土間収納の魅力とは?メリット・デメリットを徹底解説

「土間収納」という言葉を耳にしたことはありますか?最近、新築やリフォームで人気を集めている土間収納ですが、「本当に便利なの?」「うちには必要ないんじゃないか…」と疑問に感じている方もいるかもしれません。
土間収納は、玄関の利便性を高めるだけでなく、日々の暮らしを格段に快適にしてくれる魔法のような空間です。しかし、導入する前にメリットだけでなく、デメリットや注意点も知っておくことが大切です。
この記事では、年間数多くのリフォームを手掛ける大和ハウスウッドリフォームが、土間収納のメリット・デメリットから、後悔しないための計画のポイントまでを徹底解説します。
土間収納
土間収納とは、玄関の土間と直接つながっている収納スペースのことです。玄関から直接アクセスできるため、靴やベビーカー、アウトドア用品、子どもの外遊び道具など、外で使うものを室内に持ち込まずに収納できるのが大きな特徴です。
間取りによっては、通り抜けられるウォークスルータイプにして、玄関から直接キッチンやリビングへつながるようにすることも可能です。これは、買い物をした後に重い荷物を直接キッチンへ運び込むのに便利で、家事動線を大幅に改善してくれます。
土間収納は、住まいの収納力を高めるだけでなく、玄関まわりを常にスッキリと保ち、快適な生活を実現するための重要なスペースと言えるでしょう。
土間収納のメリット
土間収納を設置することで、日々の暮らしがより便利で快適になります。ここでは、土間収納がもたらす5つの大きなメリットをご紹介します。
玄関がスッキリする
靴や傘、ベビーカー、子どもの外遊び道具など、玄関に散らばりがちなものをすべて土間収納に片付けることができます。これにより、常に玄関が片付いた状態になり、急な来客にも慌てる必要がありません。
お客様が来たときに、靴が散乱した玄関を見られる心配もなく、気持ちよく迎え入れることができます。広々とした開放感のある玄関は、住まいの第一印象を格段に良くしてくれるでしょう。
生活動線がスムーズになる
土間収納は、出かけるときや帰宅したときの生活動線をスムーズにしてくれます。例えば、外出時に必要な上着や鍵、バッグを土間収納に置いておけば、バタバタと探し回る必要がなくなります。
また、ウォークスルータイプにすれば、重い買い物袋を玄関から直接キッチンに運び込むことができ、家事の負担を大幅に軽減してくれます。日々の何気ない動作がスムーズになることで、暮らし全体にゆとりが生まれるでしょう。
屋外用品を室内に持ち込まなくて良くなる
ガーデニング用品やDIY道具、キャンプなどのアウトドアグッズ、スキーやスノーボードといった趣味の道具など、屋外で使うものを室内に持ち込まずに収納できるため、家の中が土や砂、泥で汚れるのを防ぐことができます。
また、雨に濡れたレインコートや長靴を一時的に乾かす場所としても活用でき、家事の負担を軽減してくれます。
汚れても掃除がしやすい
土間収納の床は、タイルやモルタルなど、汚れに強い素材でつくられるのが一般的です。土や砂が入っても、ほうきで掃いたり、水を流してデッキブラシでこすったりするだけで、簡単にきれいにすることができます。
室内の床を汚す心配がないため、気軽に屋外用品を出し入れでき、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができます。
防災用具などを収納できる
災害時に備えた防災グッズや備蓄品を収納する場所としても最適です。いざという時にすぐに持ち出せる場所にまとめておけば、非常時も落ち着いて行動できます。
また、屋外用の備品をまとめておくことで、いざという時に何がどこにあるか探し回る必要がなくなります。
土間収納のデメリット
多くのメリットがある土間収納ですが、導入する前にデメリットも理解しておくことが大切です。計画段階でこれらのデメリットを考慮することで、後悔のない土間収納を実現できます。
物が増える可能性がある
収納スペースが広くなると、ついつい物を詰め込んでしまいがちです。何でもかんでも入れてしまい、かえって整理整頓が難しくなることもあります。
導入後も定期的に収納物を見直し、不要なものを処分する習慣をつけたり、収納ボックスを活用してカテゴリー別に整理したりする工夫が必要です。
スペースを確保する必要がある
土間収納を設けるには、その分のスペースを確保する必要があります。リビングや玄関ホール、他の部屋の広さを犠牲にしてしまうなど、他の空間とのバランスを考える必要があります。
家族構成やライフスタイルを考慮し、本当に必要な広さを検討することが大切です。
におい・湿気対策が必要
外で使ったものをそのまま収納するため、においや湿気がこもりやすくなります。特に、雨で濡れたままのベビーカーやアウトドアグッズ、泥がついた長靴などをそのままにしておくと、カビや結露の原因になることもあります。
適切な換気や対策をしないと、せっかくの収納スペースが不衛生になってしまうため、換気扇や窓の設置を検討しましょう。
導入に費用がかかる
土間収納は、通常の収納スペースに比べて、床材や壁材、照明、換気扇などの工事費用がかかります。
また、ウォークスルータイプにしたり、特別な造作収納を設けたりすると、さらに費用が膨らむ可能性があります。事前に業者と相談し、予算内でどこまで実現可能かを明確にしておくことが重要です。
土間収納を設置する際の注意点
土間収納を後悔なく導入するために、計画段階で押さえておきたい注意点をご紹介します。
使用する目的を明確にする
まずは、土間収納に何を収納したいのか、目的を明確にしましょう。ゴルフバッグやベビーカー、キャンプ用品など、収納したい物の種類や量によって、必要な広さや収納のレイアウトが変わってきます。例えば、キャンプ用品をメインに収納したいなら、奥行きのある棚を設けるなど、用途に合わせたプランを立てることが大切です。
予算を明確にする
導入に際しては、事前に予算を決めておくことが大切です。収納の広さや内装材、設備など、どこに費用をかけるかを検討しましょう。予算をオーバーしそうな場合は、優先順位を決めて、妥協できる部分と譲れない部分を明確にすることが大切です。
換気・照明・コンセント計画も忘れない
においや湿気対策として、窓をつけたり、換気扇を設置したりする計画を立てましょう。また、照明を設置しておけば、夜間でも物の出し入れがスムーズになります。さらに、電動自転車の充電やDIY作業に使うためのコンセントを設置しておくと、使い勝手が格段に上がります。
まとめ
土間収納は、住まいの収納力を高め、日々の暮らしをより快適にしてくれる魅力的な空間です。この記事でご紹介したメリット・デメリットや注意点を参考に、あなたの暮らしに合った土間収納を計画してみてください。
大和ハウスウッドリフォームでは、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案します。土間収納に関するご相談やご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。