バスルームリフォームの注意点とポイントは?施工事例も紹介!
バスルームの劣化が気になり、そろそろリフォームを考えている。という方も、いざとなると何から始めたらいいのか、どんなことに気を付けたらいいのか不安な点が沢山あると思います。
今回はバスルームリフォームのポイントや注意点を解説します。
施工事例も紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
バスルームリフォームのタイミングはいつ?
バスルームには寿命があり、使用状況によっては寿命より早く補修が必要となる場合もあります。
問題なく使えていても、見えない部分で劣化が始まっている可能性もありますので、慎重に判断する必要があります。
バスルームの寿命は?
バスルーム全体の寿命は約15年
給湯器や換気システムなどの電気製品、浴槽などの設備共に、寿命は15年前後と言われていますが、水栓やシャワー、パッキンは全体の寿命より少し早く、8年程度で取り替えが必要となる場合があります。
放置は危険!よくある劣化症状
壁やパッキン部分のひび割れが見られた場合は早急に補修が必要です。
湿気や水が浴室の外へ漏れ出すと、木材を急激に劣化させる恐れがあります。
配管の劣化や、水漏れが起きていても、浴室内に変化が見られない場合は、劣化に気付くのが遅れ、床下や周囲の木材を腐らせている場合もあります。
バスルームが寿命を迎えた場合は一度プロに点検してもらう事をおすすめします。
バスルームの種類は主に2パターン
お風呂の種類は大きく分けて2パターンあります。
既存のお風呂がどちらかによって、必要な工事が変わりますので確認が必要です。
従来浴室
住宅の構造に合わせて作られた浴室。
タイル張りで作られている事が多く、梁や柱の位置に左右されず、浴室の広さを確保できるため、限られたスペースに浴室を設置しなければいけない場合におすすめ。
デザインタイルや檜風呂など、浴室にこだわりがある場合も従来工法で施工します。
システムバス
工場で作られたパーツを組み合わせて作られるのがシステムバスです。
使い勝手や掃除のしやすさなどを考えて設計されているため、無駄がなくメンテナンスもしやすいのが特徴です。
出来上がったパーツを現場で組み立てるだけなので工程が少なく工期も短く済みます。
各メーカーに、子育て世代や高齢者向けのプランが用意されていて、家族に合うプランが簡単に見つかるのも特徴です。
使い勝手やコストパフォーマンスを重視したプランから、リラクゼーションを目的としたプランなど価格帯や種類も豊富です。
バスルームリフォームの手順
バスルームのリフォーム手順を簡単に把握しておきましょう。
全体の流れを知っておくことで、スムーズにリフォームを進める事ができます。
お風呂の劣化部分、状況などの把握
業者に相談へ行く前に、お風呂の劣化部分、ドアなどの開口部、全体の写真を撮っておきましょう。
相談へ行った際に写真があると、説明がしやすく、簡単な状況把握ができます。
リフォーム店などに相談
近所にリフォーム店があれば相談に行きましょう。
何処へ行ったらいいか分からない場合はネット検索などで、近場のリフォーム店を探してみてください。
現場調査
どんな施工が必要になるか、現場調査なしでは決める事ができません。
劣化部分の把握は特に重要ですので、しっかり現場調査を行ってもらいましょう。
ショールーム見学
採用したいメーカーのショールームへ見学に行きます。
採用したい商品や現場調査の情報をもとに、プランナーの方がプラン作成をしてくれます。
ショールーム見学は、予約が必要な上、見学とプラン作成で2時間程度になってしまうため、少々手間ですが、気になっているメーカーの他にも複数のメーカーを見て回ることをおすすめします。
商品の特徴を比べることで、必要な機能や、取り入れたいプランが分かりやすくなります。
見積もり・プラン作成
ショールームで作成したプランを元に、リフォーム店で見積もりを作成します。
複数の業者に見積もりをしてもらう事をおすすめします。
契約
見積もりや施工内容の確認が取れたら契約に進みます。
マンションの場合、管理会社や組合の許可がないとリフォームができないため、この段階で申請を行っておきましょう。
施工後の保証など、契約内容をしっかり確認してからサインをしてください。
ご近所挨拶
施工日が決まったらご近所へ挨拶へ行きます。
施行中にトラブルがないよう、挨拶は必ず行います。
リフォーム会社の方が同行してくれる事もありますので確認してみましょう。
リフォーム工事
リフォームの場合、解体後に新たな症状が見つかる場合があります。
急な補修が必要になる事もありますので、基本的には在宅しておいた方がいいでしょう。
完了検査・現場撤収
業者が完了検査を行い、異常がなければ撤収作業を行います。
引き渡し
全て完了したら引き渡しとなります。
引き渡しのサインをする前に、施工部分の確認をしっかりと行ってください。
バスルームリフォームの注意点と対策ポイント
一度バスルームを新しくすると、15年程度は使用することになります。
費用負担も大きく、毎日使う場所なので、後悔のないリフォームになるよう、ポイントや注意点をしっかり確認しましょう。
リフォームすることで浴室が狭くなってしまう事がある
従来浴室の場合、間取りに合わせてバスルームが作られていますが、システムバスの場合は規格のサイズが決まっています。
従来浴室からシステムバスへ変更する場合、元々の広さに入る規格サイズを選ぶ必要があるため、柱の位置や梁の関係でバスルームが小さくなってしまう事があります。
現場調査の段階で確認してもらい、対策を相談しましょう。
見えない部分で住宅が傷んでいる可能性がある
バスルームが問題なく使えていても、壁のひび割れやパッキンの劣化、浴槽下の配管から水漏れを起こしている可能性があります。
木造住宅にとって水は天敵です。
バスルームに異常がみられない場合も、寿命を迎える頃に一度業者に検査してもらう事をおすすめします。
10年先のライフスタイルを考慮してプラン作成をする必要がある
一度リフォームすると15〜20年程度は同じバスルームを使うことになります。
10年先にどんな暮らしをしているか想像してプラン作成をする必要があります。
バリアフリーなどの対応は後から工事をすることも可能ですが、数年後に必要になる場合、一度で済ませたほうが費用負担の軽減になります。
掃除のしやすさも考慮してパーツ選びをする
浴室のカウンターや収納棚など、必要かどうかを見極めてプラン作成をする事をおすすめします。
マグネットを使った収納や、取り外しのできるカウンターなど様々なパーツがあります。
バスルームの掃除は体の負担が大きいため、将来を考えたプランにする必要があります。
業者選びは慎重に行う
お風呂本体の他に、補修、設置、配管など、状況によって必要な工事は様々です。
現場調査が必要なため手間がかかりますが、見積もりは複数社に依頼しましょう。
リフォームの場合、工事内容などによって見積もり金額が大きく変わります。
安すぎる業者にも注意が必要です。
見積もり項目ごとに見比べた上で、業者に確認をしましょう。
施工内容、契約内容をしっかり確認してから契約を結ぶ
契約書の内容は必ず全て目を通し、施工後のアフターフォローや保証の内容を確認しましょう。
保証に関して記載がない場合は、業者に確認をしてください。
確認前にサインをしないように注意してください。
マンションの場合は管理会社や組合の承諾が必要
工事内容が決まったら管理会社へ報告しましょう。
申請から1ヶ月程度で承諾される事が多いですが、半年ほどかかったという事例もありますので、工事のスケジュールは承認後に組みましょう。
万が一、施工や契約でトラブルに遭ってしまったら…
浴室を解体して、初めて発覚する劣化など、急な追加工事が必要になる事があります。
その場合は、追加費用や工事の内容が必ず説明され、承諾を得てから追加工事となります。
追加工事を勝手にされてしまった、高額な追加費用を請求されたなど、万が一の場合は消費者センターへ相談しましょう。
バスルームが印象的な施工事例を紹介
従来浴室とシステムバスの施工事例を紹介します。
プランを迷っている方は参考にしてみてください。
【従来浴室】こだわりの檜造りで特別なバスタイムを実現
無垢の香りと手ざわりが優しい、檜造りのバスルームに一新しました。
毎日のバスタイムが極上のリラックスタイムに。
【システムバス】白のバスルームに大理石調のアクセントパネルで高級感のある空間に
使わない部屋を、思い切って吹き抜けに。光あふれるLDKが誕生
こだわりの機能を追加してバスタイムをより楽しめる空間になりました。
コーキングを極力減らした設計は掃除がしやすく家事負担の軽減になります。
まとめ
今回はバスルームリフォームのポイントと注意点、施工事例を紹介しました。
毎日使う空間なので、使い心地の良さ、掃除のしやすさも考慮してプランを立てる必要があります。
大きな費用をかけてリフォームし、その後15年以上は使用することになりますので、
後悔のないプラン設計で、快適なバスタイムを手に入れてくださいね!