リノベーションで収納力アップ!失敗しないための注意点を解説

リノベーションで収納スペースを増やしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、やみくもに収納スペースを増やしてしまうと、逆に生活しづらくなったり部屋に圧迫感が生まれたりしてしまいます。
そうならないように、どこに収納家具を設置するか考えたり、どれだけの量の物をしまっておくかあらかじめ確認したりすることが大切です。
そこで今回は、場所ごとの収納を増やすアイデアや注意点について紹介します。
場所別 リノベーションで収納増やす方法
リビング
リビングは散らかりやすい反面、収納スペースを増やしやすく、たくさんの物をしまえる場所でもあります。
リビングの収納アイデアは次の2点です。
・壁面収納
・扉付きクローゼット
壁面収納なら、リビングを狭くすることなく収納スペースを増やすことができます。
特に、テレビ周りを壁面収納にすることで、おしゃれでたくさんの物をしまえる収納スペースにすることもできます。
また、扉付きクローゼットを設置することもおすすめです。クローゼットがあれば、掃除機やワイパーなど壁面収納にしまえないような大きな物でも入れておくことができます。
キッチン
キッチンの収納スペースを工夫することで、食器や調理器具を取り出しやすくなって家事の効率を上げることができます。
キッチンの収納アイデアは次の4点です。
・吊り戸棚
・背面収納
・パントリー
・床下収納
吊り戸棚は、天井や壁の上部に取り付けて使う収納棚のことです。こちらに使っていない食器や調理器具などをしまっておくことで、他の収納スペースに空きをつくることができます。
また、背面収納によく使う食器や日用品などをしまっておくと、すぐに取り出せて利便性が上がります。
他にも、キッチンならパントリーを導入するのもおすすめです。パントリーとは、食料品などを収納しておく場所のことです。
食料品を一ヶ所にまとめておくことで、料理をする時に効率が上がります。
パントリー以外にも、床下収納を設置することで食料品などをまとめてしまっておけて、キッチンをスッキリと見せることができます。
玄関
玄関を整理できると、スッキリとした印象になり家の出入りが楽になります。
玄関の収納アイデアは次の2点です。
・土間収納
・ウォークインクローゼット
土間を収納スペースにすることで、靴などをしまって通りやすい玄関にすることができます。
また、玄関に置いてある物が片付くと掃除しやすくなるというメリットもあります。
他にも、玄関の収納アイデアでおすすめなのがウォークインクローゼットです。ウォークインクローゼットとは、人が入って歩ける程大きなクローゼットのことです。
玄関にウォークインクローゼットがあれば、靴だけでなく雨具やアウトドア用品などをしまっておくことも可能です。
寝室
寝室も収納スペースを増やしやすい場所です。
寝室の収納アイデアは次の3点です。
・ウォークインクローゼット
・壁面収納
・収納ベット
寝室にウォークインクローゼットを設置することで、洋服や靴などを大量にしまっておくことができます。ただ、夜間に使用する際に物音や照明の明かりが気になるという方は、クローゼットに扉をつけるようにしましょう。
また、壁面収納を設置してそこに本を置くことで、小さな書斎を作ることも可能です。他にも、下に棚が付いたベット収納を設置すると、服や小物などをしまって簡単に取り出すこともできます。
廊下・階段下
廊下や階段下にも、工夫次第で収納スペースを作ることが可能です。
廊下・階段下の収納アイデアは次の2点です。
・壁面収納
・階段下収納
廊下は狭い場所のため、収納家具を置いてしまうとかなり圧迫感が生まれてしまいます。そのため、廊下には壁面収納を設置することをおすすめします。
壁面収納だと、廊下を通る際に邪魔にならず収納スペースを増やすことが可能です。
また、階段がある家庭の場合は、下に収納スペースを作ることもおすすめです。
ただ、住宅によっては構造的に階段下の壁を取り除けない場合があります。そのため、自宅の階段下に収納スペースを作ることができるか、施工業者に確認してもらうようにしましょう。
トイレ・洗面所
トイレや洗面所も毎日使う場所のため、収納スペースの工夫次第で生活が便利になります。
トイレ・洗面所の収納アイデアは次の2点です。
・吊り戸棚
・洗面台横収納
トイレや洗面台も狭い場所のため、天井付近に吊り戸棚を設置することをおすすめします。
吊り戸棚に、トイレットペーパーやタオルなどの日用品をしまっておくことで、使いたい時にすぐに取り出せて便利です。
また、洗面台や洗濯機の横に少しスペースがある場合は、そこに収納棚などを置くこともおすすめです。
特に洗面所は、タオルや歯ブラシなど毎日使うものが多く置いてある場所なため、収納できる数を増やすと利便性が向上します。
リノベーションで収納を増やす際の注意点
収納スペースを増やす際、いくつか注意点があります。
この注意点についても紹介します。
収納したい物の量や種類を確認する
収納スペースを確保する前に、しまっておきたい物の量や種類を確認するようにしましょう。この確認を怠ると、リノベーションを行った後にやっぱり収納スペースが足りないということになりかねません。
また、収納したい物の量を確認する際に、将来について考えることも重要です。
例えばお子様がいる家庭だと、将来子供が大きくなり服や日用品が増えることを想定してリノベーションをする必要があります。
こういったことを考えてリノベーションを行うことで、理想の収納スペースを作ることができます。
生活動線をふさがないようにする
収納スペースを増やす際、生活動線をふさがないように気をつける必要があります。生活動線とは、自宅内でよく通る移動経路のことです。
特に、キッチンや廊下など狭い場所の収納スペースを増やす際は、生活動線のことも考えながらリノベーションする必要があります。
こういった狭い場所では、壁面収納や吊り戸棚などを設置すると生活動線をふさぐことなく収納スペースを増やせるためおすすめです。
圧迫感が出ないようにする
生活動線をふさがないように気をつけて収納スペースを増やしても、何となく圧迫感が出る場合があります。
こういった場合は、収納家具の色を明るくしたり家具の高さをある程度同じにすると、圧迫感がなくなり部屋がスッキリして見えるようになります。
物を取り出しやすいように工夫する
普段の生活の事も考えて、よく使う物などを取り出しやすい位置にしまっておくことも重要です。
例えばキッチンで、あまり使っていない物などは吊り戸棚などにしまい、よく使う食器や調味料などを背面収納にしまっておくとすぐに取り出せて利便性が上がります。
また、収納スペースを増やした際に、どこに何をしまっておくか決めておくと、物を取り出しやすくなって便利です。
キッチンには調理器具や食器、玄関には靴やアウトドア用品などその場所に関連する物をしまっておくことをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、リノベーションで収納を増やす方法について紹介していきました。
収納スペースが増えると、普段生活するうえで利便性も上がるだけでなく、部屋をスッキリとした印象を演出することもできます。
ただ、この記事でも紹介したように、収納スペースを増やす際は生活動線をふさがないようにしたり、あらかじめしまう物の量や種類を把握したりすることが重要になります。
ぜひ今回の記事を参考にして、リノベーションで収納を増やしてみてください。
関連記事
人気の事例こだわりタグ: