「おしゃれなキッチンには必ずある『パントリー』って、本当に便利なの?」

「食品や日用品でごちゃつくキッチンをどうにかしたい…」

 

もしそう感じているなら、その悩み、パントリーが解決してくれるかもしれません。パントリーは、ただの収納スペースではありません。日々の家事の効率を劇的にアップさせ、あなたの暮らしを豊かにする魔法の空間なのです。

 

この記事では、パントリーの基本的な役割から、リフォームで取り入れるメリット、そしてタイプ別のアイデアまで、パントリーの魅力を徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの理想のキッチンが、より具体的にイメージできるようになるはずです。

そもそも「パントリー」とは?


パントリーとは、食料品や飲料、キッチン用品、さらには災害時の備蓄品などをストックしておくための収納スペースのこと。もともと「パン(bread)」を貯蔵する場所を意味する言葉で、ヨーロッパの邸宅で発達した収納庫が語源と言われています。

 

現代のパントリーは、ただ食品を置くだけの場所ではありません。買い置きした調味料、お菓子、乾物、缶詰などのストック品を整理するだけでなく、普段使わないホットプレートやミキサーといった調理家電、お弁当箱、ゴミ袋、洗剤といったキッチン周りのあらゆるものをまとめて収納できます。パントリーがあることで、キッチンカウンターやシンク周りが常にすっきりと片付き、広々と使えるようになるのです。

 

キッチンにパントリーを取り入れる5つのメリット


パントリーは、暮らしの満足度を大きく左右する重要な要素です。キッチンにパントリーを設けることで得られる5つのメリットをご紹介します。

キッチンがすっきりと片付く

パントリーの最大のメリットは、何と言ってもその収納力です。食品や調理器具、食器などをパントリーに集約すれば、キッチンカウンターやシンク周りがいつでもすっきり片付いた状態を保てます。来客時も慌てて片付ける必要がなく、おしゃれなキッチンを維持できるのは大きな魅力です。

買い物の管理が楽になる

「せっかく買ったのに、家に同じものがストックしてあった…」そんな経験はありませんか? パントリーがあれば、食品の在庫が一目で把握できます。何が足りないか、何が余っているかを簡単に確認できるため、無駄買いを防ぎ、効率的な買い物リストの作成がスムーズになります。

災害時の備蓄に役立つ

近年、災害に対する意識が高まっています。パントリーに非常食や飲料水、カセットコンロなどの防災グッズをまとめて保管しておけば、いざというときに慌てることなく対応できます。日常の買い置きと合わせて管理できるため、期限切れチェックも簡単です。

空間を有効活用できる

「このスペース、何かに使えないかな?」と悩むような、デッドスペースになりがちな場所も、パントリーに変えることで有効活用できます。例えば、冷蔵庫と壁の間のわずかな隙間や、キッチンの奥の使っていないスペースを収納に変えられるでしょう。

家事動線がスムーズになる

キッチンからスムーズに行き来できる場所にパントリーを配置すれば、料理や片付けの動線が短くなり、家事の効率が格段にアップします。必要なものがすぐに取り出せ、使い終わったものをすぐに戻せるため、日々の家事負担が軽減されます。

 

種類と広さで選ぶ!パントリーのタイプ別アイデア


キッチンにパントリーを取り入れる際、その種類と広さで使い勝手は大きく変わります。ここでは、主なパントリーの種類である「壁付けタイプ」「ウォークインタイプ」「ウォークスルータイプ」について、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

壁付けタイプ(壁面収納タイプ)

壁付けタイプは、キッチンの背面や横の通路沿いの壁面を利用して設置する、最も手軽なパントリーです。料理や後片付けの最中に、振り返ったり手を伸ばすだけで収納物に手が届くため、毎日の家事効率を大きく向上させます。頻繁に使う調味料や食器を収納するのに適しており、キッチンにいながら必要なものをすぐに取り出せる利便性の高さが最大の魅力です。

 

しかし、小部屋にはなっていないため、ウォークインタイプに比べると収納スペースが限られてしまうという点は考慮が必要です。

ウォークインタイプ

個室または半個室のようになっているウォークインタイプは、たくさんのものを収納できて非常に便利です。十分な空間が確保できる場合に向いており、リビングやダイニングからの視線を避けて、生活感をすっきりと隠すことができます。

 

普段はあまり使わないホットプレートやカセットコンロ、年に一度しか使わない大きなお弁当箱などの保管場所としても最適です。また、ペットボトル飲料を箱買いしたり、採れたての土付き野菜を一時的に置いたりする場所としても重宝します。その一方で、人が出入りするスペースも必要となるため、想定していたよりも広い空間が必要になることもあります。また、広さがある分、逆にデッドスペースが生まれてしまう可能性もあります。

ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、パントリーに出入り口をふたつ設けて、通り抜けができるようにしたものです。収納力の高さに加えて、家事動線に自由度が生まれることが大きなメリットでしょう。例えば、買い物から帰ってきて、リビングや玄関から直接パントリーに入り、食品を冷蔵庫に運ぶといった一連の動作がスムーズに行えます。

 

しかし、キッチンから少し離れた場所に設置することが多いため、壁付けタイプと比較すると、料理中にすぐに手が届かないという利便性の低さがあります。また、通り抜けを前提とした構造のため、設置できる場所が限られるというデメリットもあります。

 

パントリーリフォームを成功させるための4つのポイント


パントリーは、ただ設置するだけでは日々の暮らしに役立ちません。あなたの理想のキッチンを形にするには、計画的にリフォームを進めることが重要です。ここでは、パントリーリフォームを成功に導くための大切なポイントを4つご紹介します。

設置場所と広さを計画する

まず、どのようなものをどれくらい収納したいのかを具体的にイメージすることから始めましょう。ストック食材や飲料、調理家電、災害時の備蓄品など、収納したいものに応じて必要な広さは異なります。

 

その上で、キッチンのどこにパントリーを設置するのが最も効率的かを検討します。限られたスペースでも、収納したいものに合わせた適切な広さと場所を選ぶことが、使いやすいパントリーへの第一歩となります。

動線を意識して配置する

パントリーの利便性は、キッチンからの動線で決まると言っても過言ではありません。料理中や後片付けの際に、スムーズに行き来できる場所に配置することが大切です。

 

冷蔵庫やコンロ、シンクといった、普段よく使う場所の近くに設けることで、食材の出し入れや片付けがしやすくなり、家事の効率が向上するでしょう。

使いやすい棚と照明を選ぶ

パントリーは、収納するものの高さや大きさがさまざまです。そのため、収納するものに合わせて棚の高さが調整できる可動式の棚を選ぶのがおすすめです。

 

また、パントリーの中は光が届きにくいため、明るい照明を設置することが大切です。人感センサー付きの照明を導入すれば、両手がふさがっていても自動で点灯するため、日々の使い勝手が良くなるでしょう。

換気と通気を確保する

食品をストックするパントリーでは、湿気や熱がこもるとカビや食品の劣化につながる可能性があります。快適な状態を保つためには、換気と通気をしっかりと確保することが大切です。窓を設置したり、換気扇を設けたりするなどの対策を講じることで、パントリー内を常に清潔で快適な状態に保つことができます。


理想のパントリーは、大和ハウスウッドリフォームへご相談ください


「パントリーは、お客様のライフスタイルに合わせて形を変えることができます。」

しかし、既存のキッチンの間取りや構造に合わせた最適なプランニングは、専門的な知識が必要です。

 

私たち大和ハウスウッドリフォームは、パントリーのような細かな造作工事にも対応できる高い技術力と提案力を持っています。お客様の理想の暮らしを丁寧にヒアリングし、使いやすさとデザイン性を両立させた最適なプランをご提案します。

 

「パントリーを取り入れたい」「リフォームの相談をしたい」という方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。