「リノベーションを機に、ホテルのような洗練された住まいにしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

近年リノベーションを検討している方の間で人気を集めているのが、ホテルライクな住まいづくりです。

生活感を抑えた上質な空間は、SNSやインテリア雑誌でも注目されています。

しかし、ホテルライクと聞いても「具体的にどんなインテリアなの?」「実際に暮らしやすいの?」と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。


この記事では、ホテルライクな住まいの特徴や人気の理由、リノベーションで取り入れる際のポイントを詳しく解説します。理想の住まいづくりの参考にしてみてください。

ホテルライクとは?暮らしに非日常感を取り入れた住まい


ホテルライクな住まいは、生活感を抑えた洗練された空間が魅力です。

ただおしゃれなだけではなく、落ち着きのある居心地のよい空間を演出できることから、暮らしに特別感を取り入れたい方にも選ばれています。

しかし、ホテルライクと聞いても、具体的にどのようなインテリアなのかイメージしにくい方もいるでしょう。

ここでは、ホテルライクな住まいの特徴や、北欧風・ナチュラルテイストとの違いについて解説します。

そもそもホテルライクとは

ホテルライクとは、その名の通り「ホテルのように洗練された雰囲気を持つ住空間」のことです。

高級ホテルのような空間をイメージするとわかりやすいですが、ホテルライクな住まいには以下のような特徴があります。


  • 生活感が出にくい

  • インテリアに統一感がある

  • 間接照明などを取り入れ、照明計画にこだわっている

  • 高級感のある素材を取り入れている

  • 清潔感がある


ただおしゃれなだけではなく、空間全体に統一感があり整っていて心が落ち着くような雰囲気がある点も、ホテルライクな住まいの魅力です。

北欧風やナチュラル系との違い

ホテルライクなインテリアは、木の温もりを重視する北欧風やナチュラルテイストとは少し異なる特徴があります。

北欧風やナチュラルテイストは、安心感のある雰囲気や親しみやすさを重視する一方で、ホテルライクなインテリアは、洗練された雰囲気や上品さを重視する傾向があります。

温かみのあるカラーや木目を中心にまとめるのではなく、グレーやブラック、ホワイトなどをベースにした落ち着いたカラーで統一されることが多いです。

また、素材選びにも違いがあります。木目を活かした素材よりも、石目調のタイルやマットな質感の素材などを取り入れることで、高級感のある空間を演出しやすくなります。


ホテルライクが人気の理由


ホテルライクな住まいは、見た目のおしゃれさだけでなく暮らしやすさや心地よさを感じられる点も魅力です。

生活感を抑えた落ち着きのある空間は、家で過ごす時間をより心地よいものにしてくれます。

ここでは、ホテルライクな住まいが多くの人に選ばれている理由について解説します。

毎日の暮らしに特別感が生まれる

ホテルライクな住まいの最大の魅力は、日常の中で非日常感を味わえることです。

仕事や家事、育児に追われる毎日でも、洗練された落ち着きのある空間で過ごすことで、気持ちをリセットしやすくなるでしょう。

「家で過ごす時間が楽しみになる」「休日も家でゆっくりしたくなる」と感じられることから、幅広い世代から支持されています。

生活感を隠しやすい

ホテルライクな空間では、物を減らすのではなく生活感を見せにくくする収納計画を重視する傾向があります。

例えば、ストック類をパントリーにまとめたり、テレビ配線やWi-Fiルーターを見えにくくしたりと生活感を抑える工夫を取り入れることで、空間全体がすっきりとした印象になります。

特に近年は在宅時間が増えたことから、ごちゃついた空間よりも落ち着いて過ごせるすっきりとした住まいを好む人が増えています。

インテリアに統一感が出る

ホテルライクなインテリアは色数を抑えて空間づくりをすることが多いため、家全体にまとまりが出やすいのも魅力のひとつです。

家具や照明、素材感に一貫性があると、空間が広く洗練された印象になります。

また、流行に左右されにくいシンプルなデザインが多いため、長く飽きにくい点も人気の理由のひとつです。


リノベでホテルライクにする際のポイント


ホテルライクな住まいを実現するためには、ただ高級感のあるインテリアを取り入れるだけではなく、空間全体に統一感を持たせることが大切です。

色使いや照明、収納計画などを工夫することで暮らしやすさとデザイン性を両立しやすくなります。

ここでは、リノベーションでホテルライクな家づくりをする際に意識したいポイントをご紹介します。

色味を使いすぎずまとめる

ホテルライクな空間づくりで重要なのが、色や素材を増やしすぎないことです。

おすすめは、グレー、ホワイト、ベージュなど落ち着いたベースカラーでまとめること。

アクセントとしてブラックやダークブラウンを取り入れると、空間全体が引き締まった印象になります。

色味を使いすぎるとごちゃついた印象になりやすいため、2〜3色程度でまとめると統一感が出やすいでしょう。さらに、家具やカーテンまで色味をそろえることで、より洗練された空間を演出できます。

また、素材選びもホテルライクな空間づくりでは重要なポイントです。

石目調のタイルやマットな質感の素材を取り入れることで高級感のある印象になります。

一方で、異なる素材を多く取り入れすぎると統一感がなくなってしまうこともあります。

事前の計画段階で、空間全体のテーマを決めて素材を選ぶことが大切です。

間接照明を活用する

ホテルライクな空間づくりに欠かせないのが照明計画です。

一般的な住宅では天井のシーリングライトが中心ですが、ホテルライクな雰囲気を目指すのであれば、間接照明を取り入れるのがおすすめです。

例えば、キッチンや洗面所にはブラケットライト、階段や廊下にはダウンライトを取り入れることで、空間全体に高級感を演出しやすくなります。

間接照明は、光を壁や天井に反射させることで空間に奥行きが生まれ、落ち着いた雰囲気をつくれる点も魅力です。

特にリビングや寝室は、照明によって空間の印象が大きく変わるため、リノベーション時にしっかり計画しておきたいポイントといえるでしょう。

収納計画を重視する

どれだけおしゃれな空間でも、物があふれてしまうとホテルライクな住まいにはなりません。

家族が多い方や趣味が多い方でも、物を減らすことより、収納空間を整えることを意識すると、すっきりとした空間を保ちやすくなります。

例えば、壁面収納を活用したり、ファミリークローゼットを取り入れたりすることで、生活感を抑えながら暮らしやすい動線を確保しやすくなるでしょう。

特に小さな子どもがいる家庭では、デザイン性だけでなく片付けやすさも意識することで、快適に暮らしやすい住まいにつながります。


ホテルライクな住まいの注意点


ホテルライクな住まいは、洗練された雰囲気が魅力ですが、デザイン性を重視しすぎると暮らしにくさにつながることもあります。

見た目のおしゃれさだけではなく、毎日の生活のしやすさとのバランスを考えることも大切です。

ここでは、ホテルライクな住まいづくりをする際に意識したい注意点について解説します。

見た目重視にしすぎない

ホテルライクな住まいはおしゃれですが、見た目だけを優先すると暮らしにくくなることがあります。

すっきりとした空間を重視しすぎた結果、収納が足りず生活しにくくなったり、落ち着かない空間になってしまったりするケースもあります。

実際のホテルは短期間滞在する場所なので、生活感がなくても問題ありません。

しかし、住まいは毎日暮らす場所だからこそ、デザイン性だけでなく生活動線や使いやすさとのバランスを意識することが大切です。

家族全員が心地よい空間か考える

ホテルライクなインテリアを好む方がいる一方で、温かみが少ないと感じる方もいます。

そのため、自分だけの好みで決めるのではなく、家族全員にとって居心地のよい空間かを考えることも重要です。

例えば、ファブリックソファを取り入れて温かみをプラスしたり、子ども部屋はナチュラルテイストにしたりと、部分的にテイストを調整する方法もあります。


まとめ

ホテルライクな住まいは、洗練されたデザインと落ち着きのある空間が魅力です。毎日の暮らしに特別感を取り入れられることから、リノベーションでも人気を集めています。

ホテルライクな空間を実現するためには、色使いや照明計画、素材選び、収納計画などをバランス良く整えることが大切ですが、一方で見た目だけを重視すると、暮らしにくさにつながってしまうこともあります。

デザイン性と生活のしやすさの両方を意識しながら計画を進めることがポイントです。

理想のホテルライクな住まいを実現するためにも、プロに相談しながら、自分たちに合った空間づくりを進めてみてはいかがでしょうか。