海外のおしゃれなリノベーションホテル特集|ヨーロッパ編
近年、既存の建物に新たな価値を加える「リノベーションホテル」が注目を集めています。
特にヨーロッパでは、古城や修道院、工場などを活かした事例が多く、旅先で特別な空間を楽しめるだけでなく、住まいづくりのヒントとしても参考になります。
長い年月を重ねた建物の雰囲気を残しながら、現代の快適さを取り入れた空間には、既存建物ならではの心地よさがあります。
本記事では、ヨーロッパならではの魅力を感じられるリノベーションホテルをご紹介します。
刑務所を再生した北欧デザインホテル「Hotel Katajanokka」

「Strawberry」より引用
フィンランド・ヘルシンキにある「Hotel Katajanokka」は、かつて刑務所として使われていた建物をリノベーションしたホテルです。
19世紀に建築された建物が、現在は宿泊施設として生まれ変わっています。
外観や回廊には当時の面影が残り、一般的なホテルとは少し違う落ち着いた雰囲気を感じることができるでしょう。
客室は北欧らしいシンプルなデザインでまとめられており、静かに過ごせる空間になっています。また、かつての独房を組み合わせて客室としている点も特徴的で、限られたスペースを活かした無駄のない設計になっています。
修道院がラグジュアリーホテルに変身した「Monastero Santa Rosa」

イタリア・アマルフィ海岸に佇む「Monastero Santa Rosa」は、17世紀に建てられた修道院をリノベーションしたラグジュアリーホテルです。
断崖に建つ立地からは地中海を眺められ、建物と街並みの一体感を楽しむことができるでしょう。
修道院の雰囲気を残しながら、現在は落ち着いたリゾート空間として使われています。また、石造りの壁やアーチなどの建築要素はそのまま活かされていて、インテリアとも自然に馴染んでいます。
庭やインフィニティプールは地形に合わせて配置され、この立地ならではの設計がポイントです。
刑務所がスタイリッシュに再生された「Het Arresthuis」

「Het Arresthuis」より引用
オランダ・ルールモントにある「Het Arresthuis」は、かつて刑務所として使われていた建物をリノベーションしたホテルです。
19世紀半ばに建てられ、長年拘置施設として使用されたのち、現在はホテルとして再生されています。
客室は独房をベースにしていて、複数の独房をつなげることによって広さを確保するなど、既存の構造を活かした設計がされています。館内はシンプルで落ち着いたデザインに整えられており、外観との対比も印象的です。
閉鎖的な印象をやわらげつつ、元の建物の特徴はしっかりと残されています。
発電所を再利用したホテル「The Hoxton, Amsterdam」

アムステルダムの運河沿いにある「The Hoxton, Amsterdam」は、17世紀から19世紀にかけて建てられた複数の建物をリノベーションしたホテルで、街並みに溶け込む外観が特徴です。
館内にはヴィンテージ家具やアートが取り入れられ、落ち着いた雰囲気にまとめられています。
ロビーラウンジやカフェは宿泊者以外も利用でき、歴史ある建物を活かしつつ日常にも馴染む空間として整えられている点が印象的です。
歴史的ホテルを再生した「St. Pancras Renaissance Hotel London」

「Marriott|St. Pancras Renaissance Hotel London」より引用
ロンドンにある「St. Pancras Renaissance Hotel London」は、1873年に開業した歴史的ホテル(旧ミッドランド・グランド・ホテル)をリノベーションした建物です。
歴史を感じさせる外観はひときわ存在感があり、館内には高い天井や装飾的なアーチなど、当時の意匠が多く残されています。
一方で客室や共用部は現代的に整えられており、快適に過ごせるよう工夫されています。
駅直結という立地もあり、利便性と歴史的な空間の両方を楽しめるのが特徴です。
まとめ

ヨーロッパのリノベーションホテルは、古い建物をただ新しくするのではなく、歴史や特徴を活かした空間づくりが魅力です。
刑務所や修道院など、もともとの用途や構造を残しつつ、快適さやデザイン性もうまく取り入れられています。
こうした空間づくりは、プロと話しながらイメージをすり合わせていくことで、少しずつ形にしていくことができます。
ご自宅をリノベーションする際は、事例をヒントにしながら、自分なりの理想の住まいを考えてみるのも一つの方法です。