リビングは家族が集まって団欒する場所です。せっかくリフォーム・リノベーションするなら家族全員がゆったりとくつろげるスペースにしたいですよね。

そこで、本記事ではリフォーム・リノベーションで行える庭との一体感を楽しむリビングづくりをご紹介します。

庭との一体感が楽しめるリビングのメリット

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庭との一体感が楽しめるリビングを作ると様々なメリットが得られます。

●      自然を感じながら過ごせる

●      庭にすぐでられる

●      開放感のある広々した空間が作れる

3つのメリットについて見ていきましょう。

自然を感じながら過ごせる

庭との一体感が楽しめるリビングなら、リビングの窓から庭の景色を眺めることができます。春には華やかな花々を眺め、秋は色づく紅葉を満喫するなど、1年を通して季節の移ろいを楽しめるのです。

景色を眺めながら読書をしたり、音楽を聴いたりと贅沢な時間を過ごせるでしょう。

庭にすぐ出られる

庭とリビングが一体になっていると、すぐに庭に出ることができます。

洗濯物を干したい時やガーデニングをしたい時にさっと庭から外に出られるので、わざわざ玄関へ行く必要がありません。

また、子供やペットが庭で遊んでいるのを眺めながら、リビングでのんびりすることもできます。家族や友人を集めて庭でバーベキューをする時も、リビングから必要な道具や食材をすぐに運べるのでとても便利です。

開放感のある広々した空間が作れる

庭との一体感を楽しめるリビングは、リビングと庭との境界が曖昧になります。そのため、1つの部屋のように広々とした開放感のある空間を作ることができます。

庭にウッドデッキなどのスペースを設けてリビングとフラットに繋げば、庭をセカンドリビングとして活用することも可能です。


庭と一体感があるリビングづくりのポイント

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リフォーム・リノベーションによって庭と一体感のあるリビングを作るにはいくつかポイントがあります。

ここでは、庭との一体感のあるリビングづくりのポイントをご紹介します。 

●      自然光が入るリビングにする

●      風通しを良くする

●      リビングと屋外のテイストを統一させる

●      リビングの入り口から窓までまっすぐ抜ける動線を作る

●      設置する窓の大きさや数を検討する

5つのポイントについて見ていきましょう。

自然光が入るリビングにする

庭とリビングの一体感を楽しむなら、庭からしっかりと自然光が入るリビングにしましょう。リビングに大きな窓を設置し、自然光が室内に入りやすくなるとリビングが明るく開放感のある空間になります。春や秋など心地よい季節には窓を開放し、自然光を浴びながらのんびり過ごすのも楽しみ方の1つです。

風通しを良くする

風通しの良いリビングにするのもおすすめです。

しっかりと風が通り抜けるように窓の配置を考え、気持ちの良い風がリビングに入るように設計しましょう。空気の入れ替えもできるので、常に気持ちの良い室内空間を作れます。

リビングと屋外のテイストを統一させる

庭との一体感を楽しめるリビングを作るなら、リビングと屋外のテイストを統一させるようにしましょう。テイストが統一されることで、外界と室内の境界線が曖昧になるので、より広々とした空間づくりができます。

リビングと庭の雰囲気が全く異なると、空間が分断されたように感じてしまい室内が狭く感じることもあります。

リフォーム・リノベーションをする際は、室内空間だけでなく庭のデザインも意識するようにしましょう。

リビングの入り口から窓までまっすぐ抜ける動線を作る

リビングの入り口から窓までまっすぐつと抜ける動線を作ることで、視線が庭まで抜けて奥行きのある広い空間であると目が錯覚します。

奥行きがしっかりと感じられるため、実際のリビングの広さよりも見た目に広く感じられ開放感のある空間づくりができるのです。

リビングの家具を置く際は、リビングの入り口からの視線の抜け方を意識しましょう。

設置する窓の大きさや数を検討する

庭との一体感を楽しめるリビングづくりをする際には、窓の大きさや数の検討も大切です。

明るくて庭と一体化した開放感のある空間づくりをしたいなら、大きな掃き出し窓を取り付けてしっかりと光を取り入れましょう。

開口部が大きければ大きいほど、しっかりと光を取り込み庭との一体感も高められます。


庭との一体感が楽しめるリビングを作る際の注意点

庭との一体感を楽しめるリビングづくりの際には、いくつか注意点があります。

ここでは3つの注意点を見ていきましょう。

●      プライバシーに気を付ける

●      虫対策をする

●      予算を考慮する

3つの注意点を解説していきます。

プライバシーに気を付ける

リビングと庭を一体化させる際に気をつけなければならないのは、周囲からの視線です。

お隣の家との距離が近かったり、道路が庭に面していたりすると、庭からリビングが丸見えになる可能性があります。

周囲の視線が気になってリビングや庭でゆったりと過ごすことができなくなってしまってはもったいないです。

周囲の視線が気になる場合は、外からの視線を遮る塀や壁、フェンスを設置したり、高い木で目隠しするなどの対策をしましょう。

虫対策をする

庭との一体感を楽しめるリビングは、自然をより近くで感じられますが、庭から家の中に虫が侵入しやすくなるという問題が発生します。

庭とリビングの境目をフラットにするとより一体感を楽しめますが、虫の侵入がさらに増えてしまう可能性も高くなるのです。

虫が多く発生する季節は室内への虫の侵入を防ぐためにも、虫除けグッズをたくさん用意したり、虫の嫌がるハーブなどを植えたりといった対策を取りましょう。

予算を考慮する

リフォーム・リノベーションで庭との一体感を楽しむリビングを作る場合、大きい窓を設置したり、日差し・雨除けの屋根をつけたり、ウッドデッキを設置したりと様々な工夫が必要です。こだわればこだわるほど、庭との一体感が楽しめるリビングづくりができますが、その分予算が高くなります。

リフォーム・リノベーションをする際は、事前にしっかりと予算設定をして、どこにお金をかけるかを検討するようにしましょう。


リビングと一体感を出すならアウトドアリビングがおすすめ

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庭とリビングに一体感を持たせるなら、アウトドアリビングを作りましょう。

アウトドアリビングとは、室内のリビングと繋げるように屋外に共有スペースを設けることです。テラスや中庭を作るなど、様々な方法があります。

ここでは、アウトドアリビングを作るポイントを3つご紹介します。

●      LDKの延長線上に作る

●      リビングとつながる東屋を作る

●      天候に合わせた対策を行う 

3つのポイントを見ていきましょう。

LDKの延長線上に作る

LDKの延長線上にアウトドアリビングを作ることで、空間に広がりをもたらします。リビングだけでなくダイニングやキッチンとも一続きなら、アウトドアリビングで遊ぶ子供の様子を見守りながら家事を進められます。

リビングとつながる東屋を作る

広い庭があるなら、東屋を作るのもおすすめです。

室内から一続きに繋げることは難しいですが、リビングから庭にでて東屋でのんびりとお茶を楽しんだり、バーベキューを楽しんだりと様々な用途に使えます。

家事の合間などに家から少し離れて東屋で過ごすことで、気持ちのオンオフの切り替えもしやすくなるでしょう。

天候に合わせた対策を行う

アウトドアリビングを作る場合、天候に合わせて対策を取る必要があります。

夏は暑い日差しを遮るためにパラソルやシェードを利用したり、反対に冬は暖かい日差しがリビングに入るように調整したりと、季節の変化にあわせて対策を行いましょう。

アウトドアリビングに家具を置くなら、突然雨が降っても対応できる屋外専用の家具を選ぶことも重要です。


まとめ

庭との一体感を楽しむリビングづくりのポイントについて解説しました。

リビングと庭を一体化させることで、実際のリビングの広さよりも広々と開放感の感じられる空間づくりができます。気持ちの良い風が庭から入ってくるので、リビングがより居心地の良いものとなるでしょう。

ただ、庭との一体感を楽しめるリビングづくりをする際は、プライバシーや虫対策など気を付けるべき部分もあります。また予算もしっかりと考慮しなければなりません。

これまで解説したことを参考に、庭との一体感を楽しめるリビングづくりをしてみてくださいね。