戸建リノベーションの失敗しないポイ ントまとめ

この記事では、戸建リノベーションでよくある失敗と、失敗しないためのポイントについて徹底解説します。
「今の住まいをフルリノベーションしたい」
「中古住宅を購入してリノベーションしたい」
そんな戸建リノベーションに関しての希望をお持ちの方はいませんか?実は戸建リノベーションは注意しなければ失敗してしまう可能性もあります。
そこで、本記事では戸建リノベーションでよくある失敗と、失敗しないためのポイントについて徹底解説します。また、戸建リノベーションを成功させるための業者選びについても合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
戸建リノベーションでよくある失敗
まずは戸建リノベーションでよくある失敗を5つご紹介します。これから戸建リノベーションを検討される方は、どのような失敗があるかを知っておきましょう。
当初の予定よりも予算オーバーした
リノベーションでよくする失敗として、工事費用が予想以上にかかって予算オーバーすることです。リノベーションは、設備や内装などの目に見える部分だけでなく、目に見えない配管や壁の内部などの修繕工事が必要になることもあります。中古住宅を購入した場合、建物の劣化がひどいと住める状態にするために補修工事も必要です。
例えば、建物が1981年5月31日よりも前に建てられた家だと、現行の建築基準法の耐震基準を満たしていない可能性があります。その場合、耐震基準を満たすための耐震工事が必要です。また、建物の雨漏りがひどくて柱などの構造材が腐食していたり、断熱材のカビが生えていたりすると交換や修繕をしなければなりません。
上記のような修繕工事が必要になることが、工事中に判明することもあります。予想外の出費により予算オーバーすると、住み始めてからの返済計画も立て直さなければなりません。
毎月の支出が増えた
中古物件を購入してリノベーションした場合、毎月の支出が増える可能性があります。例えば、断熱性能が低い家を購入すると、家の中の暑さ・寒さが気になり冷暖房の使用が増える場合もあるでしょう。断熱性能が低いと外気の影響を室内が受けやすくなります。また、室内の熱も外に逃げやすくなるため、「夏暑くて、冬寒い家」になり、非常に住み心地の悪い家になります。その暑さ・寒さを改善するために冷暖房の使用が増えるので光熱費が高くなってしまい、以前の住まいよりも支出が増えるという結果になりかねません。
業者に納得のいくリノベーションをしてもらえなかった
リノベーションを依頼した業者に納得のいく施工をしてもらえずに不満だったという方もいます。自分の好みや要望をしっかりと汲み取ってもらえなかったり、担当者の実力不足で満足のいく提案をしてもらえなかったりといったこともあります。
デザインに不満があった
リノベーションでおしゃれにしようとこだわったものの、こだわりすぎが原因で後悔してしまうこともあります。例えば、流行のデザインでリノベーションし、その当時は満足したものの数年経過した時に飽きたり、流行が過ぎて古く感じたりすることがあります。デザインはすぐに変更できないものなので、慎重に決めることが重要です。
間取りや設備の配置に失敗した
実際に住んでみると間取りや設備の配置に失敗したと感じる方もいます。例えば、以下のような失敗があります。
● 置きたい家具のサイズを考慮しておらず、新調した家具が置けなかった
● LDKと寝室・子供部屋の距離が近く、LDKにいる家族の話し声が自室にいても気になる
● トイレや浴室がリビングと近くて音や臭いが気になる
● コンセントが足りなくて置きたい家電を全て置けない など
完全に理想の間取り・設備の配置にするのは難しい部分もありますが、設計段階から実際に生活することをイメージしながら考える必要があります。
戸建リノベーションで失敗しないためのポイント
戸建リノベーションでのさまざまな失敗事例を紹介しました。しかし、できることなら失敗せずにリノベーションしたいものです。ここからは戸建リノベーションで失敗しないためのポイントをご紹介します。
予算に少し余裕を持たせる
リノベーションでは、予想外の修繕工事が必要になるケースも多いです。しかし、実際のところは壁や床・天井などを解体してみなければ、どのような工事が必要になるのかわからない場合もあります。
そのため、リノベーションの計画を立てる際は、そのような予想外の出費にも対応できるように予算に少し余裕を持たせるようにしましょう。
住宅ローンで借入できるギリギリの金額を予算にするのではなく、住み始めてからの返済計画も考えたうえでの資金計画が重要です。
資金計画をどのように立てれば良いか悩む方はリノベーションを依頼する業者やファイナンシャルプランナーに相談してみることをおすすめします。
物件の状態を確認する
中古住宅を購入してリノベーションをする場合、物件選びが重要になってきます。物件の築年数や実際にみた時の建物の状態などを確認しましょう。
しかし、外から見ただけではわからない劣化や損傷がある場合もあります。そのため、事前に住宅診断(ホームインスペクション)を受けるのもおすすめです。
住宅診断を受けることで、専門の建築士が住宅の劣化状況や欠陥の有無、修繕費などを算出してくれます。住宅診断を事前に受けることでリノベーションにかかる費用も把握しやすくなるでしょう。
将来も考慮した間取り・設備選びをする
リノベーションによって間取りや設備を変える場合は、将来の生活も見据えて計画を立てましょう。年齢を重ねた時にも落ち着くデザインなのか、高齢になった時も安心して住める家なのかなどもイメージしながら計画を立てると失敗しにくくなります。
戸建リノベーションに失敗しないための業者選び
最後に戸建リノベーションに失敗しないための業者選びのポイントを解説していきましょう。ここでは考えられる6つのポイントをご紹介します。
業者の得意分野を知る
リノベーションは不動産会社や工務店、リフォーム会社や設計事務所などさまざまな会社が行なっています。それぞれの業者はどのような点が得意なのかを知っておくと、業者選びも失敗しにくいです。それぞれの会社の特徴を以下にまとめてみました。
不動産会社 | 本業は不動産の売買・仲介。 リノベーション済の物件販売・中古住宅の購入相談が得意。 |
工務店 | 戸建リノベーションやリフォームが得意。 特に新築・木造住宅の建築を扱うことが多い。 |
リフォーム会社 | 内装・設備の修繕や増改築が得意。 小規模なリフォームから大規模な工事まで、会社によって対応できる分野は様々。 |
設計事務所・建築家 | デザイン性の高いリノベーションが得意。 施工そのものはしておらず提携の業者に依頼していることが多い。 デザイン・設計費用がかかるので費用が高くなりやすい。 |
ワンストップ | 物件探しからプランニング、資金計画までトータル提案が可能。 中古リノベーションに特化している。 |
上記を参考に、どの会社に依頼するかを検討してみましょう。
施工実績を確かめる
戸建リノベーションの施工実績がどのくらいあるのかを確かめることも重要です。施工実績が豊富なら、それだけ幅広い提案をしてもらえて、理想のリノベーションができる可能性が高くなります。また、施工実績からどんな家のデザインが得意なのかも見えてくるでしょう。自分が希望するデザインで施工してくれるのかを判断することもできます。
口コミ・評価を見る
実際にその業者のリノベーションをしてもらった方の口コミ・評価をチェックしましょう。
業者の対応はどうだったか、仕上がりはどうなのかを確かめることができます。
担当者の対応を確かめる
打ち合わせ時の担当者の対応も確かめましょう。戸建リノベーションは担当者と長い付き合いになるため、相性が良いかどうかも重要なポイントです。
アフターサービスや保証内容を確認する
家に住み始めてから何かしらトラブルが発生した時にアフターサービスや保証があると安心です。また、業者によってアフターサービスや保証内容の充実度は異なります。必ずホームページを見たり、実際に質問してみたりして確認しておくようにしましょう。
まとめ
戸建リノベーションに失敗しないためのポイントをまとめました。これから長く住み続ける家を快適なものにするためにも、計画の段階で失敗しないように気をつけながら進めるようにしましょう。また、失敗しないためにも業者選びは重要です。優良業者を探すためにも、ここでの選び方のポイントを参考にしてみてください。
大和ハウスウッドリフォームでは、ご相談から住まいの点検・診断、プランニング、施工、アフターサービスまでワンストップでサポートしています。物件探しも行なっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
関連記事
人気の事例こだわりタグ: