キャットウォークを使ったペットリノベーション事例紹介

愛猫との暮らしをより豊かにしたいと考えている飼い主さんにとって、猫が喜ぶ環境づくりはとても大切なことですよね。特に室内飼いの猫にとって、上下運動や高い場所は本能を満たすために欠かせない要素です。そこでおすすめなのが、「キャットウォーク」を取り入れたリノベーションです。
キャットウォークは、猫が安全に昇り降りしたり、高い場所から家の中を見渡したりできる、まさに猫のための特別な通路です。
この記事では、なぜ愛猫にキャットウォークが必要なのか、そして実際の施工事例を交えながら、あなたのペットリノベーションのヒントをご紹介します。愛猫がもっとのびのびと過ごせる、快適な住まいを実現しましょう。
愛猫にキャットウォークが必要な理由
猫にとってキャットウォークは、単なる遊び場ではありません。彼らが本来持っている習性を満たし、心身ともに健康的に過ごすために良い影響をもたらします。
運動不足の解消
室内飼いの猫は、どうしても運動量が不足しがちです。特に、平面的な動きだけでは、猫が本来持っているジャンプ力や平衡感覚を十分に使う機会が減ってしまいます。
キャットウォークは、高低差のある立体的な運動を可能にし、適度な運動不足の解消に繋がります。これにより、肥満の予防や筋力の維持にも役立ち、愛猫の健康寿命を延ばすことにも貢献するでしょう。
ストレスの解消
猫は獲物を狙う本能から、高い場所を好みます。高い場所にいることで周囲を見渡し、安全を確保できるため、安心感や優位性を感じるのです。また、多頭飼いの場合は、猫同士のテリトリー争いを緩和し、それぞれの猫が落ち着ける場所を見つける手助けにもなります。
キャットウォークを設置することで、猫が「自分の場所」を持つことができ、日常生活で感じるストレスを軽減し、よりリラックスして過ごせるようになります。
イタズラ・爪研ぎ防止
猫は高い場所に登るのが得意なだけでなく、物を落としたり、家具で爪研ぎをしたりといった行動をとることがあります。
キャットウォークは、猫に適切に登れる場所や爪研ぎができる場所を提供することで、家具へのイタズラや壁での爪研ぎといった困った行動の防止にも役立ちます。
猫のエネルギーを別の方向へ向けることで、人にとっても猫にとってもストレスの少ない共生空間を作ることができるのです。
キャットウォークを作る費用相場
キャットウォークの設置にかかる費用は、その規模やデザイン、使用する素材によって大きく変動します。一般的には、シンプルな棚板を数枚取り付ける程度であれば、5万円〜10万円程度が相場となるでしょう。
しかし、部屋の壁全体を覆うような大規模なものや、複数の場所を繋ぐ複雑なルート、あるいは造作家具と一体化したデザイン性の高いキャットウォークを希望する場合は、20万円以上かかることも珍しくありません。素材に無垢材を選んだり、専門業者にオーダーメイドで依頼したりする際も費用は高くなる傾向があります。
費用を抑えたい場合はDIYも選択肢の一つですが、安全性や耐久性を考慮すると、専門業者に依頼するのが安心です。まずは予算感を伝え、実現したいキャットウォークのイメージを相談してみましょう。
キャットウォーク施工時の注意点
愛猫のためにキャットウォークを作るなら、猫が安全に、そして楽しく利用できる工夫が必要です。計画段階で以下の点に注意して、猫も人も満足できるキャットウォークを目指しましょう。
猫の動線を考える
キャットウォークは、猫がスムーズに移動できる「動線」を考慮して設計することが重要です。猫はジャンプ力がありますが、あまりに高低差がありすぎたり、飛び移る距離が長すぎたりすると、利用しづらくなってしまいます。
猫が楽に昇り降りできるような段差の配置や、途中に休憩できる広めのスペース(ステップや棚板)を設けるなど、猫の身体能力や習性に合わせた動線を意識しましょう。
素材や幅にこだわる
キャットウォークの素材は、安全性と耐久性を考慮して選びましょう。滑りにくい素材や、爪が引っかかりにくい素材を選ぶと、猫が安心して利用できます。また、猫がすれ違える程度の十分な幅を確保することも大切です。狭すぎると猫が不安定になり、落下のリスクが高まるだけでなく、利用してくれなくなる可能性もあります。
設置場所を考える
キャットウォークを設置する場所は、猫の性格や家の間取りによって最適な場所が異なります。例えば、高い場所から家族の様子を眺められるリビングや、日当たりの良い窓際などは猫に人気が高い場所です。
また、家具や既存の棚などを足場として活用できるように配置することで、より自然な動線を作り出すことができます。ただし、人通りの多い場所や、猫が頻繁に衝突する可能性のある場所は避けるようにしましょう。
トイレの場所も考慮する
猫が高い場所にいる時間が長くなると、トイレに行くのが億劫になってしまうことがあります。キャットウォークを計画する際は、猫がスムーズにトイレへ移動できるような動線の確保も考慮しましょう。
必要であれば、キャットウォークの途中に降り口を設けたり、トイレの近くに休憩スペースを作ったりするのも良いアイデアです。
外が眺められる場所にも作る
猫は、窓から外の景色を眺めるのが大好きです。鳥や虫、通りを歩く人々など、外の様子は猫にとって最高のエンターテイメントになります。
キャットウォークの一部を窓際に設置することで、猫がお気に入りの場所から外の世界を眺め、退屈せずに過ごせる空間を提供できます。日当たりが良い場所であれば、ひなたぼっこもできて、猫にとって最高のくつろぎスペースとなるでしょう。
キャットウォークのあるペットリノベーション事例
ここからは、実際に大和ハウスウッドリフォームが手掛けた、キャットウォークのあるペットリノベーション事例をご紹介します。お客様と愛猫の双方にとって、快適で楽しい暮らしを実現した実例をぜひ参考にしてください。
吹き抜けを囲むキャットウォーク
「子どもが独立し、使わない部屋が増えた」という築20年のご自宅。これからの暮らしを考え、細かく区切られていた間取りを一新するリノベーションをご決断されました。
1階は廊下で分かれていた和室とLDKを一体化し、広々とした空間に。さらに、使っていなかった2階の洋室を大胆に吹き抜けに変えるプランを採用することで、開放感あふれるリビングが誕生しました。
この吹き抜けの周囲には、愛猫が自由に動き回れるキャットウォークを新設。単なる通路としてだけでなく、リビングに一体感のあるデザインとして溶け込んでいます。また、キャットウォークの途中に造作の読書カウンターや、収納を兼ねた窓際のベンチシートも設置され、機能性と快適性を両立しています。
愛猫もフル活用のキャットウォーク
耐震性や断熱性にお悩みを抱えていた築18年のご自宅。リフォームを機に、日当たりの良い2階への仕事部屋移設と、バルコニーの室内取り込み、さらに愛猫たちがのびのびと過ごせる環境も求めていました。
そこで、2階LDK内にワークスペースを計画し、仕事と家事がワンフロアで完結するストレスフリーな動線を実現。このLDKには、3階まで繋がるキャットウォークを新設し、愛猫たちが家全体を自由に探索できる特別な空間を作り出しました。ワークスペースの壁面に設けられた造作棚は、蔵書の収納だけでなく、階段のようにデザインされ、キャットウォークとしても活用できる工夫が凝らされています。
まとめ
キャットウォークは、愛猫の運動不足やストレスを解消し、イタズラや爪研ぎの防止にも繋がる、猫にとって非常にメリットの大きい設備です。単なる遊び場としてだけでなく、彼らの本能的な欲求を満たし、心身の健康を保つために役立ちます。
費用相場は設置する規模や素材によって変動しますが、簡単なものであれば5万円〜10万円程度から、凝ったデザインや大規模なものだと20万円以上かかることもあります。
キャットウォークを施工する際は、猫が安全かつ楽しく利用できるよう、動線、素材、幅、設置場所、そしてトイレや窓からの景色といった細かな点まで配慮することが重要です。
今回ご紹介した事例のように、キャットウォークは住まい全体のデザインと融合させながら、愛猫と飼い主さん双方にとって快適で幸せな空間を創り出すことができます。
大和ハウスウッドリフォームでは、お客様と愛猫のライフスタイルに合わせた最適なペットリノベーションをご提案しています。キャットウォークの設置をご検討中でしたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。愛猫がもっとのびのびと過ごせる、理想の住まいを一緒に実現しましょう。
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