定の年数で
外壁や屋根の塗装、壁紙や床材、水回りなどの設備など、3~5年ごとにはプロに点検してもらい、10~15年目安でリフォーム工事を検討するのが良いとされています。住宅設備には耐用年数の定められているものもありますが、数年ごとに点検し、特に異常が無くてもメンテナンスしていくことは、長く快適に暮らしていくうえで大切なことです。
長期的な計画、十分に準備して
大掛かりな住宅改修になるリノベーションは、住宅購入と同じように考えてみてください。まとまった資金が必要になり、プラン作りも時間をかけて行う工事です。家族のライフプランを見通して、しっかりとタイミングを見極める必要があります。
考慮すべきポイントは主に2点。特に、家族の形が変わるライフステージの変わり目と、住宅そのものの劣化・老朽化です。特に、ライフステージの変化は重要なタイミングといえます。家族の形が変われば暮らし方も大きく変わっていくので、それまでの住まいが新しいライフスタイルに合わずに暮らしにくさを感じやすいからです。
また、住宅そのものの耐用年数は30年程度ともいわれていますが、築年が古い建物は土台の劣化も心配です。ご実家を受け継ぐ時、持ち家の老朽化が気になりだした時など、その家に長く住み続けるため、大掛かりな改修工事を行うことも選択肢になるでしょう。
リノベーションのタイミングは?ライフステージ別のメリット・デメリット
施工後も数十年にわたって暮らし続ける住まいを作るリノベーション。ライフスプランや資金計画を考えると、タイミングについては慎重に決めたいところ。しかし、ライフステージの変化によって、急遽、リノベーションの必要に迫られるかもしれません。
ここではライフステージごとに、リノベーションのメリット、デメリットを考えてみましょう。
子育て期
お子さんの誕生で家族が増えたり、お子さんの成長で個室が求められるようになったり、子育て期は家族や暮らしの形が大きく変化していきます。
このステージでリノベーションを行うメリットは、まず、子育てしやすい家になること。子供たちがのびのび過ごせる広いリビングや、お子さんの一人遊びや宿題を見守ることができるカウンターキッチン、家事の負担を減らす効率的な家事動線、成長したお子さんのための子供部屋などが実現できます。
また、住み替えで住宅購入と合わせてリノベーションをするなら、ローンの返済期間を長く取って、月々の返済負担が相対的に軽くすることもできるでしょう。
続いて、このステージでのデメリットとして考えられることをあげてみます。まず、子育ての資金を考えると、リノベーションに十分な費用をかけられず不本意な仕上がりになるかもしれません。また、リノベーション費用の支払いが、その後の家計に大きな負担となることも予想できます。お子さんに合わせた間取りや住宅設備が優先されるので、インテリアなどに大人の希望が反映されにくいことも考えられます。
子育て卒業期
お子さんの独立は、お子さん中心の生活から夫婦だけの生活にと、暮らし方が大きく変わります。住宅設備や建物自体の老朽化も気になる頃でしょう。
このステージでのリノベーションのメリットは、空いたスペースを好みに合わせて有効活用できることがあげられます。子供部屋のために諦めていた書斎や趣味のスペースを作ったり、キッチンや浴室を大きくしたりすることもできます。
資産がある程度形成されていれば、資金計画も立てやすくなっているでしょう。一部にグレードの高い設備を入れるなどメリハリをつけたプラン作りもできそうです。
また、介護を見据えた工事もまとめて行うにもよいタイミングです。体が元気なうちに、介護しやすい家にしておけば、体がつらくなってからリフォームするよりも、体にも心にも負担が軽く済みます。
親世代との同居
リノベーションは、親世代のライフステージとも関係があります。親世代との同居が決まれば、二世帯で暮らすための住まいに変える必要があります。
二世帯同居は、親世代、子供世代、それぞれのライフステージに合わせたリノベーションを同時に行うチャンスと考えることもできます。資金計画についても、二世帯で協力して有利にすることができる可能性があります。
デメリットは、限られた住まいの広さを二世帯で分けなければならなくなること。二世帯住宅の設計で経験豊富な施工会社に相談して、どちらの世帯も暮らしやすい家づくりについてサポートしてもらうことをおすすめします。
まとめ
リフォーム、リノベーションを適切なタイミングで実行すれば、なじみのある家、土地で長く暮らし続けることができます。
ライフステージごとに、リノベーションをするメリット、デメリットについてお話してきましたが、将来のことは不確定要素も多く、不安が募ってしまうかもしれません。
そんな時は、経験豊富な施工会社に相談してみることをおすすめします。その後も長く住み続ける住まいのリノベーションは人生でも大きな決断。頼れるパートナーを見つけてしっかり相談しながらすすめましょう。
大和ハウスウッドリフォームでは、お客様のライフステージの変化を見据えた住まいづくりにじっくりと向き合います。子育て世帯のリノベーションや二世帯住宅へのリノベーションでも豊富な実績があり、プロの目線からの提案が可能です。
ホームページでは、ライフステージ別に施工事例を検索していただくことができます。「子育て」、「セカンドライフ」、「二世帯」。それぞれのライフステージに暮らしやすい住まいの工夫が詰まっていますので、参考にしてみてください。
▼大和ハウスウッドリフォーム実例集
https://reform-list.daiwahouse-woodreform.co.jp/house/reform-list-mt/