空きスペースをフル活用!リノベーションで作る小さなワークスペー

新型コロナの騒動をキッカケにしてテレワークにシフトした企業は少なくありません。
そして、これによりテレワークのメリットに気が付いた企業も多いことでしょう。
しかし、働く側としてみれば、テレワークに自宅が向いているとは限りません。限られたスペースの中で能率の上がる作業環境を作らなければいけないからです。
それでは、限られたスペースの中で作業環境を作るには、どのようにすれば良いのでしょうか。
ここではリノベーションで作る能率の上がる小さなワークスペースの作り方を解説します。
リノベーションで小さなワークスペースを作る前に考えるべきポイント
ワークスペースは闇雲に作るべきではありません。ポイントを絞って計画を立てるべきです。
では、ポイントはどのような点にあるのでしょうか。
広さ
広さは基本的にはパソコンが置ける程度とはなりますが、実際には紙資料を置くスペースも欲しいです。ですから、ある程度の余裕を持たせなければいけません。
また、職種によって大型のディスプレイが必要になるでしょう。例えば、映像を使う仕事や図面を作成する仕事です。このような仕事はディスプレイの設置と紙資料の置き場も必要。
スペースをコンパクトにまとめることも大切ですが、作業のためには余裕も必要と考えましょう。
作業環境
次に考えるべきなのは「作業環境」です。
これは集中できるスペースを作ることがポイントとなります。
この時のポイントとなるのは「静かな環境をどのようにして作るか」となるでしょう。
具体的には壁の仕様や間仕切りについての検討となります。
設置する機材
設置する機材を最初から考えておくこともポイントです。
作業が実際にできないと本末転倒になってしまうからです。
そのためには設置する機材を最初から考えておく必要があります。
例えば、仕事によってはパソコンを複数台使うケースや、高性能のデスクトップパソコンが不可欠になるところもあるでしょう。また、パソコン以外にもサーバーを設けるケースもあるかも知れません。
当然ながら、設置する機材を最初にリストアップすることが大切。大きなポイントとなるでしょう。
照明計画
照明計画も非常に大切です。
これは作業者の肉体的・精神的な疲労に直結するからです。また、紙の資料を使う人にとっては「見やすい明るさ」が必要となるでしょう。
なお、リノベーションであれば、窓の配置も変えることが可能です。照明に併せて窓からの採光を考えることもポイントとなります。
リラックスできるように
作業には集中も大切なのですが、人間の集中力の維持には限界があります。
そのため、小休止はどうしても必要です。小休止は肉体的だけでなく、精神的な疲労回復も欠かせません。リラックスできる環境作りもポイントとなるでしょう。
狭いスペースでも快適に!小さなワークスペースを作るためのレイアウトアイデア
ところで、家はリノベーションによって大きく変えることは可能です。しかし、土地の建ぺい率や容積率の都合から、変更には限界があると言わざるを得ません。つまり、ワークスペースをコンパクトにまとめる必要が生じるのです。
では、ワークスペースを小さくまとめるには、どのようなレイアウトアイデアがあるのでしょうか。
寝室と併設
ワークスペースを寝室に併設すると、小さくて静かな環境を作りやすいメリットが生じます。
言うまでもなく、集中力の維持には静かな環境が不可欠です。寝室はそのような環境づくりに適しているスペース。ワークスペース作りに適しています。
リビングと併設
リビングと併設させると、小さいだけでなく、オンとオフの切り替えがしやすくなります。
昼休みや就業の終わりにも便利な間取りと言えるでしょう。この間取りは食事を取る際にも便利です。就業後にすぐに夕食が取れるのは魅力的です。
また、リビングと併設すれば家族を見守りやすくもなります。特に、小さな子供のいる家庭には子供を見守りやすくなるので、おすすめです。
ワークスペースには間仕切りがあるとベター
前にも述べたように、ワークスペースには静かさが求められます。特に、重要な仕事をしている時などは静かさが一層大切になることでしょう。
しかし、ワークスペースがあまりにもオープンになり過ぎると、静かさの確保が非常に難しくなります。
そんな時に重宝するのがパーテーションです。特に、可動式のパーテーションは使用するときだけに使えるので、オンとオフを使い分けるのにも有効です。
デザインと機能性を両立!収納を兼ねたワークスペースの作り方
ワークスペースは機能的でなければいけませんが、気持ちよく作業をするためにはデザイン性も要求されます。
では、機能性とデザイン性を両立させたワークスペースにはどのようなタイプのものがあるのでしょうか。
その答えの1つが「収納との兼用です」
ここでは、収納を兼ね備えたワークスペースについて紹介します。
ウォークインクローゼットの一部
ウォークインクローゼットの一部にワークスペースを作ると、デザインと機能性が両立できます。
と言うのも、ワークスペースが完全に隠れるからです。
ワークスペースは使っていると乱雑になりがちで、見た目も良くありません。
その点、ウォークインクローゼットで収納と兼用すれば室内をきれいに保てて、室内のデザインを台無しにしません。
ロフトとの兼用
ロフトは物置としての位置づけではありますが、それ以外の用途としても使えます。例えば、趣味のスペースとして使っている人も多いです。
さて、ロフトはワークスペースとしての活用も可能。高さが決まっているので頭上注意となる場合もありますが、広さ的には十分です。紙資料を広げることも可能なので、作業効率も上がるでしょう。
省スペースで効率的な作業環境を作るための家具選び
ここで、省スペースで効率的な作業環境を作る家具について考えてみましょう。
デスクの大きさ
デスクの大きさはコンパクトであることが望ましいです。
しかし、職種によっては大型のディスプレイや紙資料を置くこともあります。また、高性能のデスクトップパソコンやスキャナが必要な人もいることでしょう。
そのため、デスクの大きさは余裕を持って作るべきでしょう。
ちなみに、ワークスペースを作った後で大型の機材を置くことになった場合、スペースが狭くて使いづらくなることもあります。最悪は仕事にならない場合もあり得るので、余裕を持った方がベターです。
椅子
椅子はデザインや大きさを優先させがちですが、あくまでもワークスペースのため、作業性を取るべきでしょう。
座り心地の良いタイプがおすすめです。
袖机など
資料の電子化が進んでいる職場では紙の出番は少ないですが、紙を使っている職場はまだまだ多いです。
そのような職場では袖机が必要。書類をきれいに収納する必要があります。
ただし、袖机を選ぶ際には周囲とのコーディネートが必要。デザインをよく見て選ぶことが必要です。
照明や配線に注意!快適なワークスペース作りのための細かい配慮
ワークスペースを快適に使うためには照明や電気まわりも高品質にしなければいけません。
ここでは、照明や電気まわりへの配慮を挙げてみましょう。
照明の色と強さ
照明計画の重要性は前に述べた通りですが、見やすい明るさを作るためには、照明の光の色と強さへの配慮が必要です。調整できる照明器が良いでしょう。
床の工夫
床を二重にすると、床下に配線を敷けるので、床面がスッキリとします。ケーブルに足を引っかけるリスクも無くなるので安全です。
コンセントの数と位置
コンセントの数と位置も重要です。設置する機材に合わせて考えることが必要です。
そして、機材に関しては余裕を持って動かせるだけのアンペア数が必要です。エアコンなどの使用も見込むことも必要となるでしょう。
ちなみに、電気製品は雷で破損してしまうこともあります。避雷器付きの分電盤がおすすめです。
まとめ
リノベーションで作るワークスペースについて取り上げました。どのような場所となるかがイメージできたことと思います。また、実際に検討を始めた人もいるのではないでしょうか。
今後の方向性として、テレワークの更なる普及が考えられます。自宅をリノベーションするのであれば、家の一角にこのようなワークスペースを作ってはいかがでしょうか。通勤時間が節約できて快適に作業ができれば、一挙両得になることでしょう。
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