昨今、よく耳にする「スマートホーム」という言葉ですが、実際どんな暮らしができるのか知っている方はまだ少ないと思います。

この記事ではスマートホームで出来ること、暮らしの変化など、メリットも紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

スマートホームって何?

スマートホームイメージ

スマートホームとはloTに対応した家電・住宅設備を導入した住宅です。

loTとはモノインターネットを意味しています。

つまり、家電や住宅設備をインターネットで繋いで、より快適な生活を実現するシステムです。

よく目にする物では、音声認識スマートスピーカーや、お掃除ロボットなどがあります。

スマートホームで実現可能な暮らし方

実際にはどんな設備があり、どんな生活に変化するのでしょうか。

スマートホームで導入する事が多い設備を紹介いたします。

センサー全般

センサーイメージ

スマートホームの設備で1番身近なものがセンサーです。

種類も多く、センサーによって色々な使い方が可能です。

人感センサー

人がいるかどうかを検知するセンサーです。

一般住宅では玄関や廊下によく使われています。

セキュリティーシステムと連動させる事で侵入者の検知など防犯対策に役立ちます。

温湿度センサー

温度と室温を検知するセンサーです。

空調機器と連動させることで冷暖房の操作が不要になり省エネにつながります。

開閉センサー

文字通り、開閉を検知するセンサーです。

あまり目にしないセンサーですが、小さな子供やお年寄りと同居している家庭におすすめです。

ベビーゲート・ベランダ・玄関ドアなどの開閉・閉め忘れの際に通知音を設定しておけば、飛び出し・徘徊を防ぐ事ができます。

光検知センサー

室内の光を検知するセンサーです。

陽の光などに反応してカーテンを開閉する設定をしておけば、自動で部屋に朝の光を入れ込む事ができます。

空気質センサー

空気の質・成分を分析してくれるセンサーです。

空気清浄機などと連動させる事で、空気質を向上させます。

健康に直接影響のある空気質をコントロールすることで安心して生活する事ができます。

スマートロック

スマートロックイメージ

スマホと玄関の鍵を連動させて、遠隔操作が可能です。

鍵の閉め忘れ防止はもちろん、お仕事中など、家を離れている時に子供が出かけた場合の施錠も管理できるため、共働き家庭にもお勧めです。

また、ワンタイムパスワードを使って鍵の受け渡しができる機能もあるため、鍵の紛失など急遽対応が必要になった場合に役立ちます。

鍵を持っていれば玄関に近付いただけでロックの解除ができます。

カメラ

カメライメージ

ペットや帰宅後の子供を守る室内カメラは首振り機能がついているものが多く、人感センサーで動くものや、スマホで遠隔操作ができる物もあります。

AI・スマートスピーカー

スマートスピーカーイメージ

普及率も高く、知名度も高いのがスマートスピーカーです。

音楽や調べ物だけでなく、設備機器と連動するタイプが主流です。

対応した家電と連動させる必要があります。

照明

室内の明るさや季節に合わせて調光したり、スマホと連動して操作できるため省エネにつながります。

プロジェクターやスピーカーなどの機能と一緒になっている物もあり、用途に合わせて選ぶ事ができます。

インターフォン

外出先でも訪問者の確認・対応が可能です。

急な宅配便などに対応する事もできます。

録画機能は、悪質セールスなどの対応にも役立つ機能で、防犯性向上にもつながります。

カーテン・シャッター

カーテンやシャッターの開閉を自動で行ったり、スマホと連動して遠隔操作ができます。

シャッターの場合、開閉が面倒・手が汚れる、などの理由からシャッターが付いていても使わないという方も多く、遠隔操作は便利な機能です。

ロボット掃除機

自動で掃除機をかけてくれる機能はもちろん、拭き掃除機能がついている物もあります。

掃除開始時間を設定する事も可能で、家族の人数が多いご家庭はもちろん、ペットの毛が気になる方にもおすすめです。

システムバス

自動お湯張り機能や保温機能が一般的になってきていますが、その他にもスマホで遠隔操作し、浴槽の掃除・お湯張りを行う事ができるシステムがあります。

外出先で操作し、帰宅時間に合わせてお湯を張る事も可能です。

リビングにいながら、スマホ操作のみで掃除・お湯張りまで完結してくれるため、小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。

スマートホームのメリット・デメリット


機能性を知っても、どんなシステムが必要かわからないという方も多いと思います。

メリット・デメリットを把握して生活の質が向上する機能を導入しましょう。

スマートホームへリノベーションするメリット

システムや機能によってメリットは様々ですが、スマートホーム導入で期待できる生活の変化を見てみましょう。

家族それぞれのライフスタイルに合わせて変化する事ができる

家族それぞれの生活スタイルに合わせる事ができるのはスマートホーム導入の大きなメリットです。

お子様の成長に合わせて使い方を変えたり、介護の手助けとして使用することも可能です。

お仕事の時間帯、帰宅時間に合わせた遠隔操作も生活の質を向上させてくれます。

セキュリティーが向上する

ドアや窓の施錠を遠隔操作したり、室内・室外のカメラなどを利用することで、思いがけないトラブルを回避する事ができます。

お子様やペットの見守りにも最適です。

住宅の資産価値が上がる

スマートホームを導入すると物件の価値が向上します。

いざという時の物件貸し出しや売却の際に、好条件で取引する事ができます。

省エネ効果が期待できる

空調や照明を自動制御してくれるため、無駄なエネルギー消費が減り省エネにつながります。

光熱費節約だけでなく、将来を考えた地球に優しい住宅へ変化させる事ができます。

時間の有効活用が期待できる

家電や家具を自動制御・遠隔操作できるため、家事の時間短縮につながります。

短縮した時間を有効に使う事ができるため、生活の質が向上します。

スマートホーム導入のデメリット

メリットだけでなく、デメリットやリスクも把握した上でスマートホームを導入する必要があります。

トラブルに合わせた備えも必要です。

コンセント増設が必要な場合がある

住宅設備などにシステムを導入する場合、近くで電源を確保する必要があります。

コンセントなどの位置が悪い場合は増設工事が必要となります。

Wi-Fiの環境のよっては導入が難しい場合もある

スマートホームに使われるシステムは、全てインターネットに繋がっている必要があります。

家の構造や機器取り付けの位置が悪くWi-Fiの接続が悪いと正常に機能しないため、Wi-Fiの接続が上手くいかない部屋などには導入できない可能性もあります。

初期費用が必要

専用のデバイスや家電は一般の物より高額となるため、初期費用も余計にかかります。

カメラやシャッターなどを導入する場合、業者による施工が必要なため、本体購入の他に施工費もかかります。

停電が起きた場合困る事も

停電が起きた場合、スマート家電の接続が絶たれるため、使用できなくなる可能性があります。

太陽光発電・蓄電池などと併用する場合は、専用のシステムを導入することで、バックアップや非常電源の確保が可能です。

スマートホームの導入方法は?

スマートホームイメージ

スマートホームを導入しようと思っても何から始めたらいいか、どこに頼めばいいか迷ってしまいますよね。

導入方法や手順をみてみましょう。

ネット購入

専用デバイスの導入や設置工事などの手配もネットで済ませる事が可能です。

注文後、指定の業者とスケジュール調整を行い進めます。

比較的、安価で提供されているため、費用を抑えたい方におすすめです。

しかし、業者を自分で選ぶことができないため、施工トラブル・契約トラブルに注意が必要です。

施工内容や契約内容をしっかり把握して慎重に進める必要があります。

リフォーム・リノベーション業者に対応してもらう

スマートホームの専用パックを用意している業者も多く、手軽にシステムを揃える事ができます。

どんな機能が必要か迷っている方にも分かりやすい構成となっています。

業者に現場調査をしてもらってから導入することで、トラブルを回避する事ができます。

導入前の段階でプロに相談することができるため、プランの見直しなど、効率よく進める事ができます。

専用サービスを利用する

スマートホームの機器はレンタルすることも可能です。

システムがセットになっているプランもあり、家族にあったシステムを簡単に選ぶことが可能です。

サポートサービスも充実しており、接続不良など、いざという時に相談することも可能です。

デバイスによってはリモートで対応してくれるため、安心して使う事ができます。


まとめ

手軽に導入できるスマート家電から、リノベーションで実現可能な住宅設備まで、いろいろなシステムを紹介いたしました。

家族それぞれに寄り添った機能で生活の質を向上させてくれるスマートホーム。

この記事を参考にして、ぜひ導入を検討してみてください。