【ゼロから始めるリノベーション】相談から引渡しまでを詳しく解説します
古くなった自宅や実家を快適な住まいに生まれ変わらせる方法として人気のリノベーション。一般的に、建て替えるよりもコストを低く抑えられるのが大きなメリットです。しかし、どのような流れで進めればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、リノベーションの流れを3つのステップに分けて詳しく解説します。マンション・戸建てそれぞれのリノベーションにかかる期間の目安も紹介するので、今後検討する際の参考にしてください。
リノベーションの流れの全体像
まずは、リノベーションの3つのステップを一覧で見てみましょう。
ステップ1:相談、概算見積りの作成 | |
---|---|
| 予算や条件の検討 |
| リフォーム会社に相談 |
| 建物診断で現況確認 |
| 希望条件のすり合わせ |
| 概算見積りの作成 |
| リフォームの仮審査 |
ステップ2:契約締結、リノベーションプランの決定 | |
| 工事請負契約の締結 |
| リフォームローンの本審査・契約 |
| リノベーションプラン検討 |
ステップ3:工事の実施、引渡し | |
| 近隣へのご挨拶 |
| 解体工事 |
| リノベーション工事 |
| 施主検査 |
| 引渡し、融資実行・代金決済 |
このように、リノベーションは大きく3つのステップで進んでいきます。以下では、各ステップの詳細を解説します。
ステップ1:相談、概算見積りの作成
すでに所有している家をリノベーションする場合、まずはリフォーム会社に相談し、建物の現況を確認するところからスタートします。
予算や条件の検討
リノベーションを行うにあたっては、どれくらい費用をかけられるのか、どのような課題を解決したいのかなど、予算と条件を検討する必要があります。家族全員で話し合ったうえで、希望条件の優先順位を決めておくとよいでしょう。優先順位を整理しておくと、あとの流れがスムーズになります。
リフォーム会社に相談
家族の間で予算と条件が決まったら、リフォーム会社に相談しに行きましょう。リノベーションに関するセミナーや見学会を実施している会社も多いので、参加してイメージを膨らませるのも有効です。
大和ハウスウッドリフォームでは、毎週のようにリフォーム相談会や完成現場見学会などのイベントを開催しています。リノベーションのイメージをつかみたい方は、ぜひお気軽にご参加ください。
建物診断で現況確認
築年数が古い戸建て住宅の場合、耐震性が十分でない場合もあります。リノベーションプランを作成する前に、建築のプロによる建物診断を受けることで、耐震工事の必要性を確認できます。耐震補強が必要となれば、適切な耐震計画を作成し、リノベーション工事時に施工すると長く暮らせる住まいを実現できるでしょう。
希望条件のすり合わせ
施工会社からヒアリングがあるので、リノベーションに対する想いや最初に整理した希望条件などをしっかりと伝えましょう。今後のライフステージに対する考えなども伝えておくと、将来の住みやすさも踏まえたプランを実現できる可能性が高まります。施工会社はヒアリング内容をもとに、概算見積り作成用の大まかなプランを作成します。
概算見積りの作成
施工会社が大まかなプランをベースに概算見積りを作成します。この際、同じプラン内容で複数社に概算見積りの作成を依頼し、金額や費用項目を比較しておくのがおすすめです。リノベーションの相場感と入れなければならない費用項目を把握できて、適切な判断がしやすくなります。
リフォームローンの仮審査
リノベーションを行うとなると数百万円単位の費用がかかるため、リフォームローンを利用される方も多いのではないでしょうか。リフォームローンを借り入れる場合、住宅ローンと同じように、金融機関による仮審査・本審査を受ける必要があります。
概算見積りが出てきた時点で仮審査を申し込んでおくと、スケジュールに余裕が生まれて安心です。
ステップ2:契約締結、リノベーションプランの決定
ステップ2では、契約手続きと具体的なプラン検討を進め、工事の準備を整えていきます。
工事請負契約の締結
施工会社を決めたら、提案プランおよび概算見積りの内容をさらに精査し、問題がなければリノベーションの工事請負契約を締結します。契約を締結することで、施工会社はプランどおりにリノベーションを完成させる責任を負い、依頼者は工事完了後に報酬を支払う義務を負うのです。
リフォームローンの本審査・契約
施工会社と工事請負契約を締結すると、リフォームローンを正式に申し込むことができます。金融機関は、申込者の収入や属性、見積り金額をもとに、十分な返済能力があるかどうかを判断。特に問題なければ、ローン契約を締結して融資が決定します。
なお、融資はすぐに実行されるわけではありません。なぜならリフォームローンは、工事が完了したことを確認してから実行されるものだからです。工事完了前に支払う代金や諸費用については、自己資金で賄う必要があるので注意しましょう。
リノベーションプラン検討
工事請負契約の締結後、さらに詳細なリノベーションプランを確定していきます。間取りや設備の仕様などをチェック。着工前には、依頼者と施工会社が現地でともに工事内容を最終確認し、いよいよ工事の準備が整います。
ステップ3:工事の実施、引渡し
ステップ3では、これまでに検討してきたプランに沿ってリノベーション工事を実施します。工事完了後の施主検査が終わると、ついに物件の引渡しです。
近隣へのご挨拶
工事期間中は作業員や作業車両の出入り、騒音・振動など、近隣の住民に迷惑をかける可能性もあります。そのため、着工前に近隣へご挨拶に出向き、工事期間と工事内容を説明しておくと安心です。
マンションの場合、管理組合に工事申請を提出する必要もあります。手続きは施工会社で行うのが一般的ですが、状況によっては依頼者側で行ったほうが良いケースもあるでしょう。
解体工事
既存の建物の良い部分はそのまま活かすのがリノベーションなので、解体工事は慎重に行います。戸建てでは、解体して初めて不具合が見つかり、後から工事内容や費用に変更が生じることも少なくありません。
リノベーション工事
解体が完了すると、リノベーションの本体工事に入ります。建物診断の結果、耐震補強が必要と判断された場合、柱の交換や制震装置の設置といった耐震工事を最初に実施。続いて、下地処理やドア枠・サッシの交換、断熱処理などの造作工事が行われます。ベースとなる部分が完成したら内装仕上げ工事、水回りなどの設備機器の設置工事を実施します。
施主検査
工事完了後、施工会社による完成検査が行われます。引渡し前には、依頼者立ち合いのもとで施主検査を実施。プランどおりに仕上がっているか、傷や汚れがないかなど、細かなところまでチェックしておきましょう。施主検査の結果、追加工事が必要な場合、引渡しまでに残工事が行われます。
引渡し、融資実行・代金決済
施主検査後の残工事も無事完了したことが確認できたら、施工会社より引渡しを受けます。リフォームローンを申し込んでいる場合、工事が完了したことを証明する必要書類を金融機関へ提出することで融資が実行されます。
融資金で残代金を支払ったら、リノベーションの工程はすべて完了です。
リノベーションにかかる期間の目安
リノベーションにかかる期間は、マンションか戸建てかによって変わってきます。検討開始から引渡しまでの期間の目安は、マンションで3〜4ヶ月程度、戸建てで4〜5ヶ月程度というのが一般的です。
マンションに比べて戸建てのほうが長めなのは、施工面積が広いケースが多いことと、施工箇所が多いことが理由として挙げられます。ただし、マンションでは管理組合の承認を得るのに時間がかかるケースがあるため、スケジュールに余裕を見ておくとよいでしょう。
ステップごとの期間の目安は次のとおりです。
・ステップ1:0.5〜1ヶ月程度
・ステップ2:1〜1.5ヶ月程度
・ステップ3:1.5〜2ヶ月程度
上記はあくまでも参考です。プランニングがなかなか決まらなかったり、特殊な工事を要したりする場合などは、さらに時間がかかる可能性があります。
スムーズなリノベーションをかなえたいなら大和ハウスウッドリフォームへご相談を!
今回は、古くなった自宅や実家をリノベーションする場合の流れを解説しました。紹介した期間は目安に過ぎず、状況によっては半年以上時間がかかる場合もあります。リノベーションをスムーズに進めるには、早めにリフォーム会社に相談するのがおすすめです。
大和ハウスウッドリフォームの「住まいまるごとリフォーム」なら、ご相談からお引渡し、その後のアフターサービスに至るまでお客さま専任チームが担当するので、ゼロから始めるリノベーションでも円滑に進めることができます。
リノベーションを検討しているなら、大和ハウスウッドリフォームまでお気軽にご相談ください。
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