海外の住宅やホテルのような、個性的で洗練された空間に憧れる方も多いのではないでしょうか。リノベーションでは、タイルや水栓、床材などに海外建材を取り入れることで、日本の製品とはひと味違ったデザインや素材感を楽しめます。

 

一方、海外建材は国内製品と規格が異なる場合があるほか、納期や費用、メンテナンスなどにも注意が必要です。「デザインが気に入った」という理由だけで選ぶと、施工時や入居後に困る可能性もあります。

 

本記事では、リノベーションで人気の海外建材を紹介するとともに、取り入れるメリット・デメリットや選ぶ際のポイントを解説します。海外建材を活用して理想の住まいを実現したい方は、ぜひ参考にしてください。

リノベーションで人気の海外建材

海外建材には、国内製品では見つけにくい独特の色味や大胆なサイズ、デザインがあり、空間に個性を加えられるのが魅力です。

 

タイルや床材、水栓など、部分的に取り入れるだけでもインテリアの印象を大きく変えられます。ここでは、リノベーションで取り入れやすい人気の海外建材をご紹介します。

タイル


輸入タイルは、海外らしい大胆な柄や色使い、サイズ感を楽しめる建材です。例えば、モロッカンタイルや大判の石目調タイルなどを取り入れることで、ラグジュアリーでモダンな雰囲気や、エキゾチックな空間を演出できます。

 

リビングや玄関はもちろん、キッチンの壁や洗面スペースなど、限られた範囲のアクセントとして取り入れるのもおすすめです。サブウェイタイルや古レンガ調タイルを使えば、インダストリアルな雰囲気をつくることもできます。

 

ただし、海外建材は日本とサイズや規格が異なる場合があります。場合によっては現場での加工などが必要になるため、採用したいタイルがある場合は、施工できるか事前にリフォーム会社へ確認しておきましょう。

水栓


海外製の水栓は、存在感のあるフォルムやカラーなどデザイン性の高さが魅力です。キッチンや洗面台のアクセントとして取り入れれば、海外の住宅やホテルを思わせる洗練された空間を演出できます。添付資料でも、デザイン性の高い水栓は人気の輸入設備として紹介されています。

 

洗面スペースでは、個性的な陶器やガラス製の置き型洗面ボウル、タイルなどと水栓を組み合わせることで、空間全体をコーディネートすることも可能です。

 

ただし、海外製品は日本の給排水規格に合わず、専門的な調整やアダプターが必要になる場合があります。 そのため、デザインだけで決めず、日本国内で使用・設置できる製品なのかを施工会社に確認したうえで採用しましょう。

フローリング・床材


海外のフローリングは、国内の既製品にはない色合いや木の表情を楽しめるのが魅力です。なかでも北米・欧州産のオーク材は人気があり、幅広タイプやヘリンボーン張りを取り入れることで、重厚感のある海外住宅のような空間を演出できます。

 

床は空間の中でも占める面積が大きいため、選ぶ素材や色によってインテリア全体の印象が大きく変わります。海外らしい雰囲気をつくりたい場合は、家具や建具との組み合わせまで考えて選ぶことがポイントです。

 

ただし、海外建材は日本と規格やサイズが異なる場合があるため、施工できるか事前に確認しておきましょう。

 

海外建材をリノベーションに取り入れるメリット


海外建材は、国内製品にはないデザインや素材感を楽しめることが大きな魅力です。ヨーロッパや北米など、その国の歴史や文化を感じさせる建材を取り入れることで、住まいに個性を加えられます。 ここでは、海外建材をリノベーションに取り入れる主なメリットを紹介します。

日本にはないデザインを楽しめる

海外建材には、独特な色使いや柄、質感を持つ商品が豊富にあります。例えば、アンティーク加工を施したオークの床材や鮮やかなスペイン製タイルなどを取り入れることで、国内の一般的な建材とは異なる個性的な空間を演出できます。

 

また、アメリカ西海岸風やフレンチカントリー、イタリアンモダンなど、好みの海外スタイルを表現しやすいこともメリットです。 全面に採用しなくても、水栓やドアなど目に入りやすい部分に海外建材を取り入れることで、空間にアクセントや統一感を持たせられます。

素材や質感にこだわった空間をつくれる

海外建材には、無垢材や天然石など素材そのものの表情や経年変化を楽しめるものもあります。長く使うことで風合いが増し、住まいへの愛着につながることも魅力です。また、石材や木材には、見た目の美しさだけでなく耐久性や耐候性に優れた商品もあります。

 

大判タイルや存在感のあるフローリングなど、素材をインテリアの一部として取り入れれば、空間に重厚感や高級感を演出できます。キッチンや洗面、玄関などにポイント使いするだけでも、海外建材ならではの質感を楽しめるでしょう。

海外建材を取り入れるデメリット・注意点


海外建材はデザイン性や素材感に魅力がある一方、国内製品とは価格や納期、規格、メンテナンス事情が異なります。採用してから後悔しないためには、購入時の価格だけでなく、施工や将来の修理まで含めて検討しておくことが大切です。

国内製品より費用がかかる場合がある

海外建材は商品そのものの価格に加え、海外からの輸送費や通関にかかる費用などが加わるため、同等の国内製品と比べて価格が高くなる傾向があります。

 

さらに、日本と海外では建材の規格が異なる場合があります。日本の住宅にそのまま取り付けられなければ、現場での加工や追加部材が必要になり、施工費が増える可能性も考えておかなければなりません。

 

予算が限られている場合は、すべてを海外建材でそろえる必要はありません。キッチンのタイルや水栓、室内ドアなど、デザインのポイントになる場所に絞って採用し、ほかは国内製品を組み合わせる方法もあります。輸入住宅でも国産建材を組み合わせることで費用を調整できるとされています。

納期や在庫に注意が必要

希望する海外建材の国内在庫がない場合は、海外から取り寄せる必要があります。特に受注生産品や人気商品は納品まで数ヶ月かかる場合もあり、建材の到着が遅れるとリノベーション全体の工期にも影響します。

 

そのため、海外建材を採用する場合は、商品の在庫状況や必要なロット数、納期などを早めに確認しておくことが大切です。リノベーションの着工時期から逆算し、余裕を持って商品を選定・発注しておきましょう。

メンテナンス・交換に時間がかかることがある

海外製の水栓やドア、窓などが故障・破損した場合、交換部品を国内ですぐに調達できない可能性があります。海外から取り寄せる場合は、修理まで数週間から数ヶ月かかるケースもあり、輸送費などによってメンテナンス費用が高くなることもあります。

 

また、日本メーカーの部品と規格が合わず、部分的な修理ではなく一式交換が必要になる可能性もあります。 タイルなど将来的に部分補修する可能性がある建材は、施工時に予備を確保しておくのも一つの方法です。

 

海外建材を選ぶときは、デザインや価格だけで判断せず、交換部品の供給体制や代替品の有無、施工会社のアフターサポートなども確認しておくと安心です。


海外建材で後悔しないための選び方


海外建材を選ぶ際は、デザインだけでなく、日本の住宅に問題なく取り入れられる規格・仕様かを確認することが大切です。海外建材は日本の規格に合わせてつくられていないものもあり、商品によっては開口寸法や下地などを建材に合わせて計画する必要があります。

 

水栓なら給排水との接続、床材なら施工方法や日本の気候との相性なども確認しましょう。床材やタイルは、可能であればサンプルを取り寄せ、実際の色や質感を確認しておくと安心です。

 

また、使いたい海外建材が決まっている場合は、早い段階でリフォーム会社へ相談するのがおすすめです。商品候補の寸法や仕様を事前に共有しておけば、納まりや施工の可否を確認しながらプランを検討できます。

 

まとめ


海外建材は、日本では見つけにくいデザインや素材感を取り入れ、住まいに個性をプラスできることが魅力です。タイルや水栓、フローリングなど、一部分に取り入れるだけでも空間の印象を大きく変えられます。

 

一方で、国内製品とは規格や納期、施工方法などが異なる場合があり、将来のメンテナンスにも注意が必要です。デザインだけでなく、日本の住宅に適した仕様か、交換部品を入手できるかなども確認して選びましょう。

 

大和ハウスウッドリフォームでは、住まい全体のバランスや暮らし方を考えたリノベーションをご提案しています。海外建材を取り入れた住まいづくりを検討している方は、希望するイメージや使ってみたい建材について、ぜひお気軽にご相談ください。