ペットも大満足!リフォームで叶える理想のペットフレンドリー空間

せっかく家をリフォームするなら、愛するペットも満足できるリフォームがしたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペットも満足する、リフォームで叶える理想のペットフレンドリー空間をご紹介します。
1.ペット専用スペースで快適さアップ!愛犬・愛猫のための空間作り
ペットが安心してくつろげる専用スペースは、 精神的な安定に繋がり、人間とのより良い関係を築く上で重要です。リフォームで、それぞれのペットの特性に合わせた快適な空間を実現しましょう。
ペットのストレスを軽減できる
騒音や 家の中での居場所のなさは、ペットのストレスの原因となります。リフォームで、ペット専用の静かで落ち着ける空間を作ることは、ペットのストレス軽減に有効です。犬には専用の部屋を作ってあげたり、猫にはキャットタワーを作ってあげたり、姿を隠せるベッドがあったりすると安心できます。
イタズラ防止ができる
リフォーム時に、ペットのイタズラを未然に防ぐ工夫を取り入れることは、室内を綺麗な状態で保てます。専用スペースがあれば、ストレスを軽減できるのでソファに爪を建てられたり、家具に噛み付いたりといったイタズラを減らせるかもしれません。
温度管理によって体調管理に役立つ
ペットは温度や湿度に敏感です。しっかりと温度・湿度管理ができているペットスペースなら、ワンちゃんや猫ちゃんも快適に過ごせます。また、体調を崩しにくくなるというメリットもあるでしょう。夏にはひんやりと冷たいタイルスペースを作ったり、冬には暖かい床暖房を設置したりすると、年中快適に過ごせるといえます。
2.安全・快適な床材選び:ペットに優しい素材でおしゃれに仕上げる
人もペットも歩く床材は、安全で快適なものを選ぶことが重要です。ここでは、ペットに優しくておしゃれな素材選びのポイントをご紹介します。
滑りにくいかどうか
ペットが室内で安全に過ごすためにも、床材の滑りにくさが重要です。特に高齢のペットや関節に不安のあるペットの場合、滑りやすい床材は転倒や怪我の原因となります。コルク素材やマットな質感のフロアタイル、表面に滑り止め加工が施されたフローリングなどは、ペットの足腰への負担を軽減し、安全な歩行をサポートします。
ペットの汚れは染み込みにくいか
ペットも人と同様にトイレを使います。しかし、時にはトイレに失敗してしまうこともあるかもしれません。そんな時のために、おしっこが染み込みにくいフローリングを選ぶことが望ましいでしょう。室内を清潔に保つだけでなく、美しい空間の維持にもつながります。
例えば、撥水性や防水性に優れたフローリングやクッションフロア、フロアタイルなどは相性が良いといえます。無垢の床材は水分を染み込みやすいので、使用を検討する際は、設計士に相談することをおすすめします。
引っ掻き傷に強いか
犬や猫は床を爪で傷つけてしまう可能性があります。そのため、床材を選ぶ際は引っ掻き傷に強い素材を選ぶことが重要です。耐久性の高いフローリングや特殊コーティングされた床材、ペットの傷に対応した床材などが良いでしょう。あまり硬い素材だと、ペットの爪を傷つけてしまう可能性もあるので注意が必要です。
お手入れしやすいか
お手入れのしやすさも重要です。日々生活していると、床にはホコリやゴミが溜まります。特にペットを飼っていると、毛や爪なども落ちていることがあるでしょう。そんな時に掃除機やワイパーで簡単に掃除できる素材だと、手軽に床の掃除ができ、飼い主のストレス軽減につながるでしょう。
3.ペットのための収納術:おもちゃからフードまでスッキリ収納
ペットと快適に暮らすためには、収納にも注目しなければなりません。ペットのためのご飯やトイレシート、お散歩グッズやペットのおもちゃなどをしまえる場所を作らなければ、あっという間に部屋の中が散らばってしまいます。
そこで、ここでは、ペットのための収納術をご紹介します。
お散歩グッズをまとめられる土間収納
ワンちゃんは毎日のお散歩が日課です。お散歩には、リード、ハーネス、レインコート、散歩後の汚れを拭くタオルなど、さまざまな道具が必要です。これらをすぐに取り出せるように、土間収納にまとめておくのが良いでしょう。
外出時の準備がスムーズになり、帰宅後も汚れたものをすぐにしまえるため、 室内への汚れの持ち込みを防ぐことが可能です。棚やフックを活用することで、より整理しやすくなります。
ペットのご飯やトイレシートをしまえるパントリー
ペットのご飯やトイレシートは、頻繁に使うもののためストックしている方がほとんどでしょう。かさばるだけでなく、目立つ所におくと生活感が丸見えになってしまいますよね。
そんな時は、パントリーにペットのご飯やトイレシートなどをしまえるスペースを作りましょう。手軽に出し入れできるだけでなく、LDKをスッキリと見せることができます。
パントリーに扉をつける、ご飯の容器を開けられないように高い位置にしまっておくなどの工夫で、ペットがつまみ食いをする心配もありません。
おもちゃがしまえるリビング収納
リビングはペットと家族が一緒に過ごすことが多い場所です。そのため、リビングにおもちゃの収納スペースを確保することはとても大切です。壁付け収納にペット専用の収納スペースを確保したり、小上がりスペースがあるなら床下に引き出しをつけたりするのも良いでしょう。散らかったおもちゃを片付けることで、綺麗なリビングをキープできます。
4.ペットの安全対策を強化!リフォームでできる危険回避の工夫
大切なペットが安全に過ごすことができるように、飼い主はさまざまな安全対策をしなければなりません。ここでは、リフォームでできる安全対策を3つご紹介します。
すべりにくい床
前述の通り、滑りやすい床はペットの転倒や関節への負担、怪我の原因となります。リフォームの際には、ペットの安全な歩行をサポートするために、滑りにくい床材を選ぶことが重要です。コルク、 マットタイル、滑り止め加工が施されたフローリングなどは、ペットの足元をしっかりと捉えるので、安全歩行につながるでしょう。既存の床に滑り止めマットやカーペットを敷くのも有効な対策です。
猫の脱走防止柵
好奇心旺盛な猫にとって、窓や玄関からの脱走は心配ですよね。リフォームで脱走防止柵を設置することは、猫の安全を確保するための効果的な手段です。窓には内側に格子を取り付ける、玄関には柵を設けることで、猫が手軽に外に出られないようにすることができます。デザイン性の高い柵を選べば、室内のインテリアを損なうことなく安全対策を行うことも可能です。
スケルトン階段の転落防止ネット
おしゃれなスケルトン階段は、室内に開放感を与える一方で、ペットにとっては危険な存在となる可能性があります。リフォームの際に、階段の隙間に転落防止ネットを設置することで、ペットが階段から落ちてしまう事故を未然に防ぐことができます。もちろんこれは小さなお子様の安全対策としても有効です。
シンプルな素材のネットを選べば、スケルトン階段の見た目をを損なうことなく安全性を高めることができます。スケルトン階段の蹴上部分や手すり部分に透明ガラスを設置するのも、安全対策として有効です。
5.ペットも一緒に楽しむ!リビングや庭のペットフレンドリー空間作り
リビングやお庭でペットと共に楽しめるスペースを作ることは大切です。ここでは、リビングや庭における、ペットフレンドリーな空間作りのアイデアをご紹介します。
ペット専用のくつろぎスペース
リビングの一角や窓辺など、ペットが家族の気配を感じながらゆったりくつろげる専用スペースを作ることは、ペットの安心感を高めます。犬用の ベッドやクッション、猫用のバスケットなどを設置しペットが安心して過ごせる場所を用意しましょう。
猫のためのキャットウォーク
猫は高い場所を好むため、壁面に取り付けるキャットウォークやステップは、猫にとって楽しい遊び場であり、運動不足解消にもつながります。リビングの高い位置に設置すれば、リビング全体を見渡せるので猫にとって特別な空間を提供できます。
道路への飛び出し防止に庭へ目隠しフェンス
庭がある場合は、ペットが道路へ飛び出してしまう危険を防ぐために、ある目隠しフェンスを設置することが重要です。これにより、ペットが道路に飛び出してしまう心配もなく、安心して遊べるお庭を実現できます。フェンスのデザインにこだわれば、おしゃれな外構づくりも可能です。
ドッグランの設置
庭に十分な広さがある場合は、愛犬が自由に走り回れるドッグランを設置するのも素晴らしいアイデアです。安全な背の高いフェンスで囲まれた専用スペースなら、愛犬の運動不足を解消し、運動できる満足感を与えられます。飼い主も一緒に庭で遊ぶことで、より強固な絆を育めるでしょう。
6.ペットの健康を守るリフォーム:通気性と温度調整で快適な生活環境
大切なペットの健康維持のためにも、通気性と温度調整はとても大切です。最後に、ペットが快適に過ごせるリフォームのアイデアをご紹介します。
家全体の換気・通気性の見直し
ペットだけでなく飼い主にとっても健康的な空間がつくれるよう、この機会に家全体の換気や通気性を見直しても良いかもしれません。例えば、換気を促進するために新たに窓を設置したり、空気を循環しやすいようにシーリングファンを設置したりといったことがおすすめです。通気性を見直すことで、ハウスダストや有害物質の滞留を防ぐことができるので、ペットだけでなく一緒に暮らす飼い主も気持ちよく生活できるでしょう。
有害物質を避けたリフォーム素材
ペットは家具や建材を舐めてしまう危険性があります。リフォームをする際は、口に含んでも問題ない素材を採用することも検討しましょう。壁や床材、塗料などに自然素材を採用することでペットの健康が守られます。
ペット専用スペースの温度・湿度管理
ペットの種類や体調に合わせて、専用スペースの温度と湿度を適切に管理しましょう。夏場の高温多湿や冬場の乾燥は、ペットの体調不良を引き起こす可能性があります。エアコンや加湿器などを活用し、ペットが快適に過ごせるように配慮することが大切です。
7.まとめ
ペットとの暮らしをより豊かにするための一つの手段として、安全で快適な室内環境へのリフォームがあげられます。専用スペースの確保、安全な床材の選択、適切な収納、危険回避の工夫、そして健康を守るための環境整備。リフォームをする際には、これらのポイントを踏まえることで、愛するペットも家族も安全に、快適に暮らせる住まいが実現できるでしょう。
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