素敵な空間の創造…ホテルライクなリノベーション事例を集めてみました
リノベーションはアイディア次第で可能性が大きく広がります。
仮に、元の住宅が古かったとしても快適な住まいを作ることが可能です。もちろん、普通の家をホテルライクな空間にすることも不可能ではありません。
この記事では一般の住宅をホテルライクにしたリノベーションを集めてみました。ホテルライクなリノベーションにするコンセプトやポイントについても取り上げますので、リノベーションのイメージがより具体的になるでしょう。
ホテルライクなリノベーション事例
まずはホテルライクなリノベーション事例を取り上げましょう。
いずれも古い空間から快適な空間へと変えたリノベーション事例です
広くてナチュラルなLDKを作ったリノベーション事例
こちらはLDKを広く見せることでホテルライクにしたリノベーションです。
可能な限り壁を少なくして、広く見渡せることによって大きな空間を演出しています。
また、リビング空間は陽だまりになりやすい部分に設置したので、温かさあふれる空間となっています。
広く見渡せる空間なので、子供が遊んでいても安心して見守ることが可能です。
開放感が抜群の空間をつくったホテルライクなリノベーション
こちらは横への広さだけでなく、縦への広さにまでこだわったリノベーションです。
LDKの部分に吹き抜けを設けることによって、大空間を作っています。
また、インテリアにはダークトーンの床材を採用。明る過ぎる部屋にならないように、部屋のトーンを落とすことに成功しています。
なお、この家はロフトを設置しているので、大きな物でも無理のない収納が可能。物があっても部屋を狭くしません。
木の素材感があふれるホテルのようなリノベーション
こちらは「木の素材」にこだわったリノベーション。天然木を随所に使うことによって、温かみを強調しています。特に圧巻なのはフロア材で、天然木の無垢材を活用しています。天然木の無垢フロア材は使えば使うほどに独特の味わいを持つので、将来が楽しみなリノベーションとも言えるでしょう。
また、この家は壁面に造作収納を設置し、可能な限り物を出さないようにしています。
後述しますが、ホテルライクにするためには生活感を出さないことが重要。このリノベーションはその部分で成功している事例とも言えるでしょう。
ホテルライクのリノベーションを作る上でのキーワード
リノベーションはコンセプトを決めた方が、より良い空間作りにはベターです。仮に、何もコンセプトを決めずに作るならば、雰囲気に統一性が取れないかも知れません。
さて、コンセプトを決めるために重要なのが「キーワード」です。
ここでは、ホテルライクのリノベーションをする上でのキーワードを集めてみました。
広さ
「広さ」は非常に重要なキーワードとなるでしょう。「広々とした空間」「広くゆったりした雰囲気」など、居心地に大きく関係する言葉だからです。
ホテルライクのリノベーションをする上でも「広さ」は非常に重要です。デザインのコンセプトを検討する際には、「広さ」を念頭に入れるべきでしょう。
くつろぎ
リノベーションのためには空間演出が欠かせません。そして、その演出のためにも、テーマとなるべきキーワードが欲しいです。
さて、ホテルライクにするためには「くつろぎ」が必要です。「くつろぎ」を空間演出に入れれば、デザインや素材などのイメージも出て来るでしょう。
高級感
空間にはグレードがあります。「高級」「中級」「普及」がグレードの代表的キーワードです。
そして、ホテルライクなリノベーションをするならば、やはり「高級」を掲げるべきでしょう。
ちなみに、家全体に高級感を追求し過ぎると、リノベーションのコストが大きく跳ね上がってしまいます。その場合は高級素材を使う部分をアクセント的にすれば良いでしょう。メリハリの付いた面白いデザインにもなります。
洗練された
「洗練された」もホテルライクにする上で大切なキーワードです。
リノベーションは物件によってはレトロな雰囲気を出すために、敢えて「洗練された」というキーワードを外す例があるからです。また、キーワードを見失うと温泉旅館のようになるかも知れません。
なお、「洗練された」リノベーションのためには設備の性能なども知っておかなければいけません。設備の知識を得た上でキーワードの検討をすると良いでしょう。
素材
「素材」もキーワードとして重要です。
「高級素材をふんだんに利用した…」「素材にこだわった…」というように、物を説明する際に頻繁に出る言葉だからです。
空間演出にもこのことは言えます。ホテルライクにする上でも大切となることでしょう。
ホテルライクなリノベーションをするポイント
次に、実際的なリノベーションのポイントを挙げてみましょう。
生活感を出さない
生活感を出さないことは、リノベーションをするにあたっては非常に重要な要素です。
と言うのも、日常を取り込み過ぎるとホテルではなく、場合によっては家が「雑居」のイメージとなるからです。
ホテルライクにするためには、あくまでも「日常」と一線を画すことが大切。前述のキーワードとなる「広さ」「高級感」を持たせ、「洗練」された設備とする方がベターです。
そのため、実際のリノベーションの際には間取りを変更して広い空間を作ったり、世帯じみた空間と一線を画すために高級素材を使ったりすることが必要となるでしょう。
収納を工夫する
前述のように、ホテルライクにするためには「広さ」が大きなポイントです。
しかし、実際には家財が必要ですし、家の中の物は増えてしまうことが多いです。
そこで重要となるのが収納の工夫。仮に物が増えたとしても、収納さえ可能ならば乱雑にはなりません。「広く見せる」ことが可能となるのです。
実際的な例としてはウォークインクローゼットを広くするなどが必要となるでしょう。
なお、スキップフロアや天井裏収納などを取り入れれば、大きな物であっても無理なく収納することができます。
照明の工夫
照明は雰囲気づくりの上で非常に重要です。前述のキーワードで言うならば「くつろぎ」に大きく関係するからです。照明は明る過ぎても疲れますし、暗すぎても困ります。ですから、光を調節できる照明器が欲しいです。
また、間接照明を取り入れるのもオススメです。素材の凝った壁紙と組み合わせれば、よりシックな空間演出となるでしょう。
広く見せる
前述のように、土地には延床面積の規定があるので、物理的に広くすることには限界があります。2つの部屋の壁を撤去して広い空間を作ったとしても、もの足りないかも知れません。
そのため、実際よりも「広く見せる」ことが必要となります。
具体的には、窓の配置を変えることによって開放感を出したり、天井を高くすることによって大きな空間を作ったりすると良いでしょう。
まとめ
ホテルライクなリノベーション事例について、コンセプトに絡むキーワードやポイントと併せて紹介しました。
コンセプトを決める上での手順などもイメージが出来たことと思います。
リノベーションはアイディア次第で可能性が広がりますが、アイディアをランダムに出しても一体感が出ません。ホテルライクのリノベーションをする上でも、キーワードを出してコンセプトを決め、イメージを具体化することが必要です。自分の理想となるイメージのキーワードを定めて、より良いリノベーションを実現してくださいね。