リノベーションに最適!人気の洗面ボウルと選び方のポイント

リノベーションの資料を見ると、意外と細かい部分まで記載していないことが分かります。例えば、水まわりのアイテムであれば浴室やキッチン、そしてトイレくらいの記載がないケースが多いでしょう。
しかし、水まわりのアイテムはそれだけではありません。洗面ボウルもそこにはあるのです。
ところで、洗面ボウルは一見すると比較的小さなアイテムかも知れませんが、生活する上では欠かせません。そのため、リノベーションではおしゃれで便利なボウルを作ることが望まれます。
そこで、ここではリノベーションで人気の洗面ボウル事例を取り上げ、選ぶポイントと併せて紹介します。
洗面ボウルの事例
まずは洗面ボウルの事例を紹介します。
洗面ボウルにもいろいろなタイプがあることが分かることと思います。
ウッドの洗面台の上に置いたボウルの事例
一般の洗面台はユニット式になっているタイプが多く見られます。
しかし、こちらは造作になっているタイプ。ウッドの洗面台にボウルが置いてある事例です。
ウッド素材は人気のある素材で、リノベーションでもフローリングをはじめ、さまざまな場面で使われています。そして、この洗面台はウッド素材に美しく納まっている逸品です。
ちなみに、洗面台のようなアイテムは周囲の状況に合わせることが非常に重要です。その点、この洗面ボウルは設置している壁のデザインとも見事にマッチしています。
ガラスのボウルの事例
こちらの洗面ボウルはガラス製です。ちょっと変わった素材を使っています。
洗面ボウルは陶器製が最も多く、ホワイト系のものが一般的です。
その点、こちらはガラスなので、色調も陶器のものとは違っています。
この点がこの洗面ボウルの魅力。オリジナリティの溢れる空間を作っていると言えるでしょう。
ブラックのボウルを使った事例
こちらはブラックのボウルです。一般的な洗面ボウルはホワイトですが、こちらは真逆のブラックを使ってオリジナリティを持たせています。
リノベーションで個性的な設備を求める人は少なくありません。「自分だけの家」を作りたいと望む人は多いのですが、このような色調のアイテムは、そのような人の期待に応えることでしょう。
モダンなデザインの事例
こちらは壁面のデザインと非常にマッチした洗面ボウルの事例です。モノトーンの色調が、どこかインダストリアルの雰囲気を醸し出しています。
ところで、洗面ボウルをはじめとしたアイテムは、周囲のデザインに溶け込むことが非常に重要となっています。それにより、部屋の雰囲気との一体感を演出するからです。
その点、この洗面ボウルは色調にしろフォルムにしろ、見事にコーディネートされています。
伝統工芸品を彷彿とさせるボウルの事例
こちらは伝統工芸品を思わせる洗面ボウルの事例です。
前述のホワイト系やガラスのタイプとは完全に異なり、渋さを演出する異質の世界の雰囲気を作っています。また、この工芸品のようなボウルは和モダンの内装に合うもの。和の雰囲気作りにおいて中心的な役割を持っているとも言えるでしょう。
洗面ボウルを選ぶポイント
このように、洗面ボウルには個性溢れるタイプがあるのですが、選ぶポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは選ぶ上でのポイントを挙げてみましょう。
用途
洗面ボウルを選ぶ時には用途を最初に検討するべきでしょう。
と言うのも、用途によって大きさや形状を変える方がベターだからです。
例えば、手洗いをメインにする場合には、それほど大きいものでなくても良いでしょう。しかし、洗顔や洗髪を目的とするのであれば、大型のタイプを使うべきだからです。
ちなみに、時には用途として適さないタイプもあります。そのような場合は不便にもなり得るので注意が必要です。
設置場所
洗面ボウルは設置場所によっても選び方を変えるべきでしょう。
これは設置場所によっても用途が異なるためです。トイレのような場所の近くに設置するのであれば手洗い用途になるでしょうし、浴室の脱衣所に設置するのであれば洗顔にもなるとも思われます。
このように、場所によっても用途が異なり、使い方も違ってきます。設置場所は選ぶ上でのポイントとなるのです。
なお、リノベーションの場合は配管の事情から、水まわり位置の変更が困難な場合があります。設計の際に十分に確認するべきでしょう。
素材
前に挙げた事例のように、洗面ボウルにはいくつもの材質があります。陶器やガラス、そして伝統工芸品のようなタイプなど。どれもが全く異なる表情を持っています。
さて、素材の違いも洗面ボウルを選ぶポイントです。洗面ボウルは周囲の雰囲気に溶け込まなければいけないからです。特に、「和」のテイストを持つ内装には素材の選定が重要となるでしょう。
色調
色調は周囲にインパクトを与えます。
一般的なホワイト系の色であれば見慣れていることもあるのでインパクトはあまり受けないのですが、個性的な色を投入すると、その意外性から大きなインパクトを受けます。
例えば、前に挙げたブラックのボウルです。一般のホワイトのボウルの真逆を狙ってブラックとしています。それによりオリジナリティを演出しているのです。
ちなみに、インパクトのある色は様々ありますが、何でも良いとは限りません。室内のカラーリングと素材への配慮が必要となるでしょう。原色を使うのではなく、少しマットな色調がおすすめです。
フォルム
フォルムも洗面ボウル選びにはポイントとなります。
これは形状によって「硬さ」「柔らかさ」の演出が可能だからです。
例えば、周囲の内装が有機的なレトロな雰囲気であれば、曲線を使ったフォルムのタイプが良いでしょう。しかし、コンクリート壁を思わせる内装であれば、シャープな直線のタイプの方がおすすめです。
ただ、フォルムは基本的には実際に見て触ってみなければ分かりません。 可能な限り現物を確認することをおすすめします。
水栓のタイプ
水栓のタイプも選択のポイントとなります。
特に、新型コロナ感染症の騒動から自動水栓が普及しはじめています。自動水栓はタッチレスなので感染リスクを抑えられるのです。
また、シャワーとして使えるも選択のポイントとなるでしょう。シャワーの付いているタイプは洗髪が可能だからです。
費用
リノベーションの際に非常に重要となるのが費用です。リノベーションはトータルの金額で1,000万円を超える場合も少なくありません。そのため、資金計画が非常に重要なのです。
さて、これは洗面ボウル選びにも当てはまります。洗面ボウルに関して発生する費用も計画に入れておかなければいけないのです。
掃除のしやすさ
掃除のしやすさも選択のポイントとなるでしょう。
と言うのも、掃除がしにくかったら不衛生になってしまうからです。洗面ボウルが汚れていたならば、使い心地はどのようになるでしょうか。…不快に思えるに違いありません。
そのような状態を避けるためには掃除のしやすいタイプを選ぶのがベター。衛生的に使うのに便利だからです。
まとめ
リノベーションでの洗面ボウルの事例と選ぶポイントについて解説しました。洗面ボウルがデザイン的にバリエーションの点で広いこと、選び方のイメージが出来たことと思います。
水まわりの設備はリノベーションでも重要な部分ですが、洗面ボウルは脇役のように思われる部分。…しかし、必ずしも軽視して良い部分ではありません。スタイリッシュで便利な家を作るためにも、より良い洗面ボウルを選びましょう。
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