【平米数別】戸建てリノベーションの間取りアイデア集|実例10選もご紹介
同じ戸建てでも、広さは住まいによってさまざま。リノベーションを検討する際も広さの違いがプランに影響します。暮らしやすい間取りの正解も、家の平米数によって大きく変わってくるのです。
この記事では、広さ別に押さえておきたい間取りの考え方を整理したうえで、10の実例を通して平米数別の戸建てリノベーションアイデアをご紹介します。
平米数別に押さえる!戸建てリノベーションの間取りの考え方

戸建ては、面積によって住みやすい間取りがまったく変わってきます。なぜなら、スペース次第で優先項目が異なるからです。まずは、3つの広さ別に、リノベーションにおける間取りづくりの軸を整理してみましょう。
70㎡未満の戸建て|仕切らず広く見せる間取り
70㎡に満たないコンパクトな戸建てをリノベーションする場合、限られた床面積をいかに効率的に使い切るかが暮らしやすさを決めます。細かい仕切り壁や長い廊下があると、それだけで面積を消費してしまいがちです。面積が限られているなら、壁や廊下をできるだけ減らして居住スペースを増やしたいところ。効率化によって生まれたスペースをLDKに充てれば、コンパクトな住宅でも開放的な空間を演出できます。
とはいえ、ただ仕切りをなくすだけでは落ち着かないかもしれません。おすすめなのが、室内窓や引き戸などで「ゆるやかに仕切る」方法です。室内窓なら光や視線が抜けるので、ゾーニングしても一体感を演出できます。引き戸の場合は、個室として使いたい時は仕切り、それ以外の時は一体的な空間として使うといったように、使い方をフレキシブルに変えられるのが魅力です。
コンパクトな戸建てで課題になりやすい収納は、生活スペースを圧迫しない場所に設置するのがコツです。小屋裏やロフトを設けたり、階段下などのデッドスペースを活かしたりすれば、居住スペースを削らずに収納量を確保できます。
80〜90㎡台の戸建て|家事動線と収納を整える間取り
80〜90㎡台の戸建ては、スペースに一定のゆとりがある一方、毎日の動きやすさをどう設計するかで満足度が変わります。リノベーション時に優先して見直したいのが、キッチン・洗面・浴室といった水まわりの配置です。これらを1ヶ所に集約すると、洗濯・料理・掃除などの家事中の移動距離が短くなり、家事の時短や負担の軽減につながります。
もう一つ考えたいのが、リビングに隣接した和室の使い方です。築年数の経過した戸建ては和室中心の間取りになっていることも多く、リノベーションでリビングと一体化してスペースを確保するケースが少なくありません。
80〜90㎡台であれば、リビングの一部に組み込むのではなく、別の機能を持たせるのも一案です。例えば、小上がりにしてくつろぎスペース+床下収納を設けたり、在宅ワークや宿題用のワークコーナーとして仕切り直したりといった具合です。こうした従来の住まいにはなかったプラスワンの間取りアイデアを盛り込むことで、リノベーション後の暮らしの質が高まります。
100㎡以上の戸建て|広さを活かす間取り
100㎡以上の戸建ては、広さそのものが武器になります。一つ一つの部屋を広く取るだけでなく、空間に役割を持たせるゾーニングを意識するのが間取りのポイント。例えば、来客を迎えるスペースと家族がくつろぐスペースを分けておくと、家族の誰かのゲストが訪問してきた際も、他の家族が気をつかわずに過ごせます。
ただ、家が広くなる分、家事の移動が増える点は要注意。そこでおすすめなのが広さを活かした回遊動線です。水まわりや玄関をぐるっと回れるようにしておけば、複数の家事を同時進行したり、買い物からの帰宅時に荷物を最短距離でしまったりすることができ、広くても家事の負担を感じにくくなるでしょう。
これだけの広さがあれば、余白のある間取りもかないます。開放感抜群の吹き抜け、自分だけの時間を過ごせる趣味スペースや書斎など、スペースの使い方は自由です。広さに任せて単に部屋を増やすのではなく、目的に合う部屋を計画することで、満足度の高い間取りになります。
【平米数別】戸建てリノベーションの間取りアイデア事例10選
ここからは、大和ハウスウッドリフォームが手がけた戸建てリノベーションの間取り実例をご紹介します。平米数別に取り上げるので、自宅で活かせるアイデアはないか注目してご覧ください。
【60㎡未満】LDKを大移動したリノベーション

築55年・約53㎡のコンパクトな戸建てをリノベーションした事例です。もともと1階にあったLDKや水まわりを2階に移動。広いバルコニーから自然光が差し込む、明るく開放的な空間をかなえました。キッチンのすぐ裏側に水まわりが集約しているので、家事動線もコンパクトでスムーズです。
築55年の家をまるごとリフォーム!猫との暮らしを愉しむ、開放的な2階DKの家
【70㎡台】開放的なLDKをかなえたリノベーション

築36年・約70㎡の戸建てをファミリー向け賃貸住宅にリノベーションした事例です。2階にあった和室2間の間仕切りを撤去して、新たに広々としたリビングダイニングを設置しました。勾配天井で開放感を演出しているのもポイントです。1階にはワークルームを設け、子育て世帯でも在宅ワークに集中できるよう工夫しました。
勾配天井で開放的なLDKが誕生!上質でモダンな賃貸住宅へまるごとリフォーム
【80㎡台①】テラスとの一体感を生むリノベーション

築20年・約82㎡の戸建てをリノベーションした事例です。間取り変更の制約が大きい2×4工法のため、間取り自体は大きく変えていません。ただ、リビング階段の横に室内窓を設置して階段の明るさを確保。以前よりつながりを感じられる空間になりました。リビングダイニングのテラス側の壁を取り払って、屋外との一体感をプラスしているのもポイントです。
2×4でも大規模リフォームを実現。壁をなくし窓を大きくすることで開放的なLDKが誕生
【80㎡台②】ご夫婦の暮らしに余白を生むリノベーション

築33年・約86㎡の戸建てをリノベーションした事例です。2階の一部を吹き抜けにすることで、明るく開放的なLDKをかなえました。吹き抜けの隣は全館空調のためのスペースに。1階の玄関からすぐの和室だった場所には、音楽好きのご夫婦のために防音室を完備しています。ご夫婦二人暮らしにとってはゆとりのある広さを活かし、プラスワンの機能が充実した住まいになりました。
使わない部屋を思い切って吹き抜けに 開放感あふれる寛ぎリビング誕生
【90㎡台①】ゆとりを活かした明るく心地よいLDK

築40年・約94㎡の戸建てをリノベーションした事例です。細かく仕切られていた1階の和室や縁側をすべて一体化し、広々としたLDKを実現しました。かつてキッチンだった部分は洗面室に変更。時間に関係なく洗濯物を干せるので、共働きで忙しいご夫婦でも安心です。2階の洋室には「こもり感」のあるワークスペースを造作し、在宅ワークにも集中できるよう配慮しています。
昔ながらの和室が、くつろぎのLDKに一新!"家の時間"を愉しむ工夫も魅力
【90㎡台②】開放感と可変性を取り入れたリノベーション

築49年・約94㎡の戸建てをリノベーションした事例です。細分化されていた2階の仕切りを大胆に取り払って、4方向から日差しが差し込む明るいLDKをかなえました。広さを活かしてパントリーやワークスペースも完備。ワークスペースのあるリビングの一角は、あとから壁を作って子ども部屋にすることも可能です。シューズインクローゼットや個室の収納を新設し、ファミリーでも十分な収納量を確保しました。
ぬくもりと開放感あふれる、北欧ナチュラルな家へと一新!間取りの工夫で毎日を楽しむ
【100㎡台】仕事も趣味も全力で取り組めるリノベーション

築18年・約107㎡の戸建てをリノベーションした事例です。在宅ワークが中心ということで、ワークスペースを2階のリビングに併設。仕事も家事も、2階のワンフロアで済ませられる効率的な間取りです。かつて仕事部屋だった1階の洋室はシアタールーム、物置となっていた反対側の洋室は書庫として活用し、仕事も趣味も全力投球できる住まいに生まれ変わりました。
ストレスフリーな「職住一体」を実現!愛猫も喜ぶキャットウォークのある住まい
【110㎡台】オーシャンビューを活かしたリノベーション

築32年・110㎡の戸建てをリノベーションした事例です。オーシャンビューという強みを最大限に活かすべく、細かく区切られていた2階を開放的なLDKへと大胆に間取り変更しました。広いバルコニーから海を一望できるようになりました。キッチンの上部は勾配天井を活かしたロフトになっており、季節家電などもすっきり片付けられます。
海の景色を存分に楽しめるシーサイドハウス。永く安心して暮らせる家に再生
【120㎡超①】間取りで家事ラクをかなえるリノベーション

築19年・約149㎡のゆとりある戸建てをリノベーションした事例です。1階のLDKは、和室を含めて大きく配置を変更。上部に吹き抜けとトップライトを新設し、中心まで自然光が届く明るく開放的な空間をかなえました。2階にあった水まわりは1階に移動し、浴室・洗面脱衣室・ランドリールーム・勝手口を一直線で結んでいます。これにより家事動線がコンパクトになり、毎日の家事負担が軽くなりました。
2×4工法でも大胆な間取り変更を実現!吹き抜け×トップライトで開放感のある住まいに
【120㎡超②】回遊動線を充実させたリノベーション

築40年・約169㎡のゆとりある戸建てをリノベーションした事例です。1階にあった和室や広縁のスペースは、LDKの一部および同居するお父さまの個室として活用。アイランドキッチンで回遊できるようにするとともに、ウォークインクローゼットから浴室までを通り抜けられる回遊動線を導入しました。リビングのテレビボード裏に設けた造作収納も通り抜けできるつくりになっています。
使いやすくシンプルに。洗練されたデザインと効率的な家事動線を叶えた住まい
まとめ
今回紹介した平米数別の事例からも分かるとおり、戸建てリノベーションは、広さによって最適な間取りの考え方が異なります。
コンパクトな家は仕切りを減らして広く見せ、80〜90㎡台は動線と収納を整える。100㎡以上は回遊動線で移動距離を減らしつつ、余白を上手に活用する。面積に合った工夫を取り入れることで、どんな広さでも使い勝手のよい間取りをかなえられるのです。
「自宅だったらどのような間取りがいい?」「家族の希望をかなえる方法は?」など、戸建てリノベーションについて疑問がある方は、ぜひ大和ハウスウッドリフォームまでお気軽にご相談ください。50余年にわたって積み重ねたノウハウを受け継ぐプロが、お客さまの専任チームを組成。ご相談からアフターサービスまで一貫してサポートいたします。
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