リノベーションで西海岸テイストに!カリフォルニアスタイルの作り方

西海岸テイストのインテリアは人気が上昇中です。多くの人が「リノベーションをするならば西海岸テイストに…」と考えているのではないでしょうか。
西海岸テイストは開放的でカジュアルなため、家に居ながらにして「非日常」を味わうことも可能。生活にメリハリを付けてくれます。
しかし、西海岸テイストにリノベーションをすると言っても、どのようにすれば良いか迷う人も多いと思います。
そこで、ここでは西海岸テイストのリノベーションのポイントを挙げてみます。
西海岸テイストとは
まずは西海岸テイストとは何かについて紹介しましょう。
そもそも「西海岸」とは
まずは「西海岸」についてです。
「西海岸」…アメリカのウエストコーストはカリフォルニア州の海沿いの地域を指します。中心都市はロサンゼルスで、大都会と開放的な海岸地域を併せ持った土地とも言えるでしょう。休日などは多くの人が海水浴を楽しむ世界でも有数のリゾート地、カジュアルが適度に含まれた文化の地帯です。
また、ここは昔から映画の舞台となっていた地域でもあります。「海を舞台にした甘酸っぱい青春映画」とも評される作品がこの土地から生まれ出た、とも言えるかも知れません。
西海岸テイストの特徴
次に、西海岸テイストのインテリアの特徴について取り上げましょう。
空間
西海岸テイストの空間は海と光を感じさせる点が特徴。カジュアルで開放感に溢れます。
また、忙しい日常ではなく、休日を思わせるような空間です。忙しい日常はクローゼットにでも押し込んで、休日の開放感を楽しむ…そんな表現がピッタリです。
色調
色調は空や海を連想させる「ブルー」、砂浜や雲を連想させる「ホワイト」がベースカラーです。
色の組み合わせが自然で、ブルーにしてもホワイトにしても、原色は避けて光沢を抑えています。
なお、全体をブルーやホワイトにすることもありますが、「ブルーやホワイトを『感じさせる』程度」に留めることもあります。
素材
素材はウッド系を多用します。
ただ、ウッドでも無垢材が多いです。
無垢のウッドであれば経年変化を楽しむことが可能ですし、海岸の潮風による変化の演出にもなるからです。
また、壁はホワイトのペンキで塗るのがポピュラーです。
西海岸テイストのリノベーションのポイント
それでは、西海岸テイストのリノベーションにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
代表的な点を次に挙げます。
雰囲気の統一性に注意
まず気を付けるべきなのが「雰囲気の統一性」です。
西海岸テイストはブルーやホワイトを基調とするインテリアです。また、素材もウッド系のものを中心に使用します。
しかし、そこにコンクリートや金属素材を大量に入れたらどうでしょうか。…それはそれで面白いインテリアになるのかも知れませんが、西海岸から離れてしまうと思われます。
あくまでも雰囲気の統一性は大切に。西海岸スタイルで決めましょう。
空間の広がりを演出する
前にも述べたように、西海岸テイストは開放的であることが特徴。リノベーションであっても開放感を大切にしなければいけません。
では、どのようにしたら開放的な空間演出が可能となるのでしょうか。
間仕切りを少なくする
部屋の間仕切りが増えると、それだけ空間が細切れになってしまい、開放感が得られなくなってしまいます。
ですから、部屋は極力仕切らない方がベターです。
部屋を仕切るのであればパーテーションなどで、使う時に出せる可動式がおすすめです。
吹き抜け
吹き抜けは空間を縦に広げるので、開放的な空間演出には効果的です。
また、土地の関係で狭くなりがちであっても広く見せられるメリットもあります。
吹き抜けのポイントは窓の位置です。明り取りとして重要なので、しっかりと打ち合わせましょう。
天窓
天窓は明り取りの上で役立ちます。部屋全体を明るくして、しかも温かくしてくれます。開放感の演出にピッタリです。
天窓の設置のポイントは大きさと位置です。屋根の角度や照明器との関係もあるので、業者としっかりと打ち合わせましょう。
シーリングファン
ゆっくりと回るシーリングファンはアメリカ映画には付きもの。それだけでも西海岸を演出してくれます。
ただし、空間が狭い場所にシーリングファンは不似合いです。最初に部屋を開放的に作った上での設置にした方がベターでしょう。
リゾート感の演出
前にも述べたようにアメリカ西海岸はリゾート地としても知られていて、世界中から多くの人が集まって海と太陽を楽しみます。
そのため、西海岸テイストにするためにはリゾート感の演出も大切です。後述しますが、サーフボードなど、海岸での休日を連想させるアイテムがマッチします。
ヴィンテージ感を取り入れる
ヴィンテージ感を出すのも西海岸風にする上で必要です。
特に、フロア材などには天然木の無垢フローリング、あるいは古材をベースにした内装材を使うのがおすすめです。
ちなみに、今では100均でもヴィンテージ感のあるアイテムが販売されています。内装に取り入れても面白いです。
収納を工夫する
西海岸テイストは開放感の演出が大きなポイントです。そのため、可能な限りものを置かないことが必要です。
そうかと言って、生活雑貨は必要なものばかり。削る訳にも行きません。
そのため、収納の工夫はそのような状態の解決のために必要です。クローゼットを大きくするなど、生活感のあるものを見えないようにしましょう。
造作家具を活用
西海岸テイストの家具は通信販売で手に入りますし、アイテムは100均でも購入が可能です。
ただ、部屋にものを置き過ぎるのは空間が狭くなるのであまり良い案とは言えません。
リノベーションで対応するならば造作家具の活用がおすすめです。空間がスッキリするので、開放的な雰囲気は損なわれないでしょう。
家具について
家具を置き過ぎると空間が塞がれてしまい、開放感が失せてしまいます。ですから、あまり家具を置かない方がベターです。家具を置くならば小さ目のもの、背の低いタイプが良いでしょう。
なお、設置する家具も西海岸テイストを壊さないものを選びましょう。ウッド系のヴィンテージ感のある家具が通信販売で手に入るので、おすすめです。
インテリアグリーン
インテリアグリーンは無味乾燥な空間に生命の息吹を吹き込む効果があるので、様々な場面で使われます。これは西海岸テイストでも同じ。グリーンの配置は有効です。
ただ、西海岸テイストの場合は樹種を選ぶ必要があります。あくまでも雰囲気はアメリカ西海岸、カリフォルニアです。ヤシ科の植物が良いでしょう。
こんなアイテムを置いてみるのもアリ
アメリカ西海岸を連想させるアイテムを置いてみるのも面白いかも知れません。
例えば、ダイレクトにアメリカを連想させる星条旗、海岸線の雰囲気を演出するサーフボードなども雰囲気作りに役立ちます。
ただし、あくまでも「アメリカ」であることを忘れないように。海岸だけに意識が取られてアイテムの国を間違えると、アメリカ以外の国の海岸線になる可能性があります。
まとめ
西海岸テイストにリノベーションについて取り上げました。
ベースとするカラーや素材などを取り上げたので、イメージしやすかったことと思います。また、開放感の溢れる内装に興味を持った人も多かったことでしょう。
西海岸テイストのリノベーションは雰囲気を一気にアメリカに変える改装です。それを機に、生活もアメリカナイズにするのも面白いかも知れません。とりあえず、映画に出て来る食事などを取ってみてはいかがでしょうか。
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